KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

敗者

ようやく現場に到着すると母は疲れ切った様子で呆然としゃがみ込んでいました(T_T)交差点には車の破片が散乱し、衝突部分には相手の車の塗料が付着。車のフロント部分からは謎の青い液体がポタポタこぼれ落ちています(後にラジエーターの液と判明)。道行く車は母の大破した車を「あーあ、やっちまったなー(-。−;)」とクールポコばりに横目で通り過ぎて行きました。

車の中を覗いてみると、今となってはガスが抜けてしぼんだエアバックがハンドルと助手席から出ていました。実際には未使用のまま廃棄されるエアバックがほとんどだと思いますが、その役目を無事果たし終えた母の車のエアバック。彼は満足のうちに昇天できたのでしょうか?車内はそのガスの臭いが充満していました。ぶつかった際に煙がもくもく出てきたため(後にそのエアバックのガスと判明)、母は「爆発する!(××)」と思って、ハリウッド映画の脱出シーンさながらカバンを持ち咄嗟に車外に飛び出たそうです( ̄Д ̄;;

うちの車は半寝たきりの父を乗せるために福祉車輌になっていました。それは2007年11/21のブログにも書いたように、厳しい条件にほぼ合致した中古福祉車輌がネットで検索していたら奇跡的に地元富山で見つかって、更に奇跡的に値引きして買えた奇跡の車だったのです。それをたった1年半でオシャカにしてしまったうちの母(T_T)

「エアバックが出た車は廃車だよ(-。−;)」
と一般的には言われます。なので私もまた奇跡の車を探さないといけないのかと思うと、ショックもエアバックより一層大きく膨らみました(T_T)

間もなくして保険会社から連絡を受けて、提携先のカーディーラーが代車を運んでやってきました。道路の脇に放置されていた事故車をディーラーの方が交通量の少ない道路の脇にまで移動。凹んだバンパーとタイヤが擦れ合って嫌な音を放ちながら動いていきました。

ちなみにディーラーの方に「廃車ですかね?(-。−;)」と聞いてみたところ「うーん、エアバック一個に20万位かかりますから、結局新車の方がお得な場合も・・・(-。−;)」という答え。しかしこのタイプの福祉車輌をまた探すとなると大変です。できれば直した方が良いのですが・・・(つづく)

さて、修復可能な日経平均は本日反発。前日のNYダウは米国債の入札が不調だった事から一時売られたものの、予想を上回る2月の新築住宅販売や耐久財受注が発表されて続伸。GSに続きバンカメも公的資金の返済を申し出た事も、金融不安の緩和を期待され好材料に。

それを受けた日経平均は80円程ある配当落ち分の影響から朝方こそ安く始まったものの、すぐに切り返す展開。為替が98円台に乗せて円安方向に振れたことも支援材料となり、徐々に買い戻されました。結局は配当落ち分を埋めてお釣りが出る156円高の高値圏引け。一般的に配当落ち分を一日で埋めると強い相場になると言われますが、実に3年ぶりの達成だそうです。またTOPIXは9連騰となって2004年8月以来の記録に。

投資判断は「買い」。基本的には強気の買いと見て良い程の勢いを今の相場は持っています。日経平均の25日線との乖離率も12%を越え、ボリンジャーバンドは+2σを抜き、短期的には過熱シグナルが点灯しています。しかし前回も書いたように今まで受け入れられてきた負の過熱感が、逆回転して受け入れられなくなる道理もないので、素直に買いにつくべき流れと見るべきです。得てして過熱感は相場の転換点を示唆します。

本日発表された先週の株式投資主体別売買動向によると、外国人投資家が10週ぶりに買い越しに転じた模様。幅はまだ小さいものの、これも一つの相場の転換点を表すものと思います。このまま月末にかけて年度最後のドレッシング買いもありそうですが、新年度入りする来週は日銀短観の発表もあり、潮目の変化が起きるかも知れません。月内はとにかく強気で大丈夫そうですが、あとはアメリカでGM問題に余計な事が起きなければ、新年度も安泰だと思いますが果たして。

ちなみに「株屋は信用ならない」と言った総理の内閣から株取引で平田財務副大臣が辞任するという皮肉な事態になりました。特段マーケットには影響ないでしょうが、中川さんに続き財務関連の要職の人が次々辞めていくのは好ましい事態ではありません。今なら解散総選挙へと話が進展しても株式市場への影響が薄そうですから、やるなら今の内なのですが、多分空気の読めない与党にそれを期待するのは無理な話なのでしょう。

新興市場は「強気の買い」。本日は全体的に軟調。大型株に資金を完全に奪われた格好で、新興株は蚊帳の外というところです。ただ前回も書いたように権利落ちを過ぎれば新興株・低位株に買いが集まってくる相場になると思っていますので(一部低位株は既に始まってしまいましたが)、そろそろ勝負を仕掛けても良い頃合いだと思います。

