KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

伊藤智仁と私 後編

再度ケガからの復活というのは、そうそうできるものではありません。全盛期には150kmを超えていたストレートも、最後は100kmちょっとにまで落ち込んでしまい、プロで通用しなくなったことを感じて引退を決断されました

その後はヤクルトスワローズの投手コーチとして昨年までヤクルト一筋で在籍されていましたが、遂にユニフォームを脱ぐことに「今まで家族サービスもロクにできなかったから家族との時間を大切にしよう」と思ったものの、富山サンダーバーズから監督の打診があり、沸々と野球熱が戻ってきて、現在単身赴任で富山に来られたのだとか

2月から私の地元に住んでいる、ということですが、早速襲ったのがあの大雪の洗礼だったそうです速攻車の雪落としを買いに行ったのだとかその他、トークショーでは、現役時代やコーチ時代、そして正月に放送された特集番組の裏話まで色々聞けました

ケガの件に関しては、本当に野村監督を恨むことはなく、自分のプロとしての自覚が足りなかっただけだと言っておられました。戻れるならあの当時に戻って、自分に「いつまでもアマチュア気分ではなく、プロとしての身体作りをしっかりしろ」と言いたい、とのこと。

我々ファンは試合の結果だけを見て勝った、負けた、今日は調子が良い、あの場面でアレは無いだろう・・・と色々好きなことを勝手に言っていますが、選手一人一人のその試合のその場面に至るまでのプロセスは果てしなく長く、とにかく結果が求められるプロの厳しさが一段と身に染みました

聞き手の長谷川晶一氏の質問や返しも上手く、あっという間の一時間のトークショーが終了。現役時代の闘志みなぎる姿の反面、関西人であるが故の軽快なトークの面白さがあり、また新たな伊藤氏の魅力を感じました

残念ながら当日は先着に間に合わずサイン本をゲットできませんでしたが、どうも近くの本屋に時々出没されるそうなので、出くわしたら握手してもらおうと画策中です。昨日からオープン戦が始まり、まずは戦力の現状と課題を確認していく段階4月からの開幕が楽しみです

閣僚が日々入れ替わってもアメリカ株は動じず

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馬渕治好氏略歴
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内容 :「世界経済・市場展望」
(※世界の経済動向、主要市場の先行き、政策要因や投資家動向などの全体観について、最新情報を踏まえながらわかりやすく解説。なお質疑応答を含め、個別銘柄の株価判断はありません) 
日時 :3月21日(水・祝) 13:30~
場所 :富山県高岡市 JR高岡駅前 ウイング・ウイング高岡
参加費:4000円

事前お申込制となっており、定員に達し次第締め切りとなります。
セミナー終了後は懇親会も予定されています(※自由参加。別途5000円程度)。

詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。
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日経平均は金曜反落。前日のNYは出てきた経済指標が強弱感対立した形となったこともあり方向感に乏しい状況に。それを受けた日経平均は朝方こそ買われて始まったものの、ほぼ寄り天の形で値を消す展開となりました。今度はトランプ大統領が今度はマクマスター補佐官を解任と伝わったことで、急速に円高が進む格好。ただ間もなく否定されると、多少落ち着きを取り戻しました。

後場は日銀ETF買いが無いと見られると、下げ幅を拡げる流れに。日銀の正副総裁が事前報道通りに承認されましたが、材料出尽くし感もあって一段と円高の方向に振れました。辛うじて25日線に支えられての引けに。売買高は14億株弱、売買代金は2.7兆円台と引けでFTSEによるリバランスがあり0.5兆円超増えたことで、前日よりは増えました。


投資判断は「売り」。金曜のNYはメジャーSQにあたるクアラルドルプルウィッチングデーの中、好調な鉱工業生産指数を受けてしっかり。相変わらず閣僚解任報道はほとんど影響がありませんでした。それを受けた日経平均先物は21400円となっています。

