KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

前引け前から急速に値を消して、ボラティリティの大きな展開に

★☆★☆ 第12回目の開催決定!

テレビ東京日経CNBCラジオNIKKEIなどでお馴染み、あのブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕治好氏が高岡で12回目となる自主開催セミナーを開催されます!!

馬渕治好氏略歴
http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub1.html

内容 :「世界経済・市場展望」
(※世界の経済動向、主要市場の先行き、政策要因や投資家動向などの全体観について、最新情報を踏まえながらわかりやすく解説。なお質疑応答を含め、個別銘柄の株価判断はありません) 
日時 :12月9日(土) 13:30~
場所 :富山県高岡市 JR高岡駅前 ウイング・ウイング高岡
参加費:4000円

事前お申込制となっており、定員に達し次第締め切りとなります。
セミナー終了後は懇親会も予定されています(※自由参加。別途5000円程度)。

詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。
http://kokucheese.com/event/index/492190/

東京では3日で定員に達する人気セミナーです。
当然私も参加します(^_^)/

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日経平均は金曜続伸。前日のNYは小売り世界最大手ウォルマートが決算を受けて大きく買われたことや、税制改革法案を下院が可決したことなどで堅調。NASDAQ終値ベースで最高値を更新してきました。

それを受けた日経平均は朝方から買いが先行。いきなり大きなチャート上の窓を開ける22600円を回復して始まると、その後も買いの勢いが続く格好。アメリカ長期金利の下落に合わせてドルが売られ、ドル円円高方向に進んでもグングン買われる動きになりました。ところがやがて無理がたたって先物が急速に値を消す展開に。

後場もその流れが続いて一時マイナス圏に沈みました。窓埋めが終わるとその後は前日終値を挟んで一進一退。14時半以降は買い戻しが出ましたが、22400円には届きませんでした。売買高は20億株弱、売買代金は3.5兆円台と高水準をキープ。


投資判断は「やや売り」に。また決算シーズンでバタバタと忙しかったので、一応有料メルマガは基本毎日配信していますが、無料ブログの方は更新が疎かになっていました。すみません。またちょっと飛び飛びになるかも知れませんが、少しずつ更新ペースを戻していきます。

なお、その間相場の乱高下があったので、有料メルマガの方では11/9の大波乱で投資判断を「やや売り」にしました。

金曜のNYは税制改革法案に対する懸念が台頭して3指数揃って軟調。アメリカのSQに当たる日でしたが、出来高も月間平均以下の水準で盛り上がりに欠けました。また長期金利の下落を受けてドル売りが進み、ドル円は112円台前半まで円高が進みました。それを受けて日経平均先物は22310円となっており、週明けの日本株軟調スタートが予想されます。

お休みしている間、ドル建ての日経平均は先週一時200ドルを突破し、遂に00年高値を突破する場面がありました。

改めて考えてみると、何故ドル建て日経平均が上昇するのかと言えば「円売りヘッジをしない外国人投資家が買っているから」です。投資主体別売買動向で外国人が9月のメジャーSQ以降、現物先物合わせて累計5兆円超も買い越してきたことが明らかになりましたが、一般的に長期投資家であれば為替ヘッジを入れないと恐ろしくて日本株をホールドし続けることができませんね。

ですから、この買い主体は外国人投資家の中でも短期筋が主体になっていると言えると思われます。そう考えると、それぞれの目標水準がどこにあるかはマチマチでしょうけれど、この持続的上昇相場の終結は比較的早いということになります。

この短期筋の返済玉を例えば外国人の長期筋が拾うとか、あるいは国内勢が拾ってくれるなら反転下落は免れます。

今のところ10月ほとんどETFを買い付けていない日銀が拾ってくれていますが、日銀は一日に700億円程度しか買わないですから、一気に売りが来た場合の対応としては限定的です。そもそも株価水準が9月に比べて1割程上がっているわけですから、買い付け額も1割増額しないと以前と同じ効果は得られないということになります。

もっとも、ヨーロッパではカタルーニャ州独立を始めとする分断危機や、未だ連立が組めないドイツメルケル政権など不安材料があり、政権基盤の強固な日本株を買おうという動きも説得力は持ち得ます。ですから一転売り越しに転じてくる、というよりは(十分買ったことや、必要性に迫られるタイミングが過ぎることから)買いの勢いが落ち着いてくる、という見方が正しいような気もします。

