KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

相場見通しと注目銘柄

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足下の株価急落は投資のチャンス!
間もなく天与の買い場がやってきます。
今の内から情報を集めて、反転のタイミングに乗り遅れないようにしましょう。

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日経平均は金曜続落。前日のNYは新規失業保険申請件数の減少から急反発。各指数共に4%近い上昇を見せて、前日の大暴落分をほぼ埋めました。引けにかけて少しだけ売られたものの、久しぶりに強さが見られました。

それを受けた日経平均も朝方買いが先行。ただ前日が欧米株に比べてあまり下落しなかったことから、その分反発力は小さいものに止まりました。また金曜はSQ算出日ということで、オプションに絡んだ思惑的な売買もあった模様。

ところがSQ値を寄り付き直後に下回ると、次第に売りが広がる展開に。昨今ボラティリティが高いため週末の売り要因が一層強く出たこと、またNYが大幅高だったことから、翌日の反動安を警戒した売りが時間外先物市場で出ていることなどが上値を抑えました。未だ続く円高も輸出株の上値重石要因に。

自社株買いを発表したキヤノン(7751)は堅調に推移したものの、トヨタ(7203)などの自動車株が売られ、結局マイナス圏に沈んだまま引ける形となりました。

投資判断は「強気の買い」。安い中でもやはりPBR1倍割れという水準が強く意識されているようで、日経平均で8900円というラインに近づくと買いが入ってくる格好のようです。また、さすがにこれだけの乱高下を見せられると、売り方も積極的に売り込みに行けるような水準とは言えないでしょう。

海外では金融当局が騒動の火消しに躍起になっており、各国共々市場に対する空売り規制などの導入に動いています。そもそも今回何かが破綻したわけではなく、投資家の猜疑心に火が付いただけですから、需給バランスさえ整えば戻りも早いのではないかと見ています。

金曜はあれだけの波乱の後にもかかわらず、そしてSQにも関わらず売買高20億株、売買代金は1.4兆円と低調でした。既にお盆休みモードに入っているようで、来週も先物に振らされる展開になりそうです。決算はようやく一巡しましたが、引き続き好決算で需給バランスが改善したものは買われ続け、逆に崩れたものは売られ続ける展開となりそうです。

金曜のNYは続伸。消費者景況感に関する指標が低水準だったことで一時売られる場面もありましたが、EU各国の金融株の空売り規制強化を受けて欧州株が上昇したことが支援材料となり、再び上げに転じました。何とか前回から書いているように下値切り上げの形になっていて、不安感は後退しているようです。VIX指数も少しずつですが収まりつつある模様。

それでもまだ投資家の不安心理は強いですから、月曜も寄り後の動きには気を付けなければなりません。現状日経平均で9000円は超えてきそうですから、5日線を明確に上回ってくることで上値の軽さは一気に拡がる展開とは見ています。ただ海外動向などで逆に割り込んでくるようなら、一旦外して様子を見た方が良いでしょう。海外の方は超短期的には反動安を警戒しなければいけませんから。

ところで、イギリスでの暴動がなかなか収まりません。今年に入ってエジプトやリビアで暴動が起きましたが、かの紳士淑女の国でも発生しました。まあ元々フーリガンの国ですし、先進国での暴動も珍しいものでもありません。

ただ今回私がビックリしたのはイギリス政府の対応。軍を持ち出すとか言った話は程度にもよりますが、FacebookTwitterを悪玉としてネット遮断を行う可能性を持ち出したことです。これには参りました。

今まで散々新興国に対して言論の自由の確保を訴えてきたのは、他の誰でもない先進国でした。むしろ暴動を焚き付けんばかりにその意義を主張してきました。民衆の意志は絶対である、人民の権利は守られるべきだ、と。

