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そうこうしている間にいよいよ私の退社日になりました。朝から所長に呼び出されて、退職の手続を色々。その日所長は１２時半位には出かけ、そのまま帰ってこないという事でした。所長は事務所よりも他の肩書きの方を重視していて、あちこち行っているものですから、普段からよくある事でした。
そんなわけで私は昼休み時間にそれに気付いていないふりをして外へ出て、お昼休み終了ギリギリに戻ってきて、出かけてしまった所長とは結局最後に挨拶らしい挨拶をしませんでした。まあそんな大人な対応はお互い無意味でしょう。・・・とか考える子供な私。
所長の事はともかく、最終日になってもまだご挨拶に行けていない社長さんがおられました。その社長さんには色々とお世話になったものですから、是非会いたかったのですが、元々は○○さん（ベテランのおばちゃん）から譲って貰ったお客さんだったので、○○さんと一緒に行って挨拶したかったのです。ところが○○さんが忙しくて、なかなかお互いの時間が合いませんでした。
で、結局挨拶できないまま、いよいよ退社間近の時間に。「仕方ない、それじゃ本当は直接会って挨拶したかったけれど、電話で済ませようかな」と思ったところに、○○さんが「一緒に行こう」と言い出したのです。「えっ、今からですか？（××）」という感じでしたが、○○さんの車で３０分かけて二人で行ってきました。
社長さんに「突然押しかけてすみません」というような感じで、突然の来訪の訳を説明。「うーん、まあてけてけ君は未来有望だから、事務所にとっては損失だろうけれど・・・」と有り難いお言葉をいただきました。すごく面倒見が良くて頭の回転が速く、そしてお話が大好きな社長さんでしたので、そのままマシンガントークで１時間近く私に対するエールをアレコレいただきました。大変有り難いことです。
実は私の家からは歩いていける範囲のところの社長さんだったものですから、多分その辺りをブラブラ散歩している時にでもバッタリ出くわす可能性はあるでしょう。ただ一応守秘義務とかがありまして、辞めた後は関係者と一切の接触禁止とか言われていましたから、私も一応その辺りはしっかり守らないといけないと思い、これで最後だなぁと思ったりしていました。色々な人との出会いがあった２年半でしたが、まとめて一気にお別れだと思うと少し切なくもありました。（つづく）
さて、切ない日経平均は本日反落。前日のNYダウはFOMCによる景気弱含み見通しを受けて気迷いの動き。ただ引けでは何とかプラス圏を回復し、ここ最近の楽観相場の力を見せつけて７営業日続伸となりました。S&Pはわずかながら反落。
それを受けた日経平均でしたが、朝方から売りが先行。昨日調子に乗って大幅高した反動が出格好。前場は警戒されていた中国の各種指標が出ると、アク抜け感からやや下げ渋る形に。ただ為替の円高傾向などが嫌気され上値の重さは相変わらず。出来高も低水準で値幅も６０円弱と、引き続きしょーもない相場展開でした。
投資判断は「強気の買い」。閑散相場が続いています。昨日も出来高は２０億株を超えましたが、内訳はみずほFG（８４１１）のみで９億株近く。実態は薄商いのままで、引き続き決算待ちという向きが強いです。また今週末には３連休や、来週には欧州のストレステストが控えていますから、一層様子見ムードが高まる点は致し方なし。
一応本日も無事一つの世界的イベント「中国農業銀行上海上場」を通過しました。公開価格を若干上回る無難なスタートでしたが、他の銀行に比べて不良債権予備軍を大きく抱える銀行の割にはまともなスタートだったのではないでしょうか。ただ中国の他の銀行も増資を控えており、需給悪化懸念はまだ拭えません。ちなみに終値では７％近い上昇となり、差し当たってはホッと一安心という感じのようです。明日は香港上場となりますが、まあこの辺りは問題ないでしょう。
新興市場は「強気の買い」。本日は３指数共に下落。またマザーズ市場企業で怪しげな話が出てきました。アクロディア（３８２３）が子会社の不適切な会計処理により四半期報告書の提出期限を守れなくなった事を受けて管理銘柄に指定。
今回の話はそのまま額面通りの事実と受け止めれば、今まで遅延によって管理銘柄指定を受けた、例えば日本風力開発（２７６６）などと比べれば規模も意味合いも程度の軽いものです。ただ今までのパターンから、下手すると芋蔓式に次々と悪材料が明るみになっていく可能性もあり、当面の下落は避けられそうにありません。特に最近は下落歩調だったものですから、尚更負のスパイラルが続くような形となっています。