しかし前回も書きましたが、先月は散々聞いたのに、今や誰もEPSが高いから日本株だなんて言わなくなってきました。来期の予想EPSを計算して語っているなら良いのですが「日経平均EPSが1700円を超えて過去最高!だから割安だ」なんて言っているアナリストやメディアは色々わかっていないんでしょうね(一応、私はここ半年くらいは一切EPSを論拠にした割安感を挙げてはいません)。

ましてや足元の円高が重くのしかかってきます。企業の想定レートはドル円108円~110円辺りが一般的で、今期は残り半月くらいだからいいとしても、来期はむしろ円高による減益が懸念される段階に入ってきました。黒田総裁が続投でも日本のGDPがイマイチでも円が買われるなら、アメリカの金利が上がってもドル安が進みますし、反転のきっかけがありません。

ついでに言えば「昔はアメリカの金利も10%を超えていた時代があったんだから、まだ全然低水準。恐れることはない」という論調もありますが、いやいや、債券の発行額はいくらになっているのか?この辺りも先般書きましたが、01年と17年の債務残高は4倍に膨れあがっているのですから、01年の金利は4%ちょっとでしたけれど、当時に比べて利払いの額は2.5倍以上に膨らんでいます。

ましてこれだけアメリカの景気が良いにも関わらず減税を実施して歳入を減らし、大規模なインフラ投資をして景気を刺激しようとしているわけです。更なる利払いの増加を政府は志向していると言えます。

足元は、一応アメリカの長期金利が落ち着いてきました。それは世界の株式市場にとっては一安心かも知れませんが、日本に対しては円高に繋がります。まあ長期金利が上がっている時でも円高に振れていましたし、どっちに転んでも円高に向きやすい地合になのですが。

トランプ政権がレパトリ減税に一番期待しているのは、米国企業による米国債購入なのかも知れません。例えばAppleなどは余剰資金を他社の社債などで資産運用に回しており、直近の決算でも有価証券を2000億ドル以上(約22兆円分)保有しています。

その規模は世界最大の債券ファンドに匹敵すると言われており、そういった資金がアメリカ債券を買ってくれれば政府としては有り難いはずです。もっとも、ずっとドル安が続いていくのだと仮定すれば、将来の海外投資のために海外現地通貨で置いておきたいという誘因にもなりますが・・・。

一方、業績面に関してはドル安であれば、アメリカの外需企業が好調になり、更に株価の上昇に繋がるという見方もあります。一応、アメリカは日本よりも内需型の企業が多く(自国マーケットが大きいので)、ドル安の恩恵を受ける企業は少ないとも言えます。

正確を期するならば、実は日本も内需型企業の方が圧倒的に多いのですが、まあ一般的に上場しているような大企業はグローバル企業なので、為替の株価への影響は大きいわけです。
https://www.globalnote.jp/post-1614.html

他方、日本も引き続きドル円そのものの水準よりも、ユーロドルの行く末を一番念頭に置いて考えるべきです。ではそのユーロドルがどこまで進むかと言えば、チャート的には08年7月の最高値から、09年、11年、14年の高値を結ぶ上値抵抗線が現在大体1.28ドル辺りにきますので、13年にも細かな抵抗帯となった1.275ドルまで来ると、上は重くなってくるのではないかと見ています。

そう考えると、逆にまだ現値から3%くらいドル安になる余地がある、と言えます。これをドル円に当てはめると、ドル安による要因だけでも102.50円くらいまでは目指す方向性を見ておくべきでしょう。

ただ個人的にはトランプ大統領就任後歴史的な低水準である10ポイントを割り込む水準でずっと推移したVIX指数が、 瞬間的にあれだけ急騰しておいて、何事もなかったように上昇トレンド回帰し、これで終わりとは到底思えません。

VIX関連のマーケットは全世界で200兆円にも上るとも試算されていますが、この大荒れでどれだけの金融機関が毀損したのか。それは次の金融機関の決算シーズンに明らかになっていくのだろうと思います。


