KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

獅子丸

昨日は実家の町内で3年ぶりの秋祭りでしたこの辺は各町内一斉に秋祭りのシーズンで獅子舞が出ます昨年も一昨年もコロナで中止となったことで、今年は一層力が入っていたように見えます

大昔に紹介したことがありますが、この辺りの獅子舞は単に獅子が舞っているだけではなく、その獅子を天狗達が退治するというストーリーがあります。最初は村の若い者が獅子を退治にいきますが、獅子に致命的なダメージを与える事ができません。まだ幼い子供も鈴で獅子を惑わせにいきますが、獅子は大人しくなりません。

そこで天狗に獅子退治をお願いします。天狗はまず渦巻きが描かれた笠をクルクル回して獅子の目を回します。弱ったところで両端に火の付いた棒をグルグル回して獅子を牽制します。

最後はいよいよ槍でとどめを刺そうという事になるのですが、獅子だって黙っていません。獅子の反撃に天狗は手を滑らせて槍を獅子の前に落としてしまいます。それを何度か拾いに向かうのですが、獅子に両足を噛まれ天狗は負傷。それで怒った天狗は刀を抜いて獅子に斬りかかります。何度か斬りかかると獅子は動かなくなります。

遠巻きに警戒している天狗はしばらく様子を見ていますが、獅子は動きません。やっつけたと思い獅子の頭に座って鼻を高くし、自分の功績を誇示します。しかし獅子は突然動き出しまた天狗に襲いかかってきます。そんなすったもんだの挙げ句、最後は天狗が槍でとどめを刺して獅子殺し完成というわけです。

何となく天狗の間抜けさと、獅子の復活が民族的に民の感じる漠然とした生活の中の不安を連想させるような感じがして興味深くあります。子供の頃は踊りと笛太鼓の賑やかさが楽しかったのですが、今はそういう見方からまたひと味違った楽しみ方ができます。

娘も3年前に見て以来、久しぶりの鑑賞となりました。太鼓などの迫力に加え、獅子が家の中に入っていったり、リズミカルな天狗と獅子の動きが面白いそうで楽しみにしていたのですが、今年ようやく再開にこぎ着けました。

3年もブランクがあったら、動きの継承が出来なくなるのでは無いかと個人的に心配していましたが、特に問題無い様子獅子舞は変わらず迫力があって良かったですまた、参加する子供達にハーフの子が居たりして、時代も感じさせられました。

しかしこれら一連の流れが終わるまで小一時間かかります今の時短の世の中に合わせる必要は無いですけど、正直もう数分短くならないものかなと思ったり夜8時から見ていたのですが、娘の寝る時間も近く、最後はぐったりしていましたまた来年無事に見られれば良いですけれど。