KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

トリプル解除なるか

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前日のNYはFOMC前の様子見機運で、金曜下落の反動から3指数揃って小幅高。ただ引けにかけて値を消し、売買高は少なめ。マグニフィセント7は揃って上昇も、NVIDIAのAI技術カンファレンスを控え半導体指数のSOX指数は横ばい。なお、引け後に行われたファンCEOの基調講演を終え、NVIDIAは時間外で2%弱の下落。中小型株指数のラッセル2000は軟調WTI原油先物は83ドル手前まで上昇。


投資判断は「売り」。まず先週のアメリカ市場に関してはCPIが予想を上ブレたにも関わらず株が買われた点は意外でした。元々相場が崩れておらず、循環物色が続いていたので地はしっかりはしていました。ただ商い自体は低調。低調ながら高値をとってきた部分を評価すべきか、あるいは熱の無い上昇を危惧するべきかはちょっと判断が難しいところです。

NVIDIAに関しては、キャシー・ウッド氏がNVIDIAなどの半導体株に対して「半導体のリードタイムが短縮し、供給が緩和されてきた」というような発言をしています。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-03-10/SA5JVOT1UM0W00

まあ著名人の発言はポジショントーク(特にウッド氏は昨年5月の急騰前にNVIDIAを売却してしまった)なのでその分は割り引いて考える必要はありますが、個人的な意見としても以前書いたように大部分の客が付いてこれるとは思えず、やり過ぎだとは思っています。とにかく下げ止まりが注目されます。

本日決まるとされる日銀のマイナス金利解除観測については、しっかりしたアドバルーンだと言えそうです。早めに織り込ませることで、実際の解除後のダメージを減らそうとしているのでしょう。今回の流れに関しては個人的に評価しています。

日銀が先週の下落局面でETF買いをしなかったのも、事前に日銀の姿勢を織り込ませるメッセージとして意味がありました。日経平均が最高値を超えてきたのに、まだ日銀の買いを必要するわけはないでしょうし、そもそも緩和傾向を止めようとしている中で日銀ETF買いを続けるのは理屈に合いません。たかだか600億円規模で入ったとしても影響は知れていますしね。

大企業の春闘の結果も出そろいましたし、マイナス金利解除のタイミングとしては今が適切なような気はしますが。遅れると株や政治日程などの変動で、またできなくなるかもしれませんし。まあ確かに展望レポートを出す4月のタイミングで大きな政策変更が行われるのが一般的ですが。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFL103Q6TQ4A310C2000000/

チャート的には日経平均パラボリックが暗転。昨年11月、また今年1月も2月も一ヶ月ほど陽転が続いて、一旦暗転するととりあえず1週間は上値追いが止まっています。

ところで最近「あれ?」と思ったのは、ルネサスエレクトロニクス(6723)が定期昇給半年見送りと報じられて売られたこと。これまでは人件費上昇がコスト増と嫌気されて下がるのが通例でした。こちらも確かに優秀な人材流出が懸念されれば売り材料になるわけですが、これまでとは株価の動きが違ったように見えました。

なお、本日引け後にまた最新のものが出ますが、先々週末の信用倍率は前週4.3倍→4.6倍に上昇。売り残はほぼ変わらず、買い残が膨らみました。買い残4.3兆円は07年8月以来の水準。ただ、当時に比べて株価が上がって売買代金も倍以上に膨らんでいるので、そこまでビックリする話ではありません。しかし高値圏でもまだ積極的に買い向かう肉食系投資家が増えたことは注目です。実際、先週までの高値からの下落で追い証が大量発生したという話も。


新興市場は「中立」。昨日のグロース指数は反発。金曜の反動もあって一転2%超の上昇と高値引け。ただこちらは口悪く言えば買い方が所詮烏合の衆なので、旗色が悪くなるとすぐに人気が離散します。宇宙関連なども思ったよりすぐに資金が逃げますし、外国人投資家もすぐに売りに転じます。

確かに短期で上がる銘柄も多いですが、入るには覚悟が必要です。個人的にはグロースに入るくらいなら、スタンダードの低位株に入った方がまだマシで効率が良いように思います。



ポートフォリオ銘柄】

フロイント産業(6312)は昨日続伸。こちらに関しては、ここから来るであろう小型株受難を見越して、本日寄り付きで一旦ポートフォリオから外すことにします。ただテーマ性もあって良い銘柄ではあると思うので、また下値でのエントリーを狙っています。


