KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

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日経平均は本日大幅続伸。前日のNYは小反落だったものの、為替が円安に振れたことを背景にしっかりのスタート。その後「厚生労働省がGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の年金運用を国債中心に求めない」という報道を受けて買われる展開に。中国株は軟調なスタートになったものの、特に問題視する動きもありませんでした。

後場には寄り付きから一気に15000円を突破して始まると、その後はみるみる買い上げられる動き。引けでは15100円を超え木曜全敗アノマリーは無くなりました。ただ売買高は22億株台、売買代金は2.1兆円弱と値幅が300円以上あった割には低水準でした。


投資判断は「中立」。本日は何か音もなく買い転換したという印象です。原因とされているGPIFの話についてはあくまで草案段階であり、そもそも本日の会合では結論は出ずにお流れになったとか。

国内では「既に決定事項」とか「株価が上がった分だけの追認」であるとか冷ややかな声があり、私自身もそう思いますが、恐らくは外国人投資家などはその辺りを正確に読めずに、また先日の日銀金融政策決定会合の時のようにアルゴリズム買いが連鎖したのではないかと思います。つまり報道の単語「GPIF」に反応したのではないでしょうか。

外国人投資家は世界最大のファンド「nenkin」の動きを特に注視しています。本日後場からの値の上がり方を見ると、あれよあれよの上昇でしたからアルゴ的な買いであったと言えます。

また2月以降売り越していた先物の残高がまだ1兆円近く残っているということで、メジャーSQに向けてその買い戻し圧力が働きやすいという背景もあった模様。その他15000円を抜いたところでオプションの買い戻しが・・・とか「テクニカル的な」買いが本日の主役であって、それ以上でもそれ以下でも無いと思われます。

そうは言うものの、本日の上昇でだいぶチャートが改善したのは確かです。特に先般より抵抗線として見ていた14900円、15000円、15100円の3つの関門を一気に突破してきました。しかも前回「足元のような出来高が続く限りはこれを上回ることができませんし、上抜くにはきっかけが必要」としましたが、あざ笑うかのようにあっさりと上抜いていきました。

更に上には75日線や昨年6月からの安値を結んで作られた抵抗線の延長線が揃って15200円台後半にありますが、共に上昇傾向であるため抵抗力はかなり弱めです。この水準まで来たら75日線はまだ一週間くらい上昇を続けますし、下方の25日線も上昇に転じて下値抵抗線になります。

また一目均衡表を見ると雲がねじれているところに突撃していきますし、遅行線と雲の関係を見ても雲上限が明日以降切り上がっていくところにありますから、上値余地はむしろ拡大していく方向にあります。MACDも暗転拒否の流れでパラボリックも好転。ストキャスも好転しています。

と言うわけで、チャートだけで論ずるのであれば一転今は買い転換したと言って良いでしょう。最後の抵抗力はボリンジャーバンド+2σが15200円辺りに来ますから、ここを上抜ければ16000円までは黙って上がっていくような形です。

需給的には3月末の権利取りの動きも引き続き出やすい頃合いです。また気になる点と言えば何と空売り比率が昨日1/22以来遂に30%を切ってきました。本日は再度30%を越えてきましたが、長い記録の変調は当然変化点を示唆しますから、ちょっと気になるところです。

なので国内は良いとして問題は引き続き海外の方です。海外情勢はひとまず沈静化の方向にありますから良いとして、明日はアメリカの雇用統計が控えています。近年全くアテになりませんが昨日発表されたADP雇用統計は予想を下回る内容でした。まあADPが悪い方が期待値のハードルが下がって良いのですが、最高値を邁進中のアメリカ株の転換点にならないかどうかを見極めたいところです。

そんなわけで投資判断をまだ「買い」に向けられず、とりあえず判断保留の中立を維持します。もし雇用統計を無事通過できればドテン買いで対応すべき場面だと思います。個人的にはSQは15000円がターゲットと思っていたのですが、結果次第では15500円ターゲットになる可能性もあるでしょう。


新興市場も「中立」。本日は両指数共に堅調。東証1部が買われたことで安心感が強まりましたが、最近全般的にバイオ株に買いが目立っています。また本日は国内株本年第一号IPOサイバーリンクス(3683)に買いが集まり初日値付かずのスタート。本日値が付かなかったことで逆に資金が他の銘柄に回った感じがあります。

正直昨年末辺りのIPOラッシュから(具体的にはANAP(3189)辺りから)初値が高過ぎてセカンダリ市場が上手く回っていない印象を受けます。初値高騰が良いのか悪いのか何とも言えませんが、何でも程々が良いような気がします。


ポートフォリオ銘柄】
京浜急行(9006)は続伸。本日は日本冶金工業(5480)が国家戦略特区関連株として含み資産の観点から値上がり率上位になっています。であれば特区候補で主力のど真ん中を走る同社ももっとはやされても良いような気もしますが。期末にかけての優待狙い買いもありますし、十分期待できると思います。