新興市場は「やや売り」。金曜は両指数共に軟調四季報が発売されたことで、期待感で買われやすい新興市場株の目線が現実に引き戻されることで売られやすい感じになっています。一方、またIPOラッシュモードになってきたことで、短期資金がそちらに奪われてしまうのも逆風。しかもセカンダリが弱いですし、東証1部で下げ遅れ感の強い小型株が売られている点もマイナスとなっています。


ポートフォリオ銘柄】
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284)は堅調。久しぶりに10万円回復となりました。足元では結局またアメリカの長期金利が落ち着きを見せる中、相対的に利回り妙味が回復してきたインフラファンドなどにまた資金が回帰する動きになっています。

また、アメリカでトイザらスが破綻→全店閉鎖の話も無視できません。これによりトイザらスから地代を受け取っていたアメリカのREITが軒並み売られる形になっており、Amazonショックが間接的に効いている状態。

日本のトイザらスは維持されるものの、それとは別に今後も小売業全般にAmazonショックが襲いかかると見られています。日本も他人事ではなく、特に商業系REITなどに影響がありそうで、やはり相対的に安定感の強いインフラファンドに優位性があるのだろうと思います。


売りポートフォリオソフトバンクG(9984)は続落。アメリカではNASDAQが勢いを無くしてきましたが、同社は前場までは頑張ったものの、後場から値を消しました。今の地合、同社だけの頑張りでは如何ともし難い感じでもあります。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。
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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。

伊藤智仁と私 前編

前日の落合氏とのトークショーに続いて、翌日は伊藤智仁氏のトークショーが近くの書店でありましたルーキー時代から今日までずっと伊藤氏を追いかけて書かれた長谷川晶一氏のノンフィクション作品「幸運な男」のサイン会も兼ねていました昨年発売された書籍ですが、伊藤氏が独立リーグ富山サンダーバーズの監督に就任されたことに合わせたものです

3年前から中日ドラゴンズよりもサンダーバーズの試合の方がすっかり面白くなってしまって、暇を見つけては見に行くようになりました昨年は子供が産まれたのでなかなか見に行けなかったのですが、今年から何と何と、あの伊藤智仁氏が指揮するということになり、これは是が非でも見に行かないといけないと思っています

伊藤智仁氏がヤクルトスワローズの選手として鮮烈デビューしたのが私が浪人生だった頃突然現れた新人が、並み居るプロの強打者相手に、得意の高速スライダーで三振の山を築いて完璧に抑えていきました前日対談した落合氏も「お前が(当時のスライダーを武器に)今現役だったら30勝する」と太鼓判を押す程の凄まじさでした

ドラゴンズファンの私が敵ながらすっかり魅了され、当時ヤクルトの中継は巨人戦以外は無かったですけれど、ラジオで聞きながら、興奮しつつ勉強していた思い出があります。

伝説の一戦と言われるのが、お隣金沢での巨人戦。強豪巨人を相手に8回まで当時のセリーグ記録16奪三振を奪いながらも、味方の援護に恵まれず0-0の緊迫した試合展開となりました。伊藤投手の試合もそうですが、エースピッチャーは相手のエースと対戦することも多いので、味方の援護が無いケースが多く、伊藤投手の場合もよく接戦となりました。

その9回裏まで一人で投げきったところで、篠塚氏にサヨナラホームランを打たれてしまい、グラブを叩き付けて悔しがった姿が印象的でしたちなみにトークショーに石川から来ている人がいて「石川は嫌なところ」と冗談めかして言っておられました

その伊藤選手が残した伝説が、新人の1年目で防御率0.91という数字を叩きだしたこと。9イニングまで投げて1点取られるか取られないか、という驚異的な数字でしたが、彼の凄いところは延長となってもまだ投げ続けたこと。今の分業野球ではとても考えられませんが、当時の平均球数が140球ということで、これはとんでもないピッチャーが現れた、と衝撃を受けました

