KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

新年度相場入りは小動きに終始

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日経平均は反落。前日のNYがイエレン議長の火消し発言(緩和策継続可能性の言及)などでしっかり。ドル円も103円台まで円安に進んだことで小高いスタートでしたが、朝方発表された日銀短観では、消費増税後の先行きを見通す6月製造業予測DIがプラス8と現状から大幅悪化。それが嫌気されて次第に上値を抑えられる展開に。

10時には中国政府発表のPMIが50.3と前月の50.2より回復したものの、相変わらず政府発表の信憑性は弱く。一方、信憑性の高いHSBCの改定値の方は48.0と速報値48.1よりわずかに悪化。それでも中国株はしっかりの値動きで明暗分かれた印象です。ただそれがコマツ(6301)など国内の中国関連株に波及するわけでもなく。

その後は商いも薄く、前日終値を挟んだ値動きで一進一退。結局日経平均は小幅安で、一方のTOPIXは約1年ぶりの7営業日続伸でした。売買高は21億株台、売買代金は2兆円乗せとそこそこ。値上がり銘柄数1000を越え、全般的にはしっかりでした。


投資判断は「中立」。本日から新年度相場入りということで、昨日のドレッシング買いの反動vs新年度からの資金流入の趨勢が気になりました。ちなみに昨年は4/1が東証1部、マザーズ共に大きな下げでした。そんな中、注目の日銀短観は前述のように予想を下回る内容。個人的にはアメリカのように、むしろ予想を下回った方が日銀の追加金融緩和期待が高まることでしっかりすると思いましたが、普通にマイナスに効いたような印象でした。

今晩はアメリカでISM製造業景況指数が発表されます。元々寒波の反動から良い数字が見込まれていますから、ハードルが上がっている状態とも言え、ちょっとこの辺りは注意が必要でしょう。

個別では値上がり率上位に見覚えのある仕手系の銘柄名がズラリと並んでおり、2部でもそれっぽい銘柄が目立ちました。建設業DIの先行きが比較的良かったことで、中小型建設株に着火。指数がほとんど動かない中で、新年度相場入りで短期資金も目覚めた格好に。

とりあえず本日はあみやき亭(2753)が3月期決算銘柄として最初に決算を出してきましたが、今期見通しはやはり減益見通し。早速淡い期待に先制パンチを食らったような印象です。今週は2月期決算銘柄で昨日のしまむら(8227)、本日のセブン&iHD(3382)と本決算を発表。本日から始まった消費増税の影響を個別企業がどう見ているかがわかるので、非常に注目と言えましょう。


新興市場も「中立」。本日も直近IPO銘柄がトリッキーな動きを見せ、DLE(3686)は朝方の大幅高の後急転直下。サイバーダイン(7779)も相変わらず弱いままですし、マザーズ指数は不安定な展開。ただ上述のようにちょっと短期資金の食指が向かい始めたので、IPOが比較的空白期間に当たることもあり(8日まで無く、次は18日)、例えば本日引け後に上方修正を出したM&Aキャピタルパートナーズ(6080)など直近IPOは大きく買われそうな感じです。


ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は続伸。200円割れからの復活を見せています。前日に、海外の金融情報紙バロンズに「日本のメガバンクに割安感が強まってきている」などと取り上げられたことで、海外勢の買い観測が強まる状況に。また3メガバンクの業績は好調で、前期最終損益は過去最高と並ぶ水準に達しそうだとの観測報道も後押し。

ただ本日発表の信用買い残によると、先週に比べて減少したとはいえ未だ3.5億株以上の買い残となっていることから、需給状況は相変わらず悪いまま。チャート的にも25日線をようやく越えたところで75日線などが上値にまだ控えていますから、引き続き戻り待ちの売りが重石になりそうです。


三井海洋開発(6269)は反落。昨日は期末の買い戻しもあって急騰したものの、本日は相方の日本海洋掘削(1606)が下方修正を出してきたことで連れ安(ただしあくまで特損による最終利益の下方修正で、それ以外は上方修正)。

先日の沖ノ鳥島の事故は大変残念でしたが、日本の海洋権益に対する見直しもまた出てきたような印象もあります。日本の財政赤字を救えるのはメタンハイドレートなどの海洋資源の開発・実用化しか無いと思いますから、消費税がこれ以上上がらないためにもこの辺りの頑張りに期待したいところです。


ノバレーゼ(2128)は続伸で年初来高値更新に。再度1000円を明確に超えてきたので、上値の節が払われた格好です。テクニカル的にはMACDパラボリックが好転し、ボリンジャーバンドも+2σの拡大が続くところ。今後も上値追いの流れが続く公算です。結婚式関連は消費増税も関係無いでしょうから、値動きの軽さにも注目。


【注目銘柄】
日本通運(9062)は続伸。こちらは先月17日から有料メルマガで買いで取り上げ。その後ほぼ一本調子の上昇を続けております。とりあえず設定していた投資期間は終わりましたが、まだ目標株価までには幅のあるところ。