売り銘柄で挙げているKDDI(9433)も続伸。こちらは地合が良くなってきてチャート的にもトレンド転換した感じなので大人しく明日の寄り付きで損切りとします。全く調子に乗って余計なポジションを採ってしまいましたね。事業環境的には携帯契約のクーリングオフ採用の話もありましたし、全く悪い話しか出てこない感じなんですけれど。少し前のファーストリテイリング(9983)のような見えざる指数プレイの買いがあるようです。


昨日寄り付きより買いポートフォリオ入れとなったノバレーゼ(2128)は反落。ただ昨日は急騰して1000円乗せに。これは上手く入れましたね。今日の反動は致し方ないとして1000円は通過点だと思いますから、ここから先の展開に期待しましょう。


そして本日はまた一銘柄買いポートフォリオに入れたい銘柄があります。それは岡部(5959)です。こちらも先月有料メルマガで取り上げたものですが、引き続きライト工業(1926)や他の建設株などが良い塩梅なのでこちらでも取り上げます。

小林産業(8077)系で建設向け仮設型枠・構造機材が主力の会社ですが、他にもイタリアの自動車部品メーカーを買収したり、海外でホテル事業をやったり、海で魚を集める浮魚礁を作ったりと色々やっています。そして色々やっている割には、それぞれしっかり利益を伸ばしています。

特に主力の建設関連製品が好調で、建設現場で人手不足であることから、工法を省力化する「フォーム工法」でのニーズが高まり、受注が大きい様子。この流れは当分続く見込みであることから、今期も業績の伸長が期待できます。

実際先月14日に発表した本決算でも前期の大幅な増収増益を確認。今期も引き続き増収増益を見込んでいます。建設現場での人手不足から主力の建設関連製品が好調に推移する見込みです。

同時に発表した中期経営計画によると、創業100周年となる17年までアメリカでのM&Aを軸に二桁成長を継続的に続け、営業利益100億円を目標に掲げるとのこと。主力の建設関連製品を軸に伸ばしつつ、現状セグメント的に小さい海洋事業も将来の柱に育てる計画。決算を受けて株価は再度高値更新を狙う流れとなっていて、最高益更新を目指す評価の動きが続いています。

テクニカル的には各移動平均線を上回り、上値が軽いところ。昨年11月以降の上値抵抗ライン1350円をクリアして上値の節がありません。

MACDパラボリックは好転し、一目均衡表は三役好転の形を維持。ストキャスも好転して、ボリンジャーバンドは+2σが上昇を続けていることから、上値余地が拡がっていく展開です。週足でもそれぞれ同じような形で文句の付けようがありまれせん。

需給面でも終値ベースで実質上場来高値水準であることから、上値のしこりが少ないところです。中期的にも昨年12月18~25日辺りの下落で出来高が膨らんでおり、売り一巡感を表現。信用買い残も差し引き9万株弱で今年の最低水準にまで改善。日々の出来高との比較でも返済売りが重石にならないレベルと言えます。

目標はPER20倍辺りの1700円に。明日の寄り付きから買いポートフォリオ入れとします。


【注目銘柄】
日本冶金工業(5480)は急騰。こちらは今週配信の有料メルマガにて残念ながら売りで取り上げ。昨日の寄り付きであっさり損切りになってしまいました。昨日読売で「東京23区、横浜、川崎の一部を広域特区に認定へ」と報じられたことで、同社が持つ川崎の土地評価に対する買いが入った模様。また、取り上げた際は不動産が弱かったですが、足元で不動産株が急反発していることで買われました。

結果的な大失敗は受け入れるとして、一応以下のような根拠で取り上げたことは記しておきます。

「ステンレス鋼板の製造・加工。今期は増収・黒字転換の見込み。ただ2/5に見通しの下方修正及び無配継続を発表した。為替の円安が海外製品に対する対抗力を付けたこと、またコスト削減が奏功したが、第三四半期単独では営業赤字に再転落。売上が増えるものの、息切れ感が見られる格好に。

足元で原料のニッケル価格に底打ち感が見られるが、中国の成長鈍化を受けて販売数量は想定以下。需要増による上昇では無く供給不足による上昇であるため、原材料価格の上昇のみが影響する格好。また株価は不動産の含み益をはやす形で昨年夏頃から急騰したが、足元では不動産株全般弱い流れが続いており、材料性に乏しい。

テクニカル的には長期的に昨年9月以降の三角持ち合いを下放れ、12年10月安値61円→13年9月高値400円の半値押し水準230円に到達後一旦リバウンドを見込んだが、三角持ち合いの下値支持線300円や割り込んだ25日線が上値抵抗線となっていること、75日線も下落に転じていることなどから上値の重い展開が続きそう。

2/4,20の安値を結ぶ下値支持線を明確に割り込んでくれば(現在270円辺り)下値メドである200日線までも距離があるところから、その程度までの下落を狙ってみたい。一目均衡表は三役逆転の形が続いており、ストキャスは高値で暗転」


・・・まだまだ書きたいことはたくさんありますが、いつもの文字数制限の都合上ここまで。

その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください(なかなか更新できませんが、今月中には何とか更新したいです。すみません)。なお4月より値上げを予定していますので予めご了承ください。
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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。