一方で水準的には高値から１／４の３７０００円割れを狙う感じになるでしょうか。最早内容云々では実態がわからない事だらけですから、テクニカル的な需給要因の一致するところを探っていくしかないですね。幸いにも（？）底値を探っている途中での発覚で、下値の目処らしいラインがありませんから、こういう単純な節目が一番わかり易く作用するでしょう。
そして無事下値が確認されて５日線を超えてきたら、管理銘柄から抜けるまではデイトレに徹し、持ち越しは厳禁と。こういうタイプの銘柄では一番オーソドックスな手法です。
それにしてもまたしてもマザーズ銘柄です。そして比較的時価総額も大きめの銘柄です。６／１５のブログでも言及したように、マザーズ市場は新興３市場の１５％の銘柄数しかありません。それなのにエフオーアイ、日本風力開発、そしてアクロディアと続いています。目立たないところでシニアコミュニケーション（２４６３）の粉飾もやっぱりマザーズでした。
一体何なんでしょうね？東証は何を基準に見ているのでしょうか？いつまで経っても新興市場に対する胡散臭さが払拭されません。これでは新興市場が盛り上がらず、ひいては日本経済の衰退に繋がります。相撲と同じでいい加減にせぇよ！と言いたいところです。
ソフトバンク（９９８４）は続伸。上値追いの動きが続いて好需給となっています。この辺り前回示した通りの格好になっているかと思います。やはり決め手は高値でのMACD好転でしょう。貸借倍率も０．５倍と好回転。特に上値の節となる所が見つかりませんから、単純に見て目先の目標は前回の上昇波動の値幅分、すなわち約４５０円と見て、２７００円超えの水準という事になるでしょうか。
ただiPhone4の電波受信不具合問題が陰に潜めています。一般的によくある事ですが、上がっている時には無視されて、一旦下がり始めるとこの材料が今更のように取り沙汰され、下げの理由となって一気に下落しますから、値動きには細心の注意が必要です。
ダイハツ（７２６２）は反落。５日線に支持された窓埋め拒否の上値追いが続いており、全体相場が弱い中で健闘してはいます。貸借倍率もほぼ貸株のみの状態で需給は良好。ただ本日は昨日のローソク足の中での値動きとなり、上髭を長く伸ばしてしまいました。明日５日線を割ってくるようであれば、短期狙いの方は一旦撤退が望ましそうです。その場合窓埋めの可能性が高いです。
みずほFG（８４１１）は続伸。公募価格が決まった後の昨日も今日も日証金の貸株が増えている事から、短期的な需給妙味が益々増している格好。前回も述べたようにこちらは公募の現渡で決済できることから、将来の買い戻しという点では期待ができませんが、それでも公募株還流の際の売り圧力緩和には繋がります。売りが増えているにも関わらず値を上げている状況が良い事であるのは違い有りません。
また本日はストレステストに対する不安感から欧州銀行が弱かった事や、りそなHD（８３０８）の増資観測を受けて銀行株が弱含んでいます。本格的に銀行株が上昇してくるのは、やはりストレステスト開けという事になるでしょうか。それまでは日本株の上昇もお預けです。
トヨタ（７２０３）は反落。昨日は急加速問題の大部分は運転手の操作ミスだったという報告を受けて急反発となりましたが、本日は全体相場安の動きにつられています。それでもようやく明るいニュースが出てきたなという感じで、押し目では外国人の買いが増えてくるのではないかと見ています。テクニカル的には明日にも５日線と２５日線のミニゴールデンクロスが示現し、下値不安を取り除いてくれます。
ところで全く個人的な見解ですけど、リコール時の恐怖体験の大部分は非常に「嘘臭い」と思っていました。思いこみが報道で連鎖するのでしょうね。議会で「トヨタよ、恥を知りなさい」と言っていた老婦人はとんだ赤っ恥です。彼女は多分真剣にそう思い込んでいるのでしょうからそんなに責めるつもりはありませんけれど、車は自分の命以外にも大きな被害を与えます。そういう人は大人しく乗らないで欲しいと思いますね。
ケネディクス（４３２１）は続落。昨日ほぼ窓埋めを完了してから急落となっています。この辺りは戻り売りのラインを設定しておくべきでしたね。油断しました。
ただ引け後には伊藤忠（８００１）との資本・業務提携を発表。PTSで値を飛ばしています。ただ同時に希薄化の程度が５０％近い１０２万株の増資も発表。個人的にはマイナス材料のような気がしますけど、折り込み済みという見方で良いのでしょうか？どちらにせよ明日の寄り付きで売却とします。
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