売りポートフォリオファーストリテイリング(9983)も昨日続伸。また日経平均を持ち上げるために胡散臭く買われ、最高値更新。遂に日経平均の指数寄与度は11.59%に急上昇となりました。ウエートキャップなんか知ったことか、というような先物買いの指数操作に利用されている感じです。

ちなみに上位4社「FAST」の合計は29.7%ですが、これは先月末から大きく変化がありません。この4社で30%以下に収まるように操作しているのでしょうね。つまり半導体が上がったらファーストリテイリングが相対的に下がるという具合ですね。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。



ミラージュランドに行ってみらーれ その1

昨日は地元の遊園地である魚津ミラージュランドに行ってきましたまあ大体年一回ペースで行くのですが、いかにも地方のこじんまりとした遊園地で、かれこれ40年以上前に出来たところです。施設的にもだいぶ年季が入っていますが、適度に入れ替えもあり、小学校低学年くらいまでならば十分ご満足いただける仕様になっています

我が娘は気に入っているようで「ミラージュランドに行こう」と言ったら、無茶苦茶テンションが上がっていました一方、今まで特にディズニーランドにもUSJにも行きたいとは言いません。むしろ親の方が行きたいくらいで、YouTubeなどで現地の動画を見せたりするのですけれど、あまり関心がない模様。まあ親としては近場で安く済んで助かりますし、人が程々にしかいないので、乗り物も待ち時間なくすぐに乗れます

乗り物毎のチケット制で、入場料もかかりませんしかもそのチケットは無期限で、使い残しは次回以降いつでも使える・・・のだったのですが、実は今年から有効期限が設けられてしまいました個人的には「ひょっとすると、この遊園地もいよいよ終了に向けたカウントダウンでは・・・」と勘ぐっていますが、ともあれまだ大丈夫です

昨日は天気も良く、気温も程々に上昇。また丁度今シーズンのオープン初日でもありました前回行った時の使い残しがたくさんあったので(いつ閉鎖されてしまうかわからないというリスクもあったので)、近いうちに行きたいとは思っていました。そんなわけでお昼前に我が家を出発しました懸念は花粉のみでしたが、家の中よりは外の方が花粉被害が無い感じではありました。(つづく)

いよいよマイナス金利解除か

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金曜の日経平均は反落。前日のNYは小売売上高は予想を下回って、PPIは予想を上回り、長期金利が4.3%まで急伸。3指数揃って軟調となりました。半導体株指数のSOX指数は1.8%の反落。WTI原油先物は81ドル台に上昇。引け後に決算を発表したアドビが低調な売上げ見通しを発表し、時間外で10%超の急落。生成AIの競争激化懸念が嫌気されました。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。ドル円は148円台を回復したものの、昨晩今度は時事通信社が「3月日銀金融政策決定会合でマイナス金利解除へ」と報じ、改めて売りが入りました。ただほぼ寄り付きを底値に買い戻しの動き。TOPIXは早々にプラス転換しました。買い戻し一巡後は改めて上値が重くなるも、中国株が始まったところでまた買い戻しが出ました。

後場は一段と買い戻しが入りプラ転の場面も。ただそこまでが限界で、半導体関連株中心に売られ、寄値近辺まで値を下げるも、引けにかけては前引け近辺まで買い戻されて終えました。売買代金は引けでFTSEリバランスに伴い1.8兆円嵩上げされ5.8兆円台の大活況。REIT指数は後場失速しましたが続伸でした。


投資判断は「売り」。金曜のNYは長期金利が4.31%に上昇し、ハイテク株中心に3指数揃って軟調。クアドルプルウィッチングでかつこちらも引けでFTSEのリバランスがあり、商いは大活況でした。ドル円は149円台に円安が進捗。それらを受けた日経平均先物は38660円となっており、週明けの日本株は堅調なスタートが予想されます。

雇用統計に関しては、毎回同じ事を言いますが、随分といい加減な指標です。2/2に出た1月分の数字は雇用者数が予想を大きく上回って株価が大きく上がりました。当時はもう利下げ開始が織り込まれていたので、景気の良い指標がプラスでした。それが今回大きく下方修正。

そして今は利下げタイミングの後ズレが意識され、悪い経済指標を欲する時に悪い数字が出る。中国のGDPが怪しい・・・と言っているおたくの統計もかなり怪しいですよ、と言いたい私です。