一方、当時ですら大丈夫かなぁと思っていたくらいに投げさせられていたので、案の定夏場のシーズン途中で故障し離脱3ヶ月しか投げていませんでしたが、その年の新人賞を獲得。それからは長いリハビリを経て、4年後にはカムバック賞を受賞する程の活躍を見せたのですが、その後ケガが再発してしまいました(つづく)

日米の政局混乱が重石に

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日経平均は本日反落。前日のNYは消費者物価指数が予想通りだったものの、国務長官電撃解任、また後任人事に対する失望感から軟調。高値更新波動が続くNASDAQも一服となりました。


それを受けた日経平均も朝方から売りが先行。ただ寄り前に発表された機械受注が予想を大きく上回ったこともあり、為替が円安方向に振れるに合わせて下げ幅を縮小。ただペンシルベニア州の下院補欠選挙の結果で民主党の優勢が次第に強まってくると一段安の流れに。

後場は一時300円以上の下げ幅となり前場安値を下回る展開に。ただ下値では日銀ETF買いと見られる忖度が入って、足元では下げ幅を少し縮めています。売買代金は13時半現在で1.3兆円台と低め。


投資判断は「売り」。引き続き釈然としない株式相場が続いていますが、私が密かに気にしているのはドイツ銀行の株価。実は足元15年以来の株価水準になっています。

聞いた話によると、クレディ・スイスの強制償還されたVIXインバース型ETNを結構持っていたという説もあり、現在は「株価が高すぎたことの調整」による下落かも知れませんが、下落が金融システムを傷つけて「金融危機による下落」という最悪の流れになっていかないとも限りません。

これら商品強制償還によるダメージが世界の金融機関を傷つけ、世界の株式に対する売りに繋がり、その大きさは10兆円とも22兆円とも言われております。野村やクレディ・スイスなどが組成したこれら上場証券の他にも、同様な性質を持つ未上場の私募証券が多くあり、これらの規模が上場証券を上回るという説も。

そのうちどの程度日本株に影響してくるかは謎ですがとにかく大きな数字ですし、そもそもこの試算に幅があることから考えても、実際の影響度合いを投資家が推し量ることが難しいという複雑さを生み出しています。これはサブプライムローンにも通じるものがあります。
http://www.quick.co.jp/6/article/13825

リーマンショックの際も、最初の下落は「パリバショック」と言われる、サブプライムローンによる金融機関への直接的なダメージが発端でした。パリバショックが起きた07年8月、日経平均は一週間で16948円→15262円まで急落、為替もドル円が118.50円→111.50円まで一気に円高に振れ、何やらきな臭い動きを見せました。

その後一旦高値に戻りかけて「なんだ、サブプライムローンも大したことなかったか」と皆が気を緩めました。当時WBSで蝶ネクタイをしたコメンテーターも「大した問題ではない」と言っていたのを鮮明に覚えています。ところが、その後ベアースターンズ→リーマンブラザーズへと時間差で危機の連鎖を呼び、アメリカ政府の対応のまずさもあって暴落になりました。
https://www.ifinance.ne.jp/glossary/world/wor035.html

パリティショック」と「パリバショック」は名前が似ているだけではなく、高値圏で起きた波乱という点で、最初の雪だるまの転げ落ちかも知れません。ただ、当時と同じように這いつくばってもう一度登ろうとして、非情にも頂上から足で顔を踏みつけられて崖から落ちていく・・・というのが、足元に来たる暴落だろうと思います。

正直、ドイツ銀行一行だけなら、ドイツ銀行だけを何とかすれば救えます。ただ、例えば今後も度々行われる債券入札が不調→FOMCも利上げ、などとなって債券価格が急落すると、世界中の金融機関で米国債保有していないところはまずありませんから、それが世界の金融ショックに繋がる可能性は十分あります。

