KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

おわらっちゃ

富山で有名な観光行事といえば「越中おわら風の盆」。悠久な三味線の音色に合わせて編み笠を被った人々が民謡に合わせて踊るという行事で楽毎年9月1〜3日までが本番、その10日前から前夜祭が行われています。

おわら風の盆HP
http://www.city.toyama.toyama.jp/yatsuo/nourin/owara/

私も先月までの仕事の激務が片づいたので、昨日は久しぶりに5時過ぎに退社し、母と嫁と3人で見に行きました。私は地元民でありながら風の盆を見に行くのはこれが2回目(・・;)確か4、5年前に一度見に行ったのですが、さすが日本でもメジャーな祭。なかなか趣があって良かった思い出があります。今年は県外からやってきた嫁に是非富山のメジャーイベントを体験させようという母からの提案があり、比較的急に計画が立てられました。

車で行ったのですが、道路は意外に空いていました。ところが現地に着いてビックリ(××)車がズラーーーッと並んで駐車され、第一駐車場から第四駐車場まであったのですが、すっかり軒並み満車(-。−;)しかも駐車場は別のところにもありますから、全部で1万台近くの車が駐車されていたのではないでしょうか?ナンバープレートを見ると練馬やら三河やら岩手やら、県外の車がズラリと勢揃い。皆平日なのに頑張ってよく来てます(;^_^A確かに前回来た時も人はたくさんいましたけど、こんなにも来てたかな?(・・;)

富山はあまり観光的な場所やイベントが少ないですから、県挙げて風の盆のPRに必死です( ̄Д ̄;;その甲斐あって、どうやら年々観光客は増えている様子。この3日で計24万人の人が人口5000人の町に訪れるという事で、正直需要にキャパが見合っていないという状態です。

そんなわけで皆が風の盆の中心地に車で乗り合わせたら大パニックになりますから、中心地から少し離れたところに駐車場が用意され、そこから無料のシャトルバスでピストン輸送するという仕組みになっています。

それでも感心したのが係の人達の手際良さ(××)これだけの大イベントですが毎年行われているから人出予測などもほぼ完璧にできているのでしょう。勿論物理的にさばききれないので滞る面はあるものの、ほとんどイライラを感じさせません。道路も入っていく車と出ていく車が重ならないように手際よく誘導され、警察と地元の人々が協力して上手く連携が取れており「へぇー、上手くやってるじゃん」と偉そうに思ったりしました(;^_^Aまあこれも一つの伝統芸と言えるのかも知れません(そんなわけで風の盆編はつづく)

さて、そんな筆者が風の盆に行っている間に政局が大きく動いた後の日経平均は本日続落。昨晩福田首相が突然の辞任発表。揺れる永田町でしたが、一夜明けた本日の株式市場は政局の不安定さがそれ程問題視されず、むしろ今よりも良くなるのではという期待感から上昇してのスタート。しかし後場突然先物主導で売りに押され、一時節目の12500円を割り込む急落。その後は少し買い戻されたものの、200円以上の下げ幅を残したまま引けました。

ちなみに昨年9月12日、安倍さんが後場直後に辞意を表明すると最初意外に無反応で、ややあって株価が急落しました。本日その時と同じような時間帯に売りが突然入ってきたのは単なる偶然でしょうか?恐らく外資系の金融機関がニュースを消化して先物経由で仕掛けてくるのがこの時間帯なのでしょうが、この辺は次回のために(?)覚えておいた方が良いのかも知れませんね。

投資判断は「売り」に。本当であればもうしばらく(SQ通過まで)「中立」を続けるつもりだったのですが、今回突然の首相辞任が招く政局の混乱に未だ定まらない外部要因が更に状況を攪乱してくる事によって、株式市場の不透明感が増したと見ています。「福田政権が終わった」という事よりも、2回続けて首相が「だって民主党がいじわるするんだもん」的な感じで辞意を示した事が問題視されると思います。つまりどんな形で現在の与党政権を存続させても最終的には1年持たない短命政権に終わるのがオチで、しっかりと腰を据えた政策を採る事ができない、すなわち解散総選挙で民意をはっきりと問わないと、この国の舵取りは上手くいかないとハッキリした事が株式市場を「早期解散催促相場」へ導くと思います。他にも単純にテクニカル的に下値を切ってきた事や、9月はここ10年で2勝8敗という弱い月であるという事も「売り」とせざるを得ない要因です。