最近は陰線が目立っていたアメリカ市場は、売りのきっかけも求めていたと思われます。既に6日までの一週間でテクノロジーファンドから過去最大の44億ドルが流出していたという話もあります。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-03-08/SA10PKT0G1KW00

一方、アメリカの個人投資家は強気です。そういう意味ではだいぶ乗り遅れていた投資家も舟に乗り込んできたように感じます。あとはいつ重みに耐えかねて舟が沈むのか・・・という段階。ただアメリカは単にこれまで買われた半導体株が売られたことが大きいだけで、金融、エネルギーといったところはちゃんと買われています。日本でも先んじてハイテクからバリュー株へ資金がシフトしていましたが、アメリカでも循環物色が続いています。
https://www.aaii.com/sentimentsurvey

商品市況に関しては注目はやはり金です。ビットコインと共に資金逃避の対象になっている形で、金はチャート的にも2100ドル弱にあった高値の節目を先週上回ってきており、今後は何かと理由を付けて(景気悪化の金買い、利下げによる金買い、ビットコイン下落の金買いなど)買われそうな感じです。金関連のETFなどは長期目線で買えそうです。

日経平均のチャート的には、先週の日足をまとめて包む、高値圏での「包み陰線」が7日に出ました。またMACDパラボリック共に暗転してきており、チャート的には天井圏を示唆しています。まあそもそも日経平均ファーストリテイリングが買い支えるズルイ上昇ですから、メッキが剥がれると、ファーストリテイリング以外の銘柄のとばっちりが大きくなります。

需給面ではイスラム圏がラマダン入りということで、欧州経由のオイルマネーは入り辛い感じもあります。個人的には、元々ラマダンで自粛するような敬虔なイスラム教徒が投資でガンガン稼ごうと思っているようには思えないので、ラマダンは関係無いような気はしますけど。ただ「入り辛い」というアナウンスメント効果はあるかも知れませんね。

また、期末に向けてやはり持ち合い解消売りが進みそうです。京成電鉄(9009)によるオリエンタルランド(4661)の一部売却が伝わり、前者は結局解消売りが中途半端で期待するほどの配当を出せず、むしろオリエンタルランドより売られる動きになりました。どちらにとってもルーズルーズな結果でしたね。やはり売られる側に流動性向上がプラスになるとか自社株買いできるとか、何らかメリットがないと厳しいですね。


新興市場は「中立」。金曜のグロース指数は続落。2%超の下落となり、ここ一ヶ月の上げを結局全戻ししました。特にグロースCore指数の下落が大きく、未だ採用されているビジョナル(4194)を始め、海外公募などで急落したiSpace(9348)、決算で急落したMacbee Planet(7095)辺りが足を引っ張った模様です。復活はいつの日か・・・。


ポートフォリオ銘柄】

日本マクドナルドHD(2702)は小動き。ただ引け後に世界的なシステム障害が発生し、大部分の店舗が営業休止に。障害は復旧したようですが、一日の売上が10億円くらいの計算になる上、恐らく一番書き入れ時の金曜夜から土曜昼にかけて障害を食らったのは痛いですね。まあ株価には影響なさそうですけれど。


売りポートフォリオファーストリテイリング(9983)は続伸。また日経平均を持ち上げるために胡散臭く買われ、遂に日経平均の指数寄与度は11.36%に。もう日銀はETFを買いませんし、同社を成長性の観点から買っている人は皆無と見られるので、単純に指数操作目的で買われているだけですね。値動きに付いていく人も多いのでしょうけれど。


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いやぁ、映画って本当にいいもんですね

Disneyプラスでインディージョーンズの最新作を観ました本当は映画館で観たかったのですが、前作がイマイチだったのと、興行収入もネットなどの評判も悪かったので、テレビやサブスクで良いかなと思ってスルーしたのですが、期待値が低かった分、個人的には面白かったです見ず知らずの他人の口コミなんて本当にアテにならないものですね

新作も、良くも悪くもインディージョーンズでした。お決まり、お約束の「そんな都合良いことあるか」とツッコミたくなるスリリングかつコミカルなアクションの連続気持ち悪い虫や裏切りに遭いながらも、バイオハザード的な(といってもインディージョーンズの方が先ですが)謎解きを進めて、最後にはハッピーエンドという具合。ファンなら納得の展開ですね

ただ作りは、我々の眼が肥えてしまったのか、粗さが目立ちもします。昔はハリウッドならば映像技術の最先端でしたが、今は日本を含めた海外やNetflixなどのサブスクが力を付けて、合成などでも本当に自然でキレイです。しかし今回は「こりゃ合成だ」とあっさり思ってしまう感じ