まあ、元々15年12月に最初の利上げが行われた時だって、その辺りが気にされたものの、その後もなんだかんだで株価はこうして上がってきていますから脅かしすぎかも知れません。ただ足元ではテーパリングが始まっていて、ゴルディロックス(適温)相場が終わりに向いている中では、パウエル新議長が対応一つ間違えると、取り返しの付かないことになりかねません。

それにしても日経平均EPSは着実に上がって1600円超え。しかし今では誰も「割安だから上がっていく」と言わなくなってしまいました。 つい一ヶ月前までは、強気派が口を揃えて言っていたはずですけれど。

日本株のEPSは増えたものの、例えばトヨタ(7203)、ホンダ(7267)、日産(7201)の3社で8500億円弱の利益がアメリカ減税による税効果会計の影響で嵩上げされており、日本株全体では1.6兆円にものぼるとも言われています。だから株は割安なんだ、と言われても、じゃあ来期になったらどうなるの?1.6兆円分地力で儲けないと減益?ということになってきます。

いくら今のPERが割安だ、日本の金融緩和は継続される、などといっても、世界の株が崩れてしまうと無力です。そもそも世界のあらゆる金融商品がリンクしていることを意識して生み出されたのが、今回話題になっているパリティファンドです。今考えてみると、仮想通貨すら組み込まれていたのかも知れませんね。

これまでのようなゆっくりジワジワ上がる相場は非常にファンドマネージャーにとって都合が良かったのでしょう。ところが一転、今みたいに突然ボラティリティが上がってくると、やはりファンドマネージャーは動き辛くなってくると思います。対して我々個人投資家はその点思い切ったタイミングで素早く売却できるので有利ではあります。


新興市場は「やや売り」。本日は高安マチマチ。ただマザーズは昨日急伸した反動が出ているだけの感じで、全般的にしっかりしていると言えます。東証1部が日米の政局不安感を背景に手出しが難しいところで、為替の影響を受け辛く短期幅を狙いやすい新興市場個人投資家の資金が回ってきている感じです。

ただ個人的には中型株までが揃って2月安値を割り込んで来ましたから、順番的に下げ遅れ感の強い小型株が売られるタイミングは近いと思っています。


ポートフォリオ銘柄】
売りポートフォリオソフトバンクG(9984)は反落。アメリカではNASDAQがしっかりで、同社の投資先であるNVIDIAなども高値更新波動が続く中、どうもイマイチな動きになっています。

アメリカ長期金利の上昇も一服してきたので、もう少し強含んでも良さそうですが、本日は同じく指数寄与度の高いファーストリテイリング(9983)と共に売られる動き。この辺り指数に絡んだ大人の事情が上値を重くしているものと見られます。


同じく売りポートフォリオ住友不動産(8830)も反落。やはりアメリカ長期金利上昇一服を背景に、昨晩のアメリカ株市場では不動産株がしっかりしていましたが、本日は全体相場の売りに押される格好。業種別では下げ幅の低い方ではありますが、同社も売られる展開になっています。基本的にはアメリカ長期金利の上昇トレンドに変わりはありませんから、引き続き弱気目線で。


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落合、監督やらないってよ

昨日は随分前から非常に楽しみにしていた「落合博満×伊藤智仁トークショー」が富山県民会館で行われました。プロ野球ファンには垂涎のイベントですというのは、今年から地元の独立リーグ富山サンダーバーズの監督に伊藤智仁氏が就任したことがきっかけ。今日は今日で伊藤智仁監督単独のトークショーが別にありましたが、それはまた次回書きます

ともあれ中日ファンの私としては、ファンの間でも色々見解は分かれるとは思いますけれど、落合監督が私が30年以上ドラゴンズを見てきた中で一番の名将だと思いますまあその辺りは昔からこのブログでも色々書いてきたと思うので割愛。

