KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

日銀金融政策決定会合を受けて乱高下

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日経平均は続落。前日の海外マーケットがしっかりしていたことや昨日下落の反動もあって、朝方は買い先行のスタートに。しかし後場に日銀政策決定会合の結果公表を控えて、次第に様子見の売りが出る展開になりました。

後場間もなく事前予想通りの「追加金融緩和と2%の物価目標設定」が決定と伝わると、ドル円が90円まで一気に円安に進んで先物も急速に切り返しの動き。ただ買い一巡後は想定の範囲内との評で再度マイナス圏に。その後も引けにかけて切り返すなど、方向感無く乱高下。

結局は戻し切れませんでしたが、下値買い意欲が強い一日でした。売買高は40億株弱、売買代金は2.1兆円と相場は活況でした。


投資判断は「やや買い」。日銀の金融政策決定会合という今年最初の重要イベントを通過し、後場は力尽きた感じになって一つの相場のターニングポイントになりかけている印象もありますが、私はむしろここはまた押し目買いのチャンスではないかと思っています。

「予想通りの内容、しかも最低限の施策で終わった。だから出尽くしで上げ相場終了」・・・という単純なロジックに当てはめられるほど、今の相場に勢いが無いわけではありません。連日の売買高・売買代金から見られるエネルギーは、利食い売りをあっという間に一巡させ、再度騰勢を強めていくものと見ています。

今回の内容が他の施策、例えば外債購入も付利廃止も無かったのは失望に繋がりましたが、逆に白川さんが去った後のお楽しみとして残ったという前向きな考え方も可能です。今の段階で全て出尽くしてしまうのが必ずしも最善では無いでしょう。後のターボとして残しておくのが懸命です。

何より強いのがアメリカでしょう。12月頃に「ダウは11年10月、12年6月の安値を結ぶ下値抵抗線が上値抵抗線になっていることから、ここを突破しないと厳しい」というようなことを書いた覚えがありますが、5年ぶりの高値を付けて上値を更新してきました。そもそもS&Pはずっと下値切り上げでここまで来ています。

ただ個別で言えば、今晩のNYの決算(GoogleIBMなど)が気になりますし、明日のNY市場でAppleの決算が一番注目とも言えます。この辺りを無事通過できれば、もしイベント通過による出尽くしで日本が推進力を失ったとしても、アメリカに引っ張り上げられる可能性もまだ十分あります。少なくとも安易な空売りは避けた方が良さそうです。

為替に関しては、前回も示したようにドル円は90円では達成感もあってやや横ばいが続きそうですが、長期的には経常収支が赤字継続ですし、トレンドに変化は無いでしょう。株も為替も下がるまで付いていくのが過剰流動性相場における基本スタンスです。

つまり完全にトレンドが崩れるまではダマされたフリをする。「今が株の買い時!」と特集を組んだ週刊誌がたくさん出回ってきましたが、それに乗せられたアホな大衆のフリをしてでもついていくのが今は逆に懸命と思います。

そのトレンドの崩れの一つの目安は、ドル円で88円割れ、日経平均で25日線割れあたりでしょうか。本日発表の信用買い残はまた一段と膨らんだ様子ですが、その買い残などがある程度投げられる形になれば、11000円突破も見えてくるものと思います。


新興市場は「強気の買い」。本日は両指数共に堅調。東証1部が弱くても新興市場は強く、個人投資家の強さを表しました。引き続きバイオ株などで勢いのあるものが目立ちますが、後述のように買い取り価格引き下げを嫌気した太陽光関連株は下落。

マザーズ指数は500ポイントの節目を突破しまだまだ伸び盛り。ここで回転を効かせて資金を生かせられれば、個人投資家の買いが東証1部も救いそうです。


ポートフォリオ銘柄】
昨日寄り付きより買いポートフォリオ入れとなったフジ・メディア・HD(4676)は反発。全体地合が弱まる中で逆行高となり、昨年8月の戻り高値水準を超えてきました。

同社は大型株の中でも配当利回りが3.1%と高く、外国人買いがドンドン入ってくる大量の資金の受け皿として間違いがなさそうです。そもそも私のポートフォリオ銘柄は現在みずほFG(8411)ドコモ(9437)など、3%以上の高配当銘柄大型株で固めていますが。

また本日発表の信用残高でも、市場全体では信用買いが増え続けている中で、同社は逆に空売りが増え続けて差し引き2000株超の売り長に。昨年8月の水準まで戻してきました。そして昨日・今日と日証金でも貸株が増え続けていることから、今後は売り方の買い戻しも期待できます。昨年来高値更新を目指して伸びていきそうです。