今一作ずつ戻りながら、子供の頃との受け止め方の違いを感じながら観直しています。子供の頃はアクションシーン主体でしたが、今は話や登場人物の会話をかみしめながら楽しめますしかし80になってもハリソン・フォードはやっぱり格好良いですねあんなお爺ちゃんになりたいですそれにはまず腹筋が割れるくらいに運動しないといけませんね・・・

SOX指数が反動安

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前日のNYは翌日にPPIなどの発表を控えて高安マチマチ。30年債入札は好調でしたが長期金利は4.19%に上昇。売買高は低調でした。前日上昇した半導体株指数のSOX指数は2.5%の反落。Intel国防省からの補助金計画撤回と伝わり4.4%の下落。AMDも過熱感から指摘され4.0%の下落。WTI原油先物アメリカの原油在庫減少を受けて80ドル手前まで上昇。


投資判断は「売り」。一番日経平均を押し上げるのは結局半導体、もっと言えばNVIDIAの株がどうなるかに尽きます。今のところまだNVIDIAの勢いは途絶えていませんし、日本の半導体株にも本質的な衰えは見られません。理性的かつ客観的に分析すると、まだ相場反転の兆しは出ていません。

相場が急落するには買っている人をパニックに陥れる必要があります。そしてそれは「最近買った人を」と上に付ける必要があります。例えば1ヶ月前に買った人が多少下がったからといってパニックになる必要はありません。含み益が残っているでしょうから。ですから急速な反転が起こりえるような状況ではありません。

バブル的な相場が劇的に終わるとするならば、もっともっと相場に過熱感が必要です。焦って買うような人をもっと巻き込むような。あるいは、それは私が再三再四言うような「パチンと弾ける」くらい派手に乖離や歪さが広がり、どこかのファンドが破綻するくらいの事象が起こり、不安感が増幅され・・・というような事態になれば、順張り肉食系投資家が「今度は空売りで儲けてやろう」と勇ましく売りを入れてくることで実現する可能性もあります。

今現段階での私のイメージは「あれ、いつの間にか高値を超えられなくなって、買いに勢いが無くなったぞ」と後々気付くような緩やかな下落パターンです。

確かにテクニカル的な過熱感や4万円超えというような高さはありますが、別に日本株だけが高いわけではありません。欧米も台湾もインドも最高値圏。歪さはあくまで日経平均TOPIX、大型株と小型株の中に存在するだけなので、スピードの速さはありますが、ドル建て日経平均の高値更新に違和感はありません。

やはりまだドル建て日経平均TOPIXの最高値更新まで距離があり、余地があることが一つ背景にあります。そういう意味で日経平均4万円という数字にこだわるのは本来ナンセンス。

今回は皆「バブルではない」と口を揃えます。個人的には皆がそういうのでバブルなんじゃないかと思うのですが、まあそういう私も「本質的にはバブルじゃないけど、指数はバブル的である」と思っています。というわけで日経平均はきつめに下げる素地がある一方、「バブルではない」TOPIXの方が底堅く推移するので、日経平均の方も一定の緩衝材があり、一気呵成の大崩れしないというような見解です。

そうこうして日本株が高値更新をなかなかしなくなった間に、アメリカ辺りが崩れてきて、今買いの材料としてあげられているいくつもの要素自体には変化が無いのに(例えば東証のPBR改革や、新NISA効果など)、誰もそれを口にしなくなって一相場終わる。次に上がるのは大統領選挙後か?・・・というような感じでしょうか。

アメリカではヘイリー氏の撤退が伝わり、トランプ氏が次期大統領とみなされる「ほぼトラ」の状況になってきましたが、やはりこうなってくると企業は設備投資計画が立て辛くなっているようで、この辺りがまた機械株には重石になってくる状況。

個人的には恐らく今回はもし11月の大統領選挙でトランプ大統領になったら、今度は株は下がるんじゃないかと思っています。というのも、前回は「全く期待されていなかった人が、思った以上の仕事をした」ことが評価されました。ところが今回は「前回やってくれたから、今回もやってくれるだろう」とハードルが上がっています。歴史的にも世の中が混沌としてきたら、大衆は力のある強権的な独裁者を求め、問題を解決してくれることに望みを託すものです。