ソフトクリエイト(3371)は続落。本日は配当権利落ち15円と優待があったため、その分下落したという感じ。昨日は出来高が4万株を越え、実に2006年2月以来の出来高。ただその内訳は日証金で推察するところ現物買いと空売りを組み合わせたいわゆる「優待タダ獲り」の仕業の様子。しかしお陰で逆日歩が4円付きましたから、ほとんど無意味でしたでしょうね。タダより高いものはありません。

ところで同社は先日「特価.com」事業をストリーム(3071)との間で作る株式会社特価.comに譲渡すると発表。SI事業に特化する姿勢を示しています。個人的には選択と集中によって、良い材料であると見ています。ただ見た目は売上や営業利益が大きく下がりますから、何も知らない人にしてみればマイナスに映るのでしょうね。

ちなみに最近忙しさにかまけて、ほとんど個別銘柄のフォローレポートを書いてこなかった私ですが、近日久々に同社のレポートを皮切りに再開してみようと思っています。多分日曜アップで月一銘柄ペースでのスタートとなると思いますが、また読んでやってください。

ソネットエンタテイメント(3789)は続伸。配当落ち分の下落をこなして強い動きが続いています。親会社ソニー(6758)は昨今の戻り相場やメリルの投資判断引き上げもあって戻り歩調。75日線も上向いて上昇トレンドとなっています。同社もようやく75日線に到達した格好ですが、MACDの好転もあって一目均衡表の雲にも難なく突入し「三役好転」も間もなくですから、もうしばらくの上昇は素直に期待して良さそうです。

ソフトバンク(9984)は反発。前回書いた75日線突破、一目均衡表の遅行線による実線越えが実現したため、このまま強気姿勢維持で問題なさそうです。空売りも引き続き多い状況ですから、需給面での心配もなさそう。

ダイハツ(7262)も反発。全体相場の上昇に乗れず、悶々とした日々が続いていましたが、配当落ち分もこなしての上昇となっています。テクニカル的には三角持ち合いの延長線上にあり、昨年10月末の下落から下値を切り上げて上放れ目前の状況。親会社トヨタ(7203)は今年三度目の3250円トライであり、ここを抜ければ全体相場の上昇ピッチに影響を与えもっと加速しそうですが、今月中にも出るGMの行方に様子見ムードが漂っており、自動車業界の立ち位置も微妙です。ただこの辺りが無難に通過できれば、来月頭からでもものすごい勢いで上昇していくと思います。

USEN(4842)は反落。昨日は突然の上昇でしたが背景には低位株物色の流れが。個人的には新興市場の相場展望でも書きましたが、もう少し大型株相場が落ち着いてから物色が始まると思っていましたけど、意外に早まった様子。1月前半の相場を参考にすればもう一段高ありそうですが、短期資金が主体だけに逃げ足も早そう。

日本リテールファンド(8953)は続伸。パシフィックHD(8902)破綻からアク抜けした感じで上昇を続け、先日の公示地価発表も問題なくスルーしています。テクニカル的には75日線を突破し、一目均衡表も雲のねじれを突破。三役好転も目前で強い動きです。

JUKI(6440)は大幅続伸。前述のUSEN同様低位株物色の流れに乗っています。こちらはテクニカル的に各種好転しており、1月に開けた窓97円〜101円を目指す動きとなっているようです。いずれにせよまだまだ買いでしょう。

セブン銀行(8410)は続伸。ただ昨日の時点で利益確定ライン25万円を突破したため買い戻しとなり、ポートフォリオから外れています。二度目の売りポートフォリオも損こそしなかったものの、最安値で買い戻しできず残念。この辺りはまだまだ修行が足りませんね。

りそなHD(8308)は続落。こちらはうまく相場と逆行できています。全体相場が上がればリバランスの売りが出ますし、下がればつられて下げる良い環境に。もう少し黙っていても下げそう。

以下ポートフォリオの動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→653円 目標6000円

ソネットエンターテインメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→197100円 目標75万円

ソフトバンク(9984) 2007年10月5日より 2400円→1385円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 2007年10月15日より 117000円→95000円 目標20万円

ダイハツ(7262) 3月25日より 1141円→759円 目標1500円

みずほFG(8411) 4月15日より 433円→230円 目標700円 (1000株単元変更考慮)

SEH&I(9478) 5月28日より 13000円→8150円 目標2万円

USEN(4842) 7月15日より 300円→84円 目標400円

日本リテールファンド(8953)  8月31日より 450000円→388000円 目標55万円

JUKI(6440) 11月20日より 99円→86円 目標140円

コニカミノルタHD(4902) 2月5日より 785円→910円 目標1000円

近畿日本ツーリスト(9726) 2月11日より 88円→96円 目標120円

売り銘柄

りそなHD(8308) 3月21日より 1550円→1502円 目標1350円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。