昨日はまず落合氏による独演会がまず1時間半。その後伊藤氏との対談形式というプログラムになっていました。その前半のトークテーマは「オレ流野球の真実。視点が変われば楽しみ方も変わる」というものでしたが、結論を言えば全然テーマに沿った話ではありませんでした落合氏のこれまでの人生と、中日監督時代の話がメイン。それはそれで面白かったですが

色々な話があった中で、コアなファンなら半分くらいは知っている話ではありました。その中から、今思い出せる話や、印象に残った話を箇条書きで。

・中学校の成績は図工以外オール5。生まれた村では皆家族同然だったから、高校時代に野球部で殴られたのが非常に理不尽に感じた。
・監督を引き受ける時に出した条件は、チーム編成は全て自分主導でできること。当時ドラゴンズのカラーでもあった鉄拳制裁を止めること。コーチは選手の悩みに親身になって考えること。
・特別な事は何もやっていない。選手は皆下手で練習しなかったから練習をとにかくさせた。それで補強せずに1年目から優勝できた。2月キャンプイン最初から紅白戦をした時もマスコミで散々叩かれたが、自分は監督に就任する前に色々な人のやり方を勉強した。何も自分が一番最初に紅白戦からのスタートをやったわけではなく、以前そうやった監督も居た。
・練習は頭で考えることができるから、技術を磨くことができる。試合は本能で身体が動いてしまう。
・心技体ではなく、体技心。体力を作るところからはじまって、最後に心ができる。
・自分に足りない部分は、それが出来るコーチを連れてきてその人に完全に任せ、一切口出ししない。自分は料理ができないので、奥さんの作った料理が不味いと言ったことは無い。
・8年間監督をやって選手に同じ事をずっと言い続けたが、理解できない選手には何度言っても届かないから、毎日言い続けなければならない。そもそも理解できている選手はそれが実践できているから言う必要が無い。
などなど。もっと色々あったので忘れないうちにここに書いておこうと思いましたが、今思い出せたのはこれくらいです

後は8年間監督やって野手で教えたことが身についたのは荒木、井端、森野の3人のみ。外国人選手ではタイロンウッズ。外国人選手はコーチを選手より下に見ているからコーチの言うことは聞かないけれど、監督が言う事は絶対。2時間走っていろ、と言ってもちゃんと走る。昔は税率が高かったから、あれだけ年俸を稼いでも86%税金で取られたとか、そんな話でした

またタイトルに書いたように、自分は別にもう監督をやるつもりは無い、ということでした監督は皆が考えている以上に大変で、監督最終年に来季は契約しないという報道が流れた際に「来年のことを考えなくて良い」とすごく楽になったそうです。ちなみに味方は白井オーナーと西川球団社長と伊藤球団代表のみで、後は全員敵だったとのこと

正直、とりとめのない感じでつらつらと語られましたが、まあ元々野球選手で噺家さんでは無いわけですからね

後半のトークショーの方では、だいぶリラックスされたのか、実際にバットを持ってバッティング理論を披露してくれましたこれは非常に貴重な経験さすが、と大いに感動しましたまた新監督に就任する伊藤氏に対して「監督は女目線で選手を見ろ。選手の悩みのほとんどは私生活の悩み。そこを女の勘で見抜け」という、私にはわかったようなわからないような助言でした

ファンの間でも意見は真っ二つですが、私は落合氏にもう一度監督をやってもらいたかったです嫌いな人も多いですが、それは多分落合氏があまりにも自分に素直すぎる生き方を、しがらみや忖度無く貫いていて、自分にはマネができないという憧れややっかみの部分があるのだろうなと。

そしてそんな自分を信じて貫くことができる強さもなかなかマネができないですね。私も株を見ていて、自分の当初の考えを貫き通せずに後悔したことが何度もあります。物事をもっとシンプルに見て、そして信念を貫くというオレ流上等で生きていきたいと思います