アノマリー的に言えば11月は株高のアノマリーがあります。そもそも毎年10月末に買って4月末に売れば好パフォーマンスという「Sell in May and go away,but remember to come back September」の起点とも受け取れます。この6ヶ月間では過去25年間では17勝8敗ということで、黙ってそこだけ投資していれば着実に儲かるという説もあります。

ただ実は近年そのアノマリーも知られすぎたせいか、以前程の神通力は無くなっています。12年以降は勝ち負けを繰り返しており、その順序でいけば昨年16年は「勝ち」だったので、今年は「負け」のターンかも知れません。

特に10月はアメリカ株が弱いというアノマリーも覆り、直近20年間で最も陰線になりやすかった9月も結局陽線で終えました。今年は、というよりトランプ大統領就任後、全般的にアノマリーが当てはまらない不可解な流れでもあります。


新興市場は「中立」に。金曜は両指数共に堅調。マザーズでは最近バイオ株が強含んでいることから、関連株が買われる動きになりました。この辺り足元の東証1部の急騰に全然ついて行けなかったところですから、出遅れ買い物色が続きそうです。そんなわけで大型株市場と差を付けるために投資判断は「中立」に引き上げました。


ポートフォリオ銘柄】
三菱製紙(3864)は続落。イマイチな決算発表後も案外強い動きが続いていましたが、北越紀州製紙(3865)の決算が出た翌14日から急落。

どうも北越紀州製紙大王製紙(3880)との提携が切れる→かつて大王の横やりで破談になった三菱製紙との販売子会社統合の進展などを期待した買いがあったのではないかと思いますが、その発表が無かった失望感が出たのではないかと思います。紙パ業界が厳しいのは承知の上ですが、全体相場が21年ぶりの高値などと言っているのに寂しい株価推移が続きます。


船場(6540)は反落。3Q決算を受けて急落してから下火の動きが続いています。元々今期業績の厳しさは織り込まれていたと思いますが、足元で上場来高値水準にあったことが嫌気されました。ただ来月には上場から1周年を迎えるため、そろそろ東証1部昇格の話があっても不思議ではありません。


そんな中、今回は買いで一銘柄取り上げたい銘柄があります。それは壽屋(7809)です。

フィギュアなどの企画・製造・販売などを手がけ9月にIPOした銘柄ですが、ジワジワと高値追いの動きになっています。そして10日に初めて発表した1Q決算は、営業利益進捗率が31.9%と高進捗だったことから一段高となりました。

今回のポイントは決算もあるのですが、基本的に上場会社の中で同業が居ないオンリーワン企業であること。まあ新興市場にはそういった企業がたくさんありますけれど、そういう企業の場合は何らか連想できる材料が出た場合、その銘柄しか買われませんから強いですね。

例えば公開一ヶ月後に迫るのがスターウォーズの最新作「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」ですが、同社の世界的な売れ筋はこのスターウォーズのフィギュア。公開が近づくにつれて話題になってくる可能性があります。そうなってきた場合、関連株として資金が集中する可能性があります。ちなみにオンリーワン企業とかってほぼ日(3560)などを持つひふみ投信が好きなパターン。

また、純粋にIPO銘柄の割にはPERが22.5倍と比較的低いです。同社の場合は自前で工場を持たないファブレスメーカーですから、設備投資などの必要も無く利益率が高いです。

同社は季節性としてクリスマスが最も売れるシーズンであり、2Qはかなり高い進捗率を見せてくると思います。それはだいぶ先の結果ですが、何にせよしばらく決算で売られる心配は無いだろうと。そうなると足元の高値更新波動はしばらく続く可能性があります。加えてVRとの融合とか、例えばNintendo Switchとのコラボ商品とか、色々な展開を想像できます。

現状優待はありませんが、もし自社製品の優待などを出してくるようなら、マニア垂涎の長期ホールド株になってくるのだろうと。ちなみに私は残念ながらあまりスターウォーズもフィギュアも興味がありませんが、好きな人は好きでしょうね。

目標は10/5安値2300円→10/18高値3660円の差1360円を節目3000円から上積むところで。月曜寄り付きから買いポートフォリオ入れとします。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html


株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。