KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

寄る年波

私がiPhone大好き人間だとずっと言っていますけれど、その弊害として逆に今の普通の携帯に全く興味が無くなってしまい、使い方もすっかり忘れてしまいました┐( ̄ヘ ̄)┌先日年配の方に「メールアドレスの登録がわからない」とか言われ、「しょーがないですねー。私が代わりにやりましょう」なんて言って、そんなもん鼻歌交じりにピッピッピッとふんふんふん♪・・・ふん?おや?さっぱりわからないぞ(-。−;)

一時期は各メーカー毎に春モデルだの夏モデルだの、季節季節に併せて需要喚起のため、様々な新機種を趣向を凝らして発表していました。しかし最近は携帯の初期投資額が総務省の指導により上がってしまったため、買い換え需要が激減し、モデルのラインナップもグッと減ってしまいました。

その辺りは既に十分過ぎる機能が盛り込まれていましたから、ある種の飽和点に既に到達していた部分もあります。軽さ、薄さも行き着くところまできて、単なるデザインの勝負になってたり。

ところが操作性はやはり直感的なインターフェイスを備えたタッチパネル式携帯電話にかなうわけがありません。現段階では最高水準のものでしょう。ボタン配置だって自由自在、自分のお好み通りにカスタマイズできます。確かに慣れるまで苦労しましたが、それは今の携帯だって最初はそうでした。慣れてしまえばそこから離れる事はできません。フリック!フリック!ピンチイン!ピンチアウト!・・・←叫ぶ必要は無い(-。−;)

最終的には脳波を読みとって思うがまま、というのが考えられる最高の操作性ですが、そこに行き着くまでは「手→声」という手段を経由していくのでしょう。ただ案外声は外だと恥ずかしかったりするので、需要が少ないのかも知れません。

それはともかく、私は今の携帯に付いていけなかったのが少しショックでもありました(××)昔は電子機器類なんでもござれと思っていたのに、こうやってHDDレコーダーの録画もわからないようになっていくのでしょうね・・・。常に色々な事に好奇心をもって生きていきたいものです。

さて、色々な事に好奇心を持ちたい日経平均は金曜反落。前日のNYダウが堅調推移したものの、引け後に突然発表されたFRBの公定歩合引き上げによって、日本株市場は朝方から強弱交錯する動き。前場は前日終値を挟んだ値動きになったものの、アジア市場が下げて始まると次第に売られる展開に。後場は週末要因も重なった売りが膨らむと下げ幅を広げ、結局そのまま安値引けとなりました。

投資判断は「買い」。個人的には公定歩合の引き上げは将来のFFレートの引き上げも含めて景気回復に対する強いシグナルといえ、強ちマイナス材料とは言えないと思います。むしろ景気最悪期の今のタイミングでは、プラス材料とすら考えて良いのではないでしょうか。景気の転換点が一番ボラティリティの高いタイミングでもありますから。日本もそう強気に発表できる程の気概が必要だと思います。正直「さすがアメリカ」という感想です。

中国も預金準備率の引き上げがありましたし、ソブリンリスクが大きく足を引っ張るユーロはともかくとして、米中からは共に大国としての強い責任感を感じ取れます。金融大国の日本は、どうもその辺り頼りない感じです。今の日本に足りないのは実は自信だけ、そんな気すらします。お金も技術も持っているのに・・・

為替は一気に92円を付ける場面がありましたが、金曜は残念ながら好感されるような感じではありませんでした。それだけアメリカという巨象の動きを恐れているという印象です。金曜の夜に動くアメリカ市場が恐くて恐くて手が出ない、と。テクニカル的には25日線に跳ね返される格好で、一昨日の大幅高で付けた陽線を包んでしまいました。非常に嫌な形です。

それでも金曜のNYダウは落ち着いた値動きを示しました。そういえば前日小型機がビルに突っ込んで「テロか?」と思わせるようなニュースが流れたにもかかわらず安定した値動きを示していましたし、アメリカは相当に打たれ強くなっていると思います。今は素直に2月上旬からの短期上昇トレンドに乗っていくべき地合と言えるでしょう。