ところで福田さんは小泉政権下で官房長官をやっていた時も突然「辞める」と言って辞めた事がありました。あの時は年金未納問題が原因でしたが、案外キレ易い大人なんですね。見た目は大人しそうな感じなんですけど。個人的には結構好きなタイプだったんですが残念です。

新興市場は「強気の買い」。しかし本日は3指数共に下落。最近は特にマザーズ指数が堅調に値を上げていたのですが、今日のところはさすがに大型株に注目をさらわれた格好です。一応売買代金は3市場合わせて400億円を超えており、相対的な値動きの良さを好感した買いが入ってきている事は無視できません。一方で個人投資家の評価損率が恒常的に20%近くになっており、投げ売りと下値拾いの交錯が続いている模様。この流れが良い方向に断ち切られる、すなわち投げ売りが止む事になるといよいよ新興市場は反転となってくるのでしょう。

みずほFG(8411)は続落。本日はGSが投資判断の引き下げを発表。「買い」→「中立」への変更で寄り付きこそ軟調に推移したものの次第に全体相場の流れに乗ってプラス圏に。しかしその後はやはり全体相場の流れに押されてマイナス圏へと乱高下。テクニカル的には25日線に頭を抑えられた格好で、目先やはり苦しい展開が続きそうです。もう少し様子見で。

USEN(4842)も続落で上場来安値更新。見切り売りの流れが続いています。ここまで来ると心理的節目250円までの下値は見ておくべきか。ヘラクレス指数が軟調推移している事も悪材料に。

昨日からエントリーのCCC(4756)は反落。昨日は買いの流れをそのまま引き継いで強い上昇を見せてくれました。本日は十字線が出現してやや弱気転換も示唆する格好ですが、信用倍率は0.34倍と引き続き低水準。このままボリンジャーバンド+2σを攻めていく動きを継続できそうなため、引き続き強気で。

日本リテールファンド(8953)は反落。それでもこちらも昨日は買いの勢いが続いて堅調でした。テクニカル的には一目均衡表の転換線に頭を抑えられている格好。目先のリバウンド場面は終わった様子ですが、その後の調整を経て再上昇を期待できます。こちらも強気で。

唯一の売り銘柄としたSBIHD(8473)は続落。全体市場が軟調推移している中でさりげなく上場来安値を更新しています。混迷を深める金融不安の中、同社の下落は拡がるばかりで底値を伺いに行く展開に。あっという間に目標を達成してしまいそうな勢いです。

それにしても先日見切った丸山製作所(6316)は図ったように値を飛ばしてきました・・・。やはり仕手株は一筋縄ではいきませんね。来年の糧としておきましょう。

以下ポートフォリオの動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371)
 2005年12月2日より 3470円→867円 目標6000円

ソネットエンターテイメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→293300円 目標75万円

ソフトバンク(9984) 10月5日より 2400円→1798円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 10月15日より 117000円→97000円 目標20万円

ダイハツ(7262) 3月25日より 1141円→1318円 目標1400円

みずほFG(8411) 4月15日より 433000円→456000円 目標70万円

SEH&I(9478) 5月28日より 13000円→10600円 目標2万円

USEN(4842) 7月15日より 300円→272円 目標400円

学情(2301) 7月20日より 570円→400円 目標1000円

CCC(4756) 8月31日より 689円→720円 目標800円

日本リテールファンド(8953)  8月31日より 450000円→465000円 目標55万円

売り銘柄

SBIHD(8473) 8月31日より 19320円→18400円 目標18000円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。