KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

稀にマレーシア その2

マレーシア話の続きです。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20150123.html


マレーシアに入る前に、マレーシアについて学習シンガポールの北、タイの南に位置する国で首都はクアラルンプールです国土はマレー半島南シナ海を挟んでカリマンタン島の北側にもあり、南部を支配するインドネシアとシェアしている形になっています。大きく二つに分かれたちょっと変わった国。またそのカリマンタン島北側の一部にはブルネイ国があって、なかなか複雑な土地です。元々はイギリスの植民地でもありました。

国は13の州に分かれていて、そのうちの9の州にはスルタンという首長がいます。マレーシアは王制を採っていますが、国王はこの首長の中から5年任期で順番に選ばれているとのこと人口は3000万人弱。そのうちの約2/3がマレー系で1/4が中国系、残りはインド系という人種構成になっています。宗教は主にイスラム教で、言語形態は大体シンガポール同様マレー語が主流となっています。

ジョホールバルの物価は大体シンガポールの1/3以下。なので休日になると買い出しに出かけるシンガポール人で、このマレーシアに続く一本道の道路は大渋滞となるそうですまたマレーシアは原油を産出する国ですからガソリンがすごく安く、マレーシアでの給油して帰ってこられるとシンガポールのスタンドはやっていけません

というわけで、一般車両は競争抑止のために国境でガソリンタンクをチェックされ、3/4以上ガソリンが入っていないと出国できないようになっているそうです。色々なルールがあるものですね

↓平日でも一般車専用レーンは渋滞。バスはバス専用レーンでスイスイ。
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それで今向かっているジョホールバルはマレーシアで2番目に大きい都市それでも人口は100万人にも満たない規模ではあります。今度シンガポールと首都クアラルンプールを90分で結ぶ高速鉄道ができるそうで、よりシンガポールとのアクセスが便利になるとのことです

そんな物価の安さ(日本の1/3程度)、常夏の気候、親日国で比較的治安も良いこと、そしてちょっと行けばシンガポールで都会のスタイリッシュな生活ができるアクセスの良さもあって、日本人で老後の終の棲家としてマレーシアを選ぶ人が多い様子。年金で十分生活が出来て、最近は日本人向けの介護・医療施設なども多いそうです。マレーシア側としても富裕層に移住してもらいたいため、長期ビザの取得がしやすいのだとか。

で、現在そんな地理的特性を活かして、シンガポールとマレーシア共同でこのジョホールバルを開発して、共に発展していこうじゃないかという総額10兆円をかけた巨大プロジェクト「イスカンダル計画」が進行中です。イスカンダルというと我々は宇宙戦艦の方を連想しますが当然三井物産やイオン、サンリオ(テーマパーク)など日本企業も多数絡んでいます。

そんなわけで「おっ、これはジョホールバルの土地買っておけば良いんじゃないのか?」と色めき立ちましたが、当然既に食指は動いており、特に中国系の資本がこの辺りの土地を買い占め、今ジョホールバルはマンションの建設ラッシュとのことでした完全に出遅れました残念・・・(つづく)