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足下の株価急落は投資のチャンス!
天与の買い場を逃さないようにしましょう。
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日経平均は金曜続落。前日のNYは感謝祭でお休みで、欧州市場はドイツのメルケル首相が引き続き欧州共同債に対して否定的な見解を示したことで小幅安。
それを受けた日経平均は朝方から売りが先行。また年初来安値を付けた後は薄商いの中で国内年金筋の買いなどに支えられ一進一退。ドル円が円安に傾く一方でユーロ円は102円台に突入し、強弱感が台頭。結局TOPIXの方はプラスと、方向感に乏しい展開になりました。売買高は15億株と相変わらず低調。
投資判断は「強気の買い」。金曜のNYは感謝祭の続きで半ドン。朝方は高く始まったものの、欧州危機の沈静化が見られない中で続落となりました。
イタリア国債は6ヶ月ものでも利回り6.5%となっており、明かな異常値です。半年後のイタリア国債がデフォルト、または毀損するなどと考えられないでしょう。非常に魅力的な投資商品が金融危機の最中にごろごろしています。もっとも、日本から投資する場合はユーロが6%下落したら意味がないのですが。
為替に関しては少なくともドルの方は足下の77円水準が底で、あとは円安トレンドが続くと思います。アメリカの経済指標が強い中で、ドル高になるのは自然でしょう。ユーロの方はもう少し様子見が必要ですね。
連日強気強気と押している中でじり安が続くと私も非常に劣勢なわけですが、弱小個人の私でも連日強気材料を提供して、本当に小さいながらも相場の抵抗力としてバタフライ現象を起こしたいと思っています。そんな中でまた一つ。
最近証券会社のリストラが相次いでいますね。私のかつての勤務先も、私が入って間もなく03年に希望退職を募っていました。年齢的に該当する人のうち、優秀な人から順に辞めていきましたが、どこの証券会社共に同じような動きでした。
丁度その時期は金融危機によって日経平均が当時の安値7603円を付けた前後。その後株価はどうなったか?ご存じのように4年かけて倍以上の水準になり、18300円までありました。
そして今、また証券業界でリストラの嵐が吹き荒れています。実はリーマンショック時には起こりませんでした。つまりあの時の業界は、これが一過性のものと思っていたのです。実際に野村はリーマンの社員を積極的に拾い集め、業務拡大の好機としていましたから。
その動きに関しては当時私も良いことだと思ったのですが、結果的には単なる高給取りの穀潰しだったようで、野村も遂に耐えきれなくなってリストラに着手しています。プロである証券会社ですら読めなかった今の相場を端的に表しているのでしょう。
つまり、現在はそれ程の異常状態であると言えましょう。異常状態だからこそ、今が歴史的な大底圏であり、先の相場の反転が期待できるものと思います。私は03年当時「あーあ、これからなのにリストラしてどうするのかね?」と思っていたのですが、案の定、日経平均と連動すると言われる証券会社において、リストラのタイミングとしては失敗だったと言えそうです。
同じ過ちを今の証券会社が犯しているのであれば、この先日経平均がまた4年ほどかけて15000円まで上がるかも知れないですね。前回のバフェット氏に続いて、ジムロジャーズ氏も「日本買い、欧州売り」を言明しています。少なくとも今の水準で買っておけば、数年先には十分果実が得られる水準だと思います。
新興市場は「強気の買い」。金曜は2指数共に堅調。特にJASDAQのプラスなんて久しぶりに見た気がしますが、それもそのはず、8営業日ぶりの反発でした。売買代金が細る中でこれで底を打ったとは到底言えない状況ですが、時期的にはもうそろそろ良い頃合いです。
※今回はポートフォリオ銘柄に関しては文字数の都合上お休みとします。
【注目銘柄】
サノヤスHD(7022)は反落ながらも、一時17%を超える大幅高。こちらは木曜の有料メルマガで「単なる大証低位株であるだけでなく現金240億円を有するキャッシュリッチ企業」ということでコメントし、ズバリドカンと上がってきました。寄り付きからでも15%近く上昇したので、どこでも利食えたと思います。
ただもう片方で取り上げた田淵電機(6624)は、金曜の日経朝刊で3DS売れている報道が出てしまい、任天堂(7974)関連株として朝4%超の上昇率で寄り付いた後は軟化してしまいました。そこは仕手のひねくれている部分ですが、いずれにせよ材料が出た時点で終わりでしたね。材料が無いところが仕手株ですから。
ところで金曜はようやく仕手の中心である新日本理化(4406)が14時から突如崩れ、今まで逆行高の盛り上がりを見せてきた仕手株が総崩れとなりました。この辺りが仕手株の怖さでもあります。
有料メルマガの方では当初からの見解として「最低800円」と示していましたが、782円まで来たのですから、とりあえず一旦利確の動きが出たのだと思います。加藤氏の本命が新日本理化である、と示してからわずか3週間で2.6倍以上になったわけですから、ある意味自然です。
ちなみに有料メルマガでは以下のように記しました。
「氏が丸山製作所で暴れてから6年半経過した今、同じネットでも投資家の情報伝達速度はtwitterやスマホなどの普及で段違いに変わりましたし、取引所のシステムも高速売買対応に変化しました。
板が思うように見れなかった兼松日産農林の時代とは段々取引の手法や人の行動も変化していますから、70過ぎと言われる氏には仕手もやり辛くなっているのではないかと思います。その結果が実際に6年半前に目標とした2000円まで届かなかった丸山製作所ではないでしょうか。
