KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

見た目は良いGDPで令和初の連騰

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本日の日経平均は続伸。朝方発表されたGDPが予想外に良く年率+2.1%成長に。それを受けて朝方から買いが先行し金曜高値を上回る場面があったものの、内訳が輸入の減少によるものということで、次第に戻り待ち売りに上値を押さえられる形。中国株が軟調スタートとなったことも重石になりました。

後場は改めて買われる動きが出るものの積極的な買いには発展せず。引けにかけては萎み、21300円をキープするのがやっとでした。一応令和初の続伸でしたが、ほぼ上ひげの長い十字足に。売買高は11億株台、売買代金は令和初の2兆円割れと閑散でした。


投資判断は「やや売り」。5月に入ってからは米中貿易協議の泥沼化が相場の重石となっています。トランプ大統領Twitterで、習主席は機関誌で、それぞれお互いの主張を展開。株価が下がるとトランプ大統領は「合意が近い」というような主旨を発言して盛り返しを図り、中国側がそれを否定して萎み、双方の隔たりの深さを表しています。

一方、日本やEUへの自動車関税一旦棚上げの他、金曜はカナダ、メキシコへの鉄鋼アルミ関税撤廃という話も出てきました。ただし後者の条件は中国製品がカナダやメキシコを迂回してアメリカに間接的に流れ込むことを阻止する監視強化を求めており、徹底的な中国製品に対する忌避を示しています。アメリカにとっては好材料ながらも、中国にとっては益々溝が深まる形であり、その狭間に揺れる日本にとっては差し引きややプラス程度の材料という感じでしょうか。

そういった米中の対立激化から、足元では昨年12月以来の1ドル=6.95元まで元安が進んでいます。古来1ドル=7元の強力な壁がありますが、今回こそはいよいよ突破してしまうのではないか、そして突破した時に相場はボラティリティが増すのではないかという状況です。というわけで、今最も注視しないといけないのはこのドル元相場だと思われます。

それ以外の通貨に関しては、5/14時点のシカゴ短期筋のポジションを見てもそれぞれ円売り、ユーロ売りポジションが前週よりも減っており、とりあえず最悪期は脱したような感じになっています。VIX指数の売りポジションも前週の15万枚→9万枚水準まで急減し、これらを材料にボラティリティが拡大するということは、少なくとも今週は無さそうです。
https://www.cftc.gov/dea/futures/deacboelf.htm

アメリカ株に関してはVIX指数も落ち着いてやや安心感があるのですが、Appleは関税問題で戻りが鈍く、一方で小型株であるラッセル2000の戻りは鈍いですし、Teslaが足元でまた急落歩調になっているなど温度差があります。

今週のスケジュールとしてはまず本日20日(月)はアメリカでパウエルFRB議長の講演の他、副議長や各連銀総裁の講演が相次ぎ、重要なイベントと言えます。

足元でアメリカの指標は確かに強いものもあるのですが、それぞれ米中貿易協議破談前の、4月に中国の統計が良くて交渉も楽観論が占め、アメリカ株も再度高値を攻めていた時期の統計なだけに、それを材料に再利上げ観測が高まるような雰囲気はありません。一方で利下げを織り込む程景気が悪いわけでもありません。ただ政策金利の影響を受けやすい2年債金利政策金利2.5%を下回っているので、市場は利下げを織り込んでいるとも言われています。

トランプ大統領はしきりにFRBに利下げを迫っていますが、一つは自身が不動産屋さんだったので利下げこそ正義であること、もう一つは議会がねじれているので景気を更に噴かせるために財政政策を打てないため、金融政策に頼るしか無いという事情もあります。FRB理事にトランプ派を送り込もうとして更にプレッシャーをかけている中、既存のFRB理事たちがどのように現状分析しているかに注目です。

ちなみにあまりにも値が振れるので、個人的にはあまりアテにしなくなったアトランタ連銀の「GDP Now」の数字に関しては、現在年率+1.2%水準となっており、4月下旬に発表された年率+3.2%水準からは大きく下ブレとなっています。
https://www.frbatlanta.org/cqer/research/gdpnow.aspx

21日(火)は首都圏・近畿圏のマンション販売戸数、4月訪日外国人観光客数の発表があります。アメリカでも中古住宅販売の発表があります。またOECD(経済協力開発機構)による世界経済見通しがあり、足元の米中対立激化で下方修正が見込まれます。

22日(水)は寄り前に日本の4月貿易統計と3月機械受注が発表されます。アメリカではFOMC議事要旨の発表があります。

23日(木)はユーロ圏のPMIやドイツIfo企業景況感指数、そして欧州議会選挙が始まりますが結果は26日以降となります。これはイタリアの財政問題が再浮上してくる中で、結果が気にされるかも知れません。アメリカでも製造業PMIの発表があります。

そして週末25日にはトランプ大統領国賓として来日します(~28日)。令和初の国賓待遇で大相撲を観戦し、優勝力士にトロフィーを渡すという話ですが、360度隙だらけの土俵の上が狙われないか、SPは大変だそうですね。なお翌週27日(月)はアメリカ市場がメモリアルデーで休場です。

今週の日本株に関しては強弱感が対立する中で上値が重い週だと見ています。ただそれもこれも結局トランプ大統領などの発言次第なので、正直読み辛いですね。ただ日経平均21500円超えはハードルが高そうです。


新興市場は「やや売り」。本日は両指数共に軟調。本日は大型株ほど強く、小型株ほど弱い一日でもありました。中でもやたらバイオ株が売られ、マザーズなどの重石に。決算を通過して期待から現実に戻されやすい新興株には、なかなか買いが入らない状況が続きます。


ポートフォリオ銘柄】
カナディアンソーラーインフラ投資法人(9284)は変わらず。ただ朝方突然売り気配スタートから始まり何事かと思いましたが、結局はその後あっさり先週末終値まで戻し大陽線。

タカラレーベン・インフラ投資法人(9281)などは年初来高値更新となっており、インフラファンドそのものに対するネガティブ要因では無さそうです。止む得ぬリバランスか、はたまた追証の投げ売りに巻き込まれたか、そういった何らかの特殊要因なのでしょう。こういうボーナスステージを取って行ければ、パフォーマンスは大きく変わるのでしょうね。


サニックス(4651)は大幅反落。決算後はすっかりお役御免感が出る投げ売り症状になっています。ただ今期も環境資源部門は引き合いが強いでしょうし、そんなに無下に投げ売られる程ではないと思いますが。ラグビーワールドカップが行われることもあり、ラグビーチームを持つ企業としても最注目されやすいと思います。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。