KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

奈良ならでは その12

待つこと30分。最早昼食というより夕方に近い時間帯になって、ようやく我々はカナカナのテーブルに座ることができました(-。−;)すがるような気持ちで私は「えびのカレー」を、嫁は「カナカナごはん」を注文。どちらも非常に美味しそうです。

↓カナカナHP
http://trafika.jp/kanakana/

そして待つこと数分。ようやく運ばれてきたカレーは・・・やっぱり美味しい!!(^^)あまり辛くなく、非常にクリーミーな感じのカレーにエビが入っていてヘルシーな感じです。特に空腹だった私には至福の一時でした。少し量は少なめでしたけれど、女性向きなお店ですから、女性にとっては丁度良い塩梅なのでしょう。

店内の雰囲気も昔ながらの感じになっていて、古都奈良に相応しい店造りになっています。待った甲斐があったというもんだ(T_T)是非奈良に旅行されたら行ってみたら良いと思います。

もっとゆっくり堪能したかったのですが、既に大分時間を費やしてしまいましたし、一服終わると我々は外に出ました。さすがにこの時間になると外で待っている人は居なくなっていました。

その後は「ならまち格子の家」を巡って昔ながらの民家を堪能。そして「庚申堂」へと歩を進めます。

庚申堂に近づくと、家の軒先には何やら赤くて丸めたような物が家々の前にぶら下げてあります。これが庚申堂名物の「身代わり申」という縁起物グッズだそうで。人間も猿も欲望のまま行動するから、手足を括られた猿を戒めにして、精進せーよという代物だそうです。

そして到着した庚申堂にはおびただしい数の身代わり申が結びつけてありました(-。−;)どっだけ身代わりにされとんねん。

↓庚申堂紹介HP
http://www3.ocn.ne.jp/~tohara/naramachi-koushin.html

私も猿を身代わりにして仕事を押しつけ、ずっとのんびり旅行していたいなーという欲望を丸出しにしつつ、散策を続けるのでした。(つづく)

さて、身代わりにしたい日経平均は本日続落。前日のNYダウは「スペインの中央銀行が経営危機の地方銀行カハスールを管理下に」という報道を受けて、欧州金融不安の高まりから引けにかけて急落の大幅安。終値ベースでは直近安値を更新しました。欧州の火薬庫が連鎖爆発している格好です。

それを受けた日経平均も朝方から売りが先行。あっさりと年初来安値を更新すると、下げ幅を拡大。北朝鮮情勢の緊迫化による地政学的リスクも嫌気され、韓国と並んで下落率が高まる展開に。後場も引き続きあれよあれよという間に売られ引けでは約300円安の9500円割れとなりました。

投資判断は「買い」。ただし前回「来週からは市場ムードがガラリと一変する」としましたが、雰囲気は相変わらずですね。連日の年初来安値更新で久しぶりに「リンク債のノックイン価格」という単語が聞かれる程の急落です。

またしても本来先進国の中では震源地であるギリシャから金融的に最も遠いところにあるはずの日本がトコトン売られ、火種となっている欧州の国々よりも下落率が高いという現象。全く日本というのは不思議な国です。

ギリシャに続いてスペインか・・・という市場心理になっていますが、株価が上げムードの時なら大したニュースにならない地方銀行の金融不安も、今の地合には十分過ぎる程鋭利なナイフとして突き刺さります。実際には今回の地方銀行の規模もスペイン全体の金融機関の1%程度だとか。サブプラ問題の時も「いやいや割合が小さいから問題にならないよ」と言われていたのにこの様ですから、規模で影響を論じるのは説得力が無いのかも知れません。

市場マインドとは水物です。一旦好転すればまたアホみたいに上昇を繰り返すでしょう。ただ今の段階で、その好転には時間の経過以外に特効薬は見あたりません。何兆円もセーフティネットを用意しても無駄です。用意したところで二言目には「本質的な解決にならない」というコメントが出てきますが、世の中のシステムに、そんな一朝一夕で解決できる「本質的な解決」なんてありません。この辺りは市場や評論家の身勝手さを象徴していると思います。

こういう環境下においてテクニカル的な事を述べても詮無い事ですが、日経平均の25日線と75日線はデッドクロスしてしまいました。加えて200日線は下落に転じてきています。TOPIXも時間の問題。こういう時には下げきるところまで待つしかありません。この位ならさすがに買っても割安と思える需給のクロスする部分まで下がるしかありません。