あと、パウエル議長に対して厳しい言葉を投げつけていますが、本当にパウエル議長を更迭するようであれば、幾多の金融危機を乗り切ってきた凄腕議長から、未知数の(大統領の息のかかった)新米が議長に交代することになります。

過去の経験則上、市場は新議長を試す機会を作る、すなわち相場を急落させてその対応手腕を見極めることをするので、厳しい場面が訪れそうです。そういう意味で大統領就任前がピークであり、来年のアメリカ株は厳しいことになるのではないかと思っていますが、いずれにせよそれはまだまだ先のお話。

目先の話として、やはりマグニフィセント7の変調が一番効いていると思います。特にApple、TeslaはNASDAQの高値更新波動に反比例で下がっていますし(その資金をNVIDIAが吸収)、AIで負け組とみなされているGoogleも下値支持線を割り込んで今年のパフォーマンスはマイナスとなっています。


新興市場は「中立」。昨日のグロース指数は反落。11日の下落で空けた窓を埋めてから改めて下がる動きになっていますが、下値は切り上げている形。ただ昨日は引け後にiSpace(9348)が海外公募を発表。昨日のカイロス打ち上げ失敗で宇宙関連の人気が離散している上に、他の市場でも仕手化していたような銘柄が軒並み急反落となっていて、短期資金にとっては厳しい局面になっています。


ポートフォリオ銘柄】

売りポートフォリオ川崎汽船(9107)は続落。3/1に大陽線を付けたところで買いが出尽くした格好で、その後は陰線を続けた下落になっています。他の海運株も75日線を割り込んで、すっかり人気は蚊帳の外。期末に向けて若干戻す場面はあるかも知れませんが、基本的には天井を打ったと見て良さそうです。


一昨日より買いポートフォリオとなったSPDRゴールドETF(1326)は昨日反落。昨日はビットコインがまた最高値更新となりましたが、金もしっかり。ジワジワとこういった商品に資金が入り込んできている形です。ドル建ての金価格は3月に入ってから明確に2000ドル強の歴史的抵抗線を上回っており、長期目線でじっくり取り組みたいところ。


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粉頸の交わり

いよいよ花粉の季節がやってきました2月の時点から兆候はあったものの、ジワジワと本格化私の場合、この3月、4月でピークがきて、その後は落ち着くのですが、今年は2月から少しずつ始まっていたので「このまま身体が慣れて、大したことなく終わらないかな」と希望的観測を持っていたのですが、やはりダメっぽいです・・・

私の場合は耳の奥が痛くなってきますあとは目、鼻、喉がやられると共に、足が痒くなったりその他内蔵系も調子が悪くなりますまあ夜寝る時にムズムズして寝付きが悪いですし、朝も早くからムズムズして起きてしまいますそういった睡眠がよくとれないことも、身体全体の不調に繋がっている感じです

とか言いながら、今まで花粉で病院に通ったことはありません何とか目薬をさしたり、飴を舐めたりして対応していますまあ加湿器もほとんど効果が無いので、結局我慢しているだけ、というのが真相ではありますが

私だけでなく、嫁や娘も咳が出るようで、それぞれこの季節には難儀していますしかし私は杉を始めとする植物らに恨みはありません。まあ結局人間が悪いだけですからね。何とか仲良く共存共栄の道を探りたいものです

SOX指数続落

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前日のNYは翌日にCPIの発表を控えて高安マチマチ。長期金利は4.1%に微上昇。売買高は低調でした。半導体株指数のSOX指数は1.4%の下落。NVIDIAが2%の続落となった他、ロックアップ解除が近いアームが3.6%、トランプ氏に「国民の敵」と名指しされたメタが4.4%の下落。WTI原油先物は78ドルに小反発。ビットコインはイギリス当局によるETN許可を受け7.2万ドルを超え過去最高値更新。


投資判断は「売り」。今がバブルかバブルではないかという議論に関しては、前にも書いたように銘柄や指数的にはバブル感はあるが、本質的にはバブルではないと思っています。バブルではないという理由の一つに、89年はPERが60倍にもなって、不動産バブルが根源だったという言い方がされます。また当時は皆がバブルという言葉を知らず総強気でした。今はそうでないからバブルではない、と。

ただ当時は今ほど大型株に資金が集中していなかったと思われますし、先物空売り、オプションなど指数を巡る金融商品が発達し過ぎて指数プレイの度が過ぎているので、誰も天井の予測が出来ていません。だからこそ更に上値は追いやすくあり、適正な値が付かない。そういう意味でバブル的だと思っています。