イタリア選挙を睨んで欧州不安が台頭

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日経平均は本日続落。ドイツの大連立が決まったのは安心材料でしたが、イタリア総選挙で反政府側の五つ星運動が躍進と朝方から伝わったことで、不安感が増幅。200日線を割り込むと、その後も下げ幅を縮小する場面があっても押し返され、全人代の始まった中国株もプラススタートでしたが、マイナス圏に沈む動き。

後場は日銀ETF買いが入ると見られるも、足元では200円以上の下げ幅となり前場安値を下回る展開に。売買代金は13:45現在で1.6兆円台とそこそこ。


投資判断は「売り」。2月からの暴落の原因についてコンピューター売買であるアルゴ取引犯人説が言われていますが、詳しく言えばパリティファンドの仕業と言われています。
https://jp.reuters.com/article/low-volatility-idJPKBN1FP0NX

詳細な説明は上記リンクに託しますが、簡単に言えば昨年までのジワジワと上がる相場はボラティリティを低下させるファンドによって作られた相場であり、そのためVIX指数が空売りされてきたという話です。というわけで以前の「パリバショック」になぞらえて今回の急落を「パリティショック」と言う向きもあります。

今はその反動が出ており、VIX指数は2月に一時50ポイントを上抜く場面がありました。そのために犠牲になったのがVIXインバースETN(2049)ですが、これは何も国内に限ったことではなく、クレディ・スイスが10年に立ち上げてアメリカで上場している同様の証券もやはり早期償還になりました。16億ドル分の時価総額が一夜でほぼ0に等しい価値に変わり、投資家が大損失。この辺りの混乱が未だ尾を引いている様子。

そもそも変調が始まった1月下旬に何があったかと言えば、ダボス会議や一般教書演説。一つ大きく変わったのはトランプ大統領民主党化して突然「TPPに参加する」「強いドルが良い」などと急にグローバル主義者に変節したことです。今までの米国第一主義で買われてきた相場ですから、この変節を嫌気した・・・という見方があっても確かに不思議ではありません。

あとはやはりアメリカの決算が一通り出てきて、減税効果を織り込んだ→ここからの一段成長が織り込まれてしまい、更なる買いが入ってこない状況になった、ということが本質的だろうと思います。

最後にもう一つはやっぱり仮想通貨の急落が炭鉱のカナリアだったのでしょう。勿論時価総額が違い過ぎますが、金余りの状況を示すバロメーターであった点は皆に納得してもらえる説得力があると思います。仮想通貨全体の時価総額はピーク時の半分以下になりました。コインチェック問題もさることながら、各国における規制の動きも市場縮小に拍車をかけました。

個人的には仮想通貨NEM北朝鮮やロシアなど国家ぐるみで奪われたと考えていますが(個人や犯罪組織レベルでどうやって数百億円レベルの通貨を換金して使えるのか?

ハッカーのイタズラとしても壮大過ぎる)、もしそうでなかったとしても、6000を超えると言われる仮想通貨の全てがまともとは思えませんし、そもそも最初から北朝鮮などが裏方でICOしたものも存在すると思います。あるいは結構な割合でそうかも知れません。仮想通貨なんて裏付け資産や信用力が無いのですから。

各国首脳はそれを察知して規制に動いていたのに、対応が遅れていたのが先進国の日本。税金をたんまり取れるからなのか、ビットコインの生みの親「サトシ・ナカモト」が日系人だから気をよくしたのか知りませんけれど、手をこまねいているうちにまんまとやられたのが今回の失態です。

もし資金が本当に北朝鮮に流れたとすると、各国が頑張って経済制裁を行っているのに、一発で北朝鮮が年間石炭の輸出で稼いでいる220億円の2.5倍の金額を提供したことになります。

例え今回が違ったとしても、今後そういう動きが出てくる可能性は十二分にあり、そう考えると日本も仮想通貨規制の方向に動いていくのは間違い無いと思います。少なくとも今時のタレントを起用して明るく手軽なイメージでガンガンとCMを打つことは難しくなるでしょう。