ただそれはもう間もなくのはずです。どこかで何かの拍子に嘘のように上値が晴れ上がると思います。正直そこを当てずっぽうで買う必要はなく、上がりだしたら買えば十分なのですが、長期投資と割り切るなら全然買いに行って良い水準だとは思います。

新興市場は「強気の買い」。本日は3指数共に軟調。朝方はまだ比較的しっかりしてきたのですが、日経平均のバケツに穴が開いて底抜けとなったら、新興市場の水も流れ出しました。この辺りは正に一蓮托生です。特にマザーズ指数は年初来安値更新となってしまいました。この指数が戻り始めたら、新興市場全体の戻りのサインだと思います。

ソフトクリエイト(3371)は反落。ただ前回もコメントしたように、どうも下げ渋りの動きが気になります。特に朝方はこの銘柄にしては珍しい2000株以上の成行買いが入っていました。金額にしたら全然大した事無いのですが、ここ最近の動きを象徴するような買いでした。トレンドも下落に向かっているはずですが・・・何かあるのかな?

ソネットエンタテインメント(3789)は続落。ただこちらも比較的下げ渋る動きが続いています。先日のソニー(6758)とグーグルの提携話、昨日の同業他社IIJ(3774)の株価上昇と周りに好材料が出ています。本日昼には子会社のゲームポットとエイティング(3785)子会社によるオンラインゲーム共同運営の話も出てきました。同社を巡る環境は日に日に良くなっていると思います。

みずほFG(8411)は反落。ただ昨日は強い動きを見せ、本日も前述のように海外金融不安から金融株が下落し全体相場がこれだけ軟調にもかかわらず、比較的底堅い値動きが続いています。本日発表の信用倍率は4倍台と昨年7月以来の水準に改善。前回も書いたように需給の改善から上値は軽く、下値は固くなっていくと思います。

ファーストリテイリング(9983)は続落で年初来安値更新。全体相場の軟調もさることながら、前日から同業他社のしまむら(8227)の月次不調を受けて連れ安の展開。ユニクロの売上発表も近づいており同社の警戒感に繋がっています。今まで下げ渋ってきただけに、ここからは更に売り圧力が加わってくるでしょう。目標株価達成も目前。

こういう地合ではやはりヒットアンドアウェイ作戦が有効かと思います。というわけで今日のつぶやき銘柄はサミーネットワークス(3745)にします。本日の安値以下で仕込めれば完璧だと思います。

もう一つアールテックウエノ(4573)も悪くないと思います。75日線回復位までは戻るんじゃないかなーと思います。

ところでここで一つ重要なお知らせです。長年この形態でやってきた当ブログですが、大幅な誌面刷新を考えています。今まで構成的には「前フリ→全体の概況→ポートフォリオの個別コメント→おまけ→ポートフォリオの動き」という感じでやってきましたが、現在6月を目処にHP制作に向けて動いており、それを機に構成を変更してみようと思っています。

というのも今更ですけど、やっぱり長過ぎですよね。文章が。普通そんなに見ず知らずの人間のブログを一々付き合って読まないでしょう。ただ情報発信は今まで以上に力を入れていきたいと考えているので、ブログやメルマガはもう少しコンパクトにして、詳しくはHPを見てねというような感じに分担したいと考えています。

というわけで、折角ですから皆様の意見を聞かせてください。ここをこうして欲しい、これについてのコメントがもっと欲しい、いや今のままで良いなど色々ご意見いただければ幸いです。

以下ポートフォリオの値動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→899円 目標6000円

ソネットエンタテインメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→223300円 目標75万円

ソフトバンク(9984) 2007年10月5日より 2400円→2058円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 2007年10月15日より 585円→715円 目標900円(200分割考慮)

ダイハツ(7262) 2008年3月25日より 1141円→802円 目標1500円

みずほFG(8411) 2008年4月15日より 433円→163円 目標500円 (1000株単元変更考慮)

トヨタ(7203) 3月4日より 3390円→3305円 目標4800円

ACCESS(4813) 4月3日より 156000円→113100円 目標18万円

セルシード(7776) 5月15日より 1260円→901円 目標2000円
 
売り銘柄

ファーストリテイリング(9983) 4月18日より 14300円→12190円 目標12000円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。