今日は市場がお休みなので、今週新規推奨した日本ライトン(2703)について軽く掘り下げてみようと思います(今回は時間の都合上、本当に軽くです。申し訳ありません)。
↓日本ライトンHP(本当はライトオンなのに、ライトオン(7445)と企業名が被ってしまうからライトンなんでしょーね)
http://www.lite-on.co.jp/
台湾ライトンテクノロジーの日本法人です。事業内容は主に半導体商社で、自社では生産せず、国内で生産されたものを海外へ輸出したり、逆に海外で生産されたものを国内に輸入したりしています。
実は最近の業績は多少厳しい面があり、液晶ディスプレイの落ち込みにより、中間期は下方修正を余儀なくされました。8月の中間決算発表時に通期予想も下方修正していますが、発表時にも株価は反応せず、むしろ順調に上昇してきています。
というのも記念配とはいえ2.5円増配したことと、実際はLED部門が好調で、取引先が拡大しており十分増益が狙えることにあるからです。来期の営業利益は一気に10億円を狙っています。中期経営計画では3年後に20億を目指しています。
予想PERは11倍程度と、まだまだ評価余地は残された状態です。以前から割安で放置されていた株で、最近ようやく株価が上昇し、評価されてきた感がありますが、最近ようやく世間の半導体分野の回復が見込まれてきており、それに併せてもっと評価されても良いでしょう。11月上旬に予定されている第三四半期決算発表に期待ですね。
実はこの銘柄に関してはファンダメンタルよりもチャートのテクニカル的な部分に期待を寄せる部分が大きかったりします。
直近のチャートは申し分なく、上場来高値を連日更新している状況です。指標的には過熱感も残されていますが、まず来週頭あたりに大幅高をしてしばらく横ばいの日柄調整を予想しています。それ程出来高が膨らまずに高値を更新していますので、逆に大きな急落はないと思われます。5日線にサポートされて上昇できるのではないでしょうか。
台湾は日本より小さな島国であるのに、ソフトバンクの孫社長や王監督など優秀な人材を輩出し、日本に密接な関係のある友好国の一つです。今中国が武力で脅しをかけていますが、日本は同じような境遇にある台湾を見捨てずに協力すべきでしょうね。小国の意地というものを見せつけないといけません。だからというわけではないですが、日本ライトンには是非とも頑張って欲しいと思います。