来週からは日米共に基本堅調相場を予想しています。お休み・様子見ムードが強かった今週に比べて、来週は今後の方向性が見えてくるような週になってくるでしょう。出来高も少し膨らんで、外国人の買いも戻ってくると思います。

新興市場は「強気の買い」。金曜は3指数共に軟調。なかなか上昇トレンドに乗れません。個別銘柄では値動きの軽いところは物色されていますが、出来高の薄い銘柄ばかりで市場全体に波及するような形にはなりません。テクニカル的にも弱さが伺われ、個人投資家の春はまだ遠いことを示しています。

ダイハツ(7262)は反落。為替が円安に振れても親会社トヨタ(7203)のリコール問題に対する報道が止まず、上値の重石要因となっています。同じトヨタ系のいすゞ(7202)はピックアップトラックの販売好調を受けて株価は堅調。対照的な動きとなっています。本来であれば同社の株価もある程度距離を置いて考慮されるべきなのですが。

みずほFG(8411)軟調。アメリカの公定歩合引き上げのニュースが銀行株にストレートに影響した他、GSによる投資判断引き下げも売り材料に。ただでさえ上値の重いメガバンクに、泣きっ面に蜂のような悪材料です。テクニカル的に見ると160円台前半までの下落が示唆されますが、全体相場の落ち着きの中で、それ程下落圧力は強くならないとも思います。ただ他の銘柄に比べて相対的な魅力はまだまだ取り戻せそうにないですが。

JT(2914)は反落。飲食店での全面禁煙報道があって、タバコの売れ行きを懸念した売りが集まる展開に。テクニカル的には一目均衡表の雲に入り込んで、上値は25日線と共に抑えられる状況。MACDも下落局面を示唆しており、出来高も膨らんでの下落は「ここからの下落」を表現していると思われます。ジワジワと下がっていく展開を期待。

ところで前回つぶやいたマルマン(7834)は見事に的中して自分でもホクホクでした。個人的にもちゃんと寄り付きに買えて、十分利の乗ったところで売却できました。東京カソード(6868)は月曜も引き続きドカンと来ておかしくない状況を継続していますから、要注目です。

さて、本日は一銘柄買いポートフォリオに入れたい銘柄があります。メルコHD(6676)です。

同社はパソコン周辺機器を扱う会社としてご存知の通りですが、傘下にバッファローも控えており、結構同社の製品を使っている方も多いと思われます。特にルーターやらHDDでは同社の製品に価格面や性能面で安定感があります。かくいう筆者も無線ルーターはバッファローです。

ネットブックが昨年大流行し、PCの販売台数に関してはこの大不況の中で増加。販売単価は下落したものの、お陰でネットブックのスペックでは物足りないユーザーが周辺機器の買い増しに迫られ、同社の製品が売れる構図になりました。来期は地デジチューナーも収益の柱として期待されます。

先月発表された四半期決算は付加価値の高い製品が売れた事と、原価率等の引き下げによって利益率が改善。上方修正となって株価を大きく押し上げました。野村による投資判断引き上げも後押し。

それから株価は高止まりを続け、テクニカル的には25日線が徐々に接近してきています。パラボリックも好転し、週足で見たら特に相場の強さを感じさせます。信用倍率で見る需給も1倍割れと良好。買い方の回転が効いている格好になっています。更なる大幅高も期待できるポジションにきました。

目標株価は2500円。ただし買いのタイミングは今回も指定で、2300円以下での買いポートフォリオ入れとします。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→892円 目標6000円

ソネットエンタテインメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→214600円 目標75万円

ソフトバンク(9984) 2007年10月5日より 2400円→2282円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 2007年10月15日より 585円→676円 目標1000円(200分割考慮)

ダイハツ(7262) 2008年3月25日より 1141円→821円 目標1500円

みずほFG(8411) 2008年4月15日より 433円→171円 目標700円 (1000株単元変更考慮)

SEH&I(9478) 2008年5月28日より 13000円→9550円 目標2万円

コメリ(8218) 1月4日より 2579円→2341円 目標2800円

売り銘柄

JT(2914) 2月9より 319000円→322000円 目標25万円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。