繰り返しになりますが、ドイツですら最高値更新波動となっていた中ですから、日本株が最高値を更新することに異議はありません。ただ指数構成の事実上、34年前の高値は参考値であり、最高値更新自体は事実上今年に入ってから進捗していました。特に1月中旬から為替も大きく円安に振れたわけではないのに買われており、欧米のようにゴルディロックスである、という生ぬるい言葉で片付けられるようなスピードではありません。

直近の安値と言える投資の日、昨年10月4日からの上昇率を見ても、日経平均は27.2%、TOPIXは20.2%、グロース指数は6.2%という位置づけ。ちなみにTOPIXコア30は26.3%、TOPIX大型株指数は23.8%、小型株指数は15.7%という具合です。

ちょっと話が脱線しますが、投資家の間で話題の、あのタワー投資顧問の運用部長で日本一稼いだサラリーマンとして話題になった清原達郎氏の本を早速読みました。前半部分を要約すれば「少数派になれ」「誰にも期待されていない割安小型株を買え」「大型株は参加者が多過ぎて株価分析ができないから触らない」「PERはアテにはなるがPBRはアテにならない」というような感じでした。

この小型株劣勢の中でこの本が出たタイミングもまた因縁を感じますが、やっぱり周りを見ても、またネットの「億りびと」の意見を聞いても、大成功している人の王道は割安小型株に見出した自分のアイデアを信じて待ち続けた人ばかりなんですよね。

勿論、この人は小型株で成功した人なので小型株の話になるのは当然ですが、やはり今の大型株で勝つ相場は「力任せ」に過ぎない感じ。そういったイケイケハイボラ相場や、かつてのITバブル、新興バブルで稼いだ人って一時的で残らないケースが多いです。本の中の小話にもありましたが、28勝2敗して、その2敗で破産する・・・という人多いですから。私の周りにもいます。

今やすっかり大物投資家となった井村俊哉氏も今年のパフォーマンスは△2.7%なのだとか。一方、テスタ氏は生涯利益100億円到達ということで、勿論この波に乗れるに越したことはないのですが、海外著名投資家も揃って今の相場には疑問を呈していますし、大型株にやり過ぎ感があるのは事実と言えます。今は雌伏している中小型株に、自分独特のアイデアで成長の原石を探す良い時期なのでしょうね。私も何とか独自のアイデアを皆様に提供できればと思っていますが。

ビットコインの急騰ぶりが話題です。ただビットコインは近年は株式市場と切り離された存在でしたが、ETFが上場し金融機関やヘッジファンド保有するところが増えると、当然影響が出て来ます。今はそれが順の循環を生んでいますが、もし逆回転したら案外市場が想定していなかったリスクに繋がるかも知れません。

そして金も3月に入った途端に買われた点も注目です。長期金利の低下が金の買いに繋がった形ですが、全般的に出遅れ物色が拡がっているような感じもあります。先週は穀物も遂に反発の兆しが出て来て、原油も高止まり。商品市況はリスクオンの流れが出て来ています。ドル安が商品市況の押し上げに繋がっている形。


新興市場は「中立」。昨日のグロース指数は昨日続落。金曜同様にAI関連株やここまで買われていたさくらインターネット(3778)、住石HD(1514)といった短期筋大好き銘柄が軒並みストップ安となったことが響きました。200日線も割り込んできており、やはり地合が崩れるとこういう小型株の下落の方がより大きくなります。アメリカでも中小型株指数のラッセル2000が軟調でした。


ポートフォリオ銘柄】

売りポートフォリオファーストリテイリング(9983)は昨日続落。特に後場下げ渋る動きでした。確かに既に浮動株の大部分を日銀が確保しているのですから、少しでもまたファーストリテイリング玉を買い上げる動きが出れば下げ渋りやすくなります。今回の結果で、またファーストリテイリングの寄与度は11%超え(他の銘柄がファーストリテイリング以上に下げたので)。


そして今回は買いポートフォリオとしてSPDRゴールドETF(1326)を取り上げます。珍しくETFを挙げますが、やはり足元の世界的な金価格上昇は長期的に続きそうです。株が下がっても、世界的に緊張感が高まっても、またアメリカで利下げが始まっても買われる要素があります。唯一のマイナス材料は円高くらいでしょうか。

本日の寄り付きから買いポートフォリオ入れとし、目標株価は現段階では特に定めないものとします。


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