さて、今回はまた一銘柄買いポートフォリオに加えたい銘柄があります。それは学情(2301)です。

新卒向け就職情報専業で首位の同社ですが、先月7日に発表した前期決算は残念ながら減収減益。来年3月卒業の新卒から企業の採用広報活動が12月~になり従来よりも2ヶ月後ズレしたこと、また公的分野の大型受託案件が終了となったことで苦戦しました。

ただ今期はその反動もあって増収増益を見込んでいます。5月から中小企業の採用意欲が活発化したこと、その結果「就職博」の参加ブースが約1.5倍にも伸びたことで、事業環境は改善している模様。

また自社商品の比率が高まっていることで、粗利益率は大きく改善。ネットの情報サイトもスマホ向けが伸長していることで、全分野で伸びが顕著になっています。そもそも、足元の景気回復期待感から失業率も徐々に改善傾向にあり、一段と学生の採用意欲も高まってきています。

テクニカル的には75日線までの移動平均線を上回って上値は軽くなってきている感じ。昨年9月と11月の安値でダブルボトムを形成しており、あとは上方に控える200日線さえ突破できればバッチリです。一目均衡表は三役好転の形で上昇トレンド継続中。ストキャスも割安圏で再好転間近となっており、再度反転タイミング。

需給面では9/11の下落で出来高が膨らんだところ、また先月の決算を受けて出来高が膨らんだところを上回って推移しており、下値が固まっている感じ。現在は昨年8月に280円~300円辺りで溜めた価格帯出来高で足踏みが続いていますが、ここを上放れるとこちらも下値支持帯になってくれそうです。

信用買い残は差し引き14万株で日々の出来高に比べると重いですが、9月以降次第に改善しつつあり、だいぶほぐれてきた感じです。4、10月決算銘柄ではありますが、配当利回りは3.3%と高いのも特徴です。

目標は400円で。明日の寄り付きから買いポートフォリオ入れとします。


【注目銘柄】
関西ペイント(4613)は大幅高。こちらは昨日引けに「日本ペイント(4612)に対しシンガポール社が大量買い付け」と発表されたことを受けて、今朝配信の有料メルマガで「同業の関西ペイント(4613)が狙い目だと思います。関西ペイントの方が株価の出遅れ感もありますし、売り長ですし。1050円くらいまでで寄り付くならば行ける」としました。

結果、共に値上がり率ランキング上位には入ってきたものの、案の定日本ペイントが陰線だったのに対し、関西ペイントは陽線を引いて大成功。上手く見極めることができました。


サニックス(4651)は大幅安。こちらは今朝の日経で「茂木敏充経済産業相は21日、2012年度に1キロワット時42円としている太陽光発電の買い取り価格について、13年度は「30円台後半に引き下げることができる」との見解を明らかにした。」とあったので、今朝配信の有料メルマガにおいて売り銘柄として取り上げ。

ただ需給が良いのでどうかとも思ったのですが、結果論的には上手くいきました。何故か太陽光関連株だけはやたら相性が良いです。正直、明日にでも全体地合が弱ればすぐさま反発してきそうなので、極力デイトレに徹するヒットアンドアウェイが良いと思います。

いずれにせよ、どう考えても買取制度崩壊は時間の問題。太陽光設備も安くなっていますし、電力料金高騰問題もあって買取価格は高過ぎます。業者にしても大きな企業から怪しげなペーパーカンパニーっぽい会社まで、軒並みメガソーラーを設置しています。いずれ何らかの問題が表面化して、見直し機運が高まってくるでしょう。


クックパッド(2193)は続伸。先日も当欄で取り上げましたが、有料メルマガにて15日より買いで取り上げ。17日のいちよしによる強気のレポートが出てから上値ブレイクで強い動きが続いています。

前回もチラッと書きましたが、実は他にも同社は10日に東証から発表されたTOPIX浮動株比率調整係数の変更に伴う買いが今月末に見込まれており、そのうちの買い需要の大きい銘柄の一つでもあります。
http://www.tse.or.jp/market/topix/data/b7gje600000054ph-att/change-j.pdf

そんなわけで、もう一週間くらいは引き続き買われるべき材料があります。同社は典型的な内需株ですから円高反転に対する売り圧力もなく、2年半ぶりの高値水準はしこりも少ないところ。まだまだこの勢いは止まらないでしょう。


応用地質(9755)は反落。こちらは17日より有料メルマガにて買いで取り上げました。昨日は同業の川崎地質(4673)が決算を受けてストップ高となったことを受けて、同社にも連想買いが入りました。大幅の上昇を見せて値上がり率上位にランクイン。

本日はさすがに反落となりましたが、こちらも上値切り上げ型の典型的な上昇トレンド。まだまだ上値追いの動きは続きそうです。


その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。