仮想通貨は将来的には利用されるシステムとは思いますが、今の状態があまりにも異常過ぎるので、取捨選択の流れに入るのは自然な流れでしょう。NEMも580億円しばらく簡単に売却されないのだから、逆に結構上がりそうなものですが、それでも下がっているのはその辺りの動きを無視できないからだと思います。

ともあれ日経平均のチャート的に2月の急落で10月に16連騰となった価格帯に舞い戻ってきました。この水準は一方向にゆっくりジワジワ買われた(今思えば、これこそ上述のパリティファンドによる仕業だったと言えます)ゾーンで、つまり価格帯出来高が薄いところになっています。

なので余計乱高下に拍車をかけ、日本のボラティリティの方がアメリカよりも高い感じになっています。


新興市場は「やや売り」。本日は両指数共に軟調。特にこれまで個人投資家の資金が下支えしてしっかりしていた新興市場が本日は大きく崩れる動き。直近IPOも揃って大幅安となっています。先週大型株が揃って2月安値を割り込んで来ましたから、順番的に下げ遅れ感の強い小型株が売られやすい格好となっています。


ポートフォリオ銘柄】
売りポートフォリオソフトバンクG(9984)は続落。本日は月次が良かったことを受けて、同じく指数寄与度の高いファーストリテイリング(9983)が買われる動き。それのペアトレードで日経平均を調整するように、同社が売られる動きになっています。

また欧州が米国大手IT企業をターゲットにした報復的な課税を発表するとも伝わっており、アメリカ株の下落懸念も加わっています。同社は大型株の割には2月安値を割り込んでおらず、下げ遅れ感も手伝ってまだ下落が続くと見られます。


本日寄り付きから売りポートフォリオ入れとなった日清食品HD(2897)は反発。本日は先んじて安かった食品株が業種別騰落率でも上位。一方、この下落局面でも強かった銘柄、例えばオプトHD(2389)やサイバーコム(3852)といったところが利食い売りに押される展開になりました。ただ基本的にはパリティファンドによる売りが続くと見られ、食品株はまだまだ弱気に見ています。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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桃だらけ

昨日はひな祭りということで、うちの娘の初めての節句でもありました雛人形はいわゆる親王飾りでコンパクトなものに人形も今風な感じの丸っこい顔で、出し入れが簡単とにかく娘も人形を見ると喜んでいるので、良かった良かったというところです

それを記念して(?)祖父母勢揃いで皆で食事に行ったのですが、最近は結構どこの店でも赤ちゃん連れに優しく設備が整っているんですね今まで気にしたこと無かったのですが、赤ちゃん用の椅子を用意してくれたり、離乳食用の小皿を貸してくれたり。時代の流れなのか、元々そうだったのか。

それにしても、なかなか子連れで外食というのはハードルが高いものですそういった子供ウェルカムな店もあれば、中には入り口に「子供お断り」とハッキリ書いてある店もあります個人的にはそんな店はこっちからお断りですが、そういった設備的な問題をクリアしたとしても、特に離乳食も準備して外食しないといけないという面倒臭さがあります

ともあれ、娘が人生初めての「外食」をした記念日でもありましたが、それから続いて天然温泉のお風呂にいきました娘の人生初の「外風呂」。そこは源泉100%がウリで、スーパー銭湯みたいな感じではあるものの、お湯は湯ノ花が出来る程本格的なところでした。

私は久しぶりに一人で風呂にゆっくりと入ることができたわけですけれど、女湯の方では娘が大泣きして大変だった様子大勢の人が裸で居るので「異変」を感じたのではないか、ということですが、結局ほとんど風呂に浸からずに上がってしまったとのこと

なんとも勿体ない外風呂デビューとなりましたが、ともあれ無事桃の節句を過ぎて、1歳の誕生日も近づいてきました早いものですが、今では20秒くらい立っていることもできるようになり、日々成長の早さに驚かされています