以下、取り上げ根拠を記載します。

「総合物流会社。今期は増収増益の見込み。第三四半期も増収増益の流れとなっており順調に推移。自動車生産増による輸送増加や国内消費の増税前駆け込み需要などから輸入が増加。それに伴い物流の活発化が業績の押し上げ要因に。

足元では景気回復や消費増税前の駆け込みによる不動産の取得で引っ越し需要が急増。業界首位の同社も繁忙を極める。また本日の報道では宅配便首位のヤマト運輸が運賃の値上げを決断。コスト増を価格転嫁できることで業界全体に競争緩和の期待が膨らむ。消費増税後の景気反動減は気にはなるものの、パナソニック(6752)の物流子会社も取得し規模の一層の拡大を図る。

テクニカル的には昨年12月及び今年1月の高値を結んだ上値抵抗線を上回ってきたところ。下方に位置する25日線も上昇に転じ下値を支えてくれそうではあるものの、一方で下落が続く75日線が上値を抑える雰囲気に。ただ流れとしては昨年夏頃からは450円~530円のボックス圏推移が続いているが、足元では再度530円を目指す方向と見られる。

MACDパラボリックは好転。一目均衡表は雲抜けにかかっており、遅行線も雲が薄くなることで次第に上抜けやすくなってくるところ。ストキャスは暗転したが、ボリンジャーバンドは+2σが上昇していることで、上値拡大余地。週足でも一目均衡表の厚い雲が下値を支えるところ。

需給面では現値水準辺りがここ一年の価格帯出来高として最も膨らんだ水準であることから、特段しこりを意識する必要は無さそう。ただ中期的には昨年12月から下落トレンドが続いており上値のしこり感が残る。信用買い残は差し引き51.8万株で年初の水準にまで改善。日々の出来高との比較でも返済売りが重石になる印象は無いレベル。

予想PERは20.1倍でヤマトHD(9064)の25.7倍との比較では割安。PBRは1.0倍で同1.7倍との比較でも割安。予想ROEは5.1%で同6.5%との比較では低い。配当利回りは2.0%で市場平均の1.7%との比較では高い。

買値はなるべく25日線に引きつけるところで。目標はボックス圏上限の530円に。損切りは460円割れで」

同社は例年3月から4月にかけて上がるクセがあり、今年もそれに沿っているような形でもあります。消費増税前の駆け込み需要に対応する形で物流網はフル稼働状態ですから、足元の業績変化率にも期待です。


ザッパラス(3770)は続伸。こちらは25日配信の有料メルマガで買いで取り上げ。その後順調な上値追いの流れが続いています。

こちらも取り上げ根拠を以下に記します。

「携帯電話向け占いコンテンツ主力。そこから得た個人情報を元に通販サイトなどで稼ぐビジネスモデル。今期は減収減益の見込みに下方修正。Eコマースサイトの販売が想定を下回ったことや新規サイトオープン遅延などを反映した。第三四半期の時点でも大幅な減収減益となっており、ビジネスモデルの立て直しが急務。

ただ業績の下方修正は既に想定線と見られていたことで、株価は特に嫌気する流れにはなっていない。四半期毎の推移では広告費の削減などから営業利益は改善しており、粗利自体もこの一年着実に改善傾向にある。課題だったスマホアプリの個別課金比率の上昇や海外事業の伸長など、業績底打ちの芽は出てきている格好。

テクニカル的には長期的に670円(※分割考慮後)を下値の底として、11年以降は堅持されている格好。今年2月も664円を付けた後は下値を切り上げる形での上昇が続いており、3/10,17などの安値を結ぶ下値支持線と、2/12,3/10などの高値を結ぶ上値抵抗線で形成されるミニ三角持ち合いを本日上放れの気配。同時に25日線も突破してきたことで、上値は軽くなった格好に。

MACDは好転し、パラボリックも明日にも好転の見込み。一目均衡表は三役逆転の形。ストキャスは安値から好転している。

需給面では上場以来長期下落トレンドの中にあるものの、短期的には2/4(全体地合の急落)や3/10(決算発表翌営業日)の出来高を急増させた日の寄値を上回っており、上値に大きなしこりは無い印象。ただ信用買い残は44.5万株で3月に入ってからは減少傾向にあるものの、過去最大水準に。日々の出来高との比較では返済売りが重石に感じられるところ。

予想PERは23.5倍で同業のメディア工房(3815)の14.4倍との比較では割高。一方PBRは1.1倍で同2.8倍との比較では割安である。予想ROEは4.6%で同20.9%との比較では低い。配当利回りは3.1%で市場平均の1.7%との比較では高く、4月一括の権利落ちという点も注目される可能性が高い」

こちらはまだ継続で取り上げているところです。目標株価まで何とか到達してくれればまた当欄にてご報告致します。


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。