KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

アメリカ急落も日本株は底堅い

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日経平均は本日反落。前日のNYはイギリスのハードBrexit気運が高まったことや、ホワイトハウスが年金基金に中国株投資を制限などと伝わり朝方から売られて始まりました。その後パウエル議長が短期国債買い入れによる量的緩和を示唆したことで急速に下げ渋ったものの、中国共産党幹部へのビザ発給制限報道を受けてまた売られ、3指数揃って1%超の下落となりました。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。ただ寄りを底値に次第に買い戻しの動き。中国株の下落も大したことないと確認されると、後場の日銀ETF買いも期待して更に買い戻しが進みました。売買高は13時15分時点で6億株台と低調。


投資判断は「買い」。今になって思えば、1日引けの先物「無いトコ引け」は警戒すべきでした。完全な高値で出たものではないにせよ、終値ベースでは年初来高値更新の形での「無いトコ引け」でしたから、買いが全開で突撃してしまい、それで「パチン」という音(以前書いた「コツン」の逆バージョン)に繋がってしまったかも知れません。

アメリカの景気指標(特にISM)で悪いものが相次いで、ミューチュアルファンドの解約や決算前による自社株買いのブラックアウト期間なども重なり10月は月初から急落となりました。

ここでシカゴ短期筋の為替の建玉を確認すると、1日時点でのユーロの売り建玉が高水準でした。1日は足元で最もユーロ安ドル高になったところであり、今後この短期筋の巻き戻しでドル安ユーロ高が進みやすい環境にあります。それは日本円にとっては間接的に重石になります。
https://www.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=5173

一方、アメリカVIX指数先物建玉に関しては、毎週記録しているわけではないので正確なことは言えませんが、1日時点で水準的には5月の過去最高水準に近づく15.5万枚となっていました。この買い戻しが10月に入ってから相場を不安定にさせた一因と見られます。
https://www.cftc.gov/dea/futures/deacboelf.htm

気になる米中貿易協議に関しては、個人的にはアメリカの方が追い詰められた形で、米中貿易戦争が(一気の解決はまだまだ遠いとしても)和らぐ(関税上乗せの延期など)期待感が高まってくるのではないかと思っています。ある種、市場の下落は金融緩和と貿易戦争の緩和の両方を催促し、適温相場への回帰を要求しているように思えます。

一方、アメリカとEUの関税問題に関しては、WTOを経由した正式なもので既出案件ですから、特に問題視されていません。しかしエアバスの問題でEU全体に関税がかかるというのは、フランス以外の国にはとばっちり。また嫌EUの風潮が加盟国に拡がってしまわないかどうか・・・。

ウォールストリートジャーナルでも「日本株は割安(楽観主義者の見立てでは)」という記事が。天下のウォールストリートジャーナルで日本株全体に対する言及はほとんどなく、特に前向きな論調で書かれているのはここ一年くらいで私は初めて見ました。

外国人が買い越しに転じて来たヒントがこの辺りにあるのかも知れません(有料記事ですが簡単に言えばアベノミクスはある程度は成功しており、日本株の業態バランス的にも為替さえ何とかなれば何とかなるという話)。その後も「日本企業が学んだ【株主への愛】、統治改革で成果」などと持ち上げる話が続いています。
https://jp.wsj.com/articles/SB12268957198964914247204585585440021248392

日本株全体を見ても、やはり指数寄与度の高いソフトバンクG(9984)がウィーワークのIPO延期問題などで売られ、そしてファーストリテイリング(9983)の月次が前年同月比4.2%減ということで、それぞれ日経平均の足を引っ張っています。逆にアドバンテスト(6857)は年初来高値圏で、この雰囲気、7月後半に似ています。つまり市場は安いのに半導体関連は高いという動きです。

もう一つはやっぱりREITが強いという点。やはり7月後半の頃もREITはグングン買われている時期でした。

チャート的には200日線などの各移動平均線の位置から見て、どんなに下がったとしても21250円辺りがせいぜいと思います。あるいはオプションの建玉に絡んだ節目が多いので、少なくとも独自要因でこれ以上の下値は無いと見られます。

これらから決してパニック売りが市場全体を覆っているような雰囲気ではありません。むしろ下落には秩序すら感じられ、大体チャートに沿ったような下落になっています。

なおチャートという点では私がよく言う「アイランドリバーサルの窓はいずれ埋める」という自己流理論がありますが、日経平均の方は9/12~10/2までの大きなアイランドリバーサルを形成しました。ですから昨日一部埋めましたが、21725円辺りまでの回帰は見られそうです。

なお10/4は投資の日でした。「投資の日の寄り付きから大納会までの日経平均」は直近10年間で9勝1敗という成績になっています。ただ残念ながらその1敗が昨年であり、しかも大幅安でした。一応昨年はその10月4日にペンス副大統領がワシントンのハドソン研究所で演説した対中強硬講演以降、株価が急落したという事情がありますが、今年は果たして。


新興市場も「買い」。本日は両指数共に軟調マザーズは指数寄与度の高いメルカリ(4385)がPaypayフリマの登場でショック安。一方、直近IPOAICROSS(4476)マザーズ売買代金の半分近くを占める大商いで盛り上がりましたが、こちらは指数にまだ採用されていないので影響がありません。値動きのある銘柄のみに買いが集まるという感じです。


ポートフォリオ銘柄】
カナディアン・ソーラーインフラ投資法人(9284)は続伸でまた上場来高値更新。アメリカでまた長期金利が低下し、本日もREIT指数が高値更新の動きになっています。それに合わせる形でインフラファンドもそれぞれ高値更新。利回り6%超のインフラファンドを黙って持っていれば良いという地合です。


トッパン・フォームズ(7862)は反発。昨日後場日本年金機構が発注する「ねんきん定期便」などの発送業務をめぐり、事前に受注予定者を決める談合を行っていた」ということで、ナカバヤシ(7987)や共同印刷(7914)などと共に立ち入り検査を受けたと発表。昨日後場に売られる展開になりました。

まあ悪材料であるには違い無いですが、こういう材料で売り転換した銘柄はほとんど見たことないですね。ただ先般線虫関連で飛びついた買い主体があったので、その分の投げ売りは出たかも知れません。まあよっぽど困った結果になっても凸版印刷(7911)がリクルートHD(6098)を売った豊富な現預金で何とかしてくれるだろうと思っています。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。