ところが、いざ自分のところに火が付き出すと一切合切かなぐり捨てて、なりふり構わぬ火消し策を講じています。それを見て中国は鼻で笑っています。結局先進国と言っても成熟している国でも何でも無いということを、改めて証明した今回の出来事です。幸いまだ実行はされていないということで私は自制に期待しますが、首相がその対応に言及したという事実には失望しました。

これは日本だとどうなるでしょう?先進国で5本指に入るイギリスですらこの様ですから、他の先進国も紙一重でしょう。ただ、震災でも暴動が起こらなかった誇るべき我が国は、さすがに大丈夫と思っていますが。

そもそも日本の場合は人口構成的に若い人が少なく、暴動を起こすような民族エネルギーは最早ないのかも知れません。安保闘争で使い切ってしまったのかも知れませんね。最近起きたデモもフジテレビに対する韓流反対の行進ですから、至って平和とも言えます。

しかし民衆がいつまでも大人しいからと言って、いつまでも政治があのような状態というのも許せません。日本で暴動が起きるのはまっぴらごめんですが、政治の革新的な変革には是非期待したいものです。

新興市場も「強気の買い」。金曜は高安マチマチ。マザーズはここ最近頑張っていたので一服となりましたが、JASDAQの方は出遅れ感もあってプラスで終わりました。

金曜はヒト・コミュニケーションズ(3654)がJASDAQにIPO。寄り付きこそ公開価格の3%弱と大人しいものでしたが、セカンダリーを意識してその後ストップ高比例配分に。

最近はIPOがこのような形で盛り上がるケースが増えてきました。夏相場の手詰まり感もあって一層注目度が上がっている面もありますが、IPOのセカンダリが盛り上がると、IPOでの取得が過熱し、それがまたセカンダリを盛り上げ・・・と好循環を生み出します。そしてそれは新興市場全体の活性化に繋がります。

ただ残念ながら当分IPOがありません。夏なので仕方ないのですが、次は9/16のイーピーミント(6052)まで一ヶ月以上間が開きます。そんなわけで、当分は直近上場のIPO銘柄の物色が中心になると思われます。中でも決算の出ていない直近のモルフォ(3653)辺りが狙われるでしょうか。

個人的には大型株市場も新興市場も共に強気に見ていますが、安心感が強いのは新興市場の方だと思います。株安に乗じて買収やTOBなどの動きがよく見られるようになってきていますから、戻り局面では小型株の方が強みがあります。

ポートフォリオ銘柄】
ロート製薬(4527)は続伸。決算通過後は憑き物が取れたように上昇が続いていますが、金曜は直近高値を抜いてきました。また大証金でも貸借倍率が昨年9月以来の1倍割れとなっており、極めて需給環境は良好。グリー(3632)に似たチャート形状になってきたので、大証銘柄ですけれど次第に注目を集める形に発展していくものと期待しています。

ジャックス(8584)は大幅反発。こちらも決算通過後はスルスルと上値を追う動きとなっています。これでようやく3/11の震災後急落の窓埋めが果たされた格好で、出遅れ感の第一段階は取り戻しました。無論、業績回復を見越すとこんなところで終わるような株価ではないでしょう。このまま目標株価280円まで一気に突き進んでもらいたいところ。

金曜より買いポートフォリオ入れとなったNECネッツエスアイ(1973)は反落。寄り高となってしまいましたが、25日線に下支えされて下げ渋り。来週は5日線の上昇に沿って、今週の下落幅を取り返す展開になりそうです。

【注目銘柄】
アーク(7873)は大幅高。木曜引け後に出した決算において疑義注記が取れたことによる安心感から大幅高。最近この手の手合いが多く、先日は昭和ホールディングス(5103)がやはり大幅高、またプラコー(6347)も発表直後は盛り上がったのですが、一巡すると出尽くし感から大きく下げる形になってしまいました。

夏場なので小型株が注目されやすいという環境も短期資金の注目度を高めている様子。来週はまたお盆休みで相対的に個人投資家比率が高まる中で、こういった超低位株の物色が多くなりそうです。

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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。