そんなわけで、氏も本当は新日本理化も2000円・・・と言いたかったところを、ぐっと堪えて1300円にしたのではないかなと思います。
ネットの即時性で熱狂の拡散速度は早まっていますから、事実今回HPが更新された翌日に一気にストップ高し、そのまま押す場面もほとんどなく、一本調子の上昇が続いています。
また2週間前まで仕手株というだけの扱いだった同社株も、今や「大証株は元々東証株に比べて割安に放置されていたから」「業績も良いし、外国人持ち株もなく、為替も関係ないから」という現在の株価水準を受け入れる論調が出始めています。つまり株価に対しての後講釈を理路整然とすることで、株価の正当性を追認しようという動きが出ています」
この最後の「株価の正当性を追認しようという動きが出てきた」というところが、仕手筋にしてみれば、一番都合の良い利確タイミングだったのかも知れないですね。
前兆は日東紡(3110)が前場段階から大きく下げていたこともあったかと思います。日東紡に関しては恐らく加藤氏は関わっていないのでしょうが、例えば新日本理化に関しても当然加藤氏以外の勢力の仕手筋が何個も関わっています。
そのうち何個かの仕手が日東紡を降りる→当然新日本理化を含めた他の仕手株も売られる、という形になったのだと思います。週末ということもあって、インパクトのある「形」を鴨としている個人投資家や他の仕手筋に対して示したかったという部分も大きいでしょう。
そして土日の間に怖いイメージを焼き付けさせる、と。この辺で一回びびらせておかないと、自分たちでもコントロールできないバブルが発生しますから。
ともあれ結論として、私自身は仕手株相場がこれで終わるとは思いません。ゾンビのように来週から再度立ち直ってくるでしょう。伝説の相場師が6年半ぶりに復活して、わずか3週間で終了ということはないでしょう(もっとも当人は5、6月辺りから着実に動いていたのでしょうが)。市場がいつまでもダラダラしているのであれば、1月くらいまで続く可能性があります。
ここで終わってしまうと「今後仕手相場を行う時の信用力がガタ落ち」だからです。これではHP上に記載された1300円にはまだ随分と乖離があり、次に氏が何かを仕掛ける時に上手くいかなくなります。プライドもかけてまだ仕掛けてくるとは思います。
できれば500円割れくらいのところまで下がってからの上昇が望ましいですが、そこは市場動向との駆け引きですね。正確なところは推し量る術もありません。
良品計画(7453)は続落。こちらは先週から有料メルマガで売り銘柄として取り上げ、金曜までの投資期間としていました。もう少しのところで目標株価には到達しなかったのですが、一時10.3%の下落、最終的にも9.6%の下落となりました。
こちらは仕手ではないので、きちんと根拠がありました。以下の通りとなっています。先週頭のチャートと照らし合わせて見てください。
「無印良品を全国展開。先月6日に出した中間決算は増収増益だったが、事前予想に沿った内容でサプライズも無く失望売りに繋がった。売上総利益率の伸び悩み、在庫の増加などが懸念された様子。そこで約1年に渡る上昇トレンドが終わると、今月2日に出した月次動向では既存店売り上げがマイナス8.1%と5ヶ月ぶりに減少に転じたことで売りが加速。下落トレンドが決定的になっている。同社を支持する中心年齢層が高齢化し、新規顧客を取り込めていないことが主因とのこと。
特に同業他社と比べて海外の展開力に乏しく、20年前にロンドンに出店してからほとんど伸びていない。また現状海外で作った商品を一旦日本に持ち込んでから海外店舗に再輸出するという非効率的なやり方を行っている。今後は海外店舗展開に本腰を入れるということで是正が期待されるが、今まで数年間是正されなかったという経営判断の鈍さはマイナスであろう。
株価は各移動平均線を下回り、下値が見えない流れに。MACDやパラボリックなどのトレンド系シグナルは上昇を示しているものの、25日線に上値を抑えられる形で下落は継続していくものと見られる。その根拠は今回は需給バランスの崩れに求めるが、10/7と11/4の大陰線で崩れた需給がしこりを作っている。
信用倍率は1.4倍で差し引きの買い残も4.5万株と大した数字ではないが、売り長の状態が常であった同社にとっては過去一年間で最も需給バランスが崩れている格好。
予想PERは10.6倍で同業のファーストリテイリング(9983)20.1倍やしまむら(8227)の12.4倍より割安。PBRに関しても1.2倍で他社比では割安なところではある。また買収価値であるEV/EBITDA倍率で比べても割安。ただしファーストリテイリングは海外展開力の強さや日経225採用銘柄であるところで元々割高に評価される余地はあり、しまむらも既存店売り上げが好調なため株価は堅調な推移が続いており、それぞれに買われている理由がある。
売値は10月中旬に横ばい推移をした3700円〜3800円に価格帯出来高が多くなっているところで、25日線と200日線がデッドクロスをしてきていることから、その辺りが戻りの限界と考えて。目標株価は下落第一波動の10/13高値4040円→10/26安値3640円までの差400円を第二波動11/9高値3730円から当てはめて、第二波動で振幅が大きくなることを加味して500円幅辺りに想定。損切りは3900円超えで」
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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。