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日経平均は本日続伸。前日のNYはアルミ大手アルコアの好決算を受けて堅調。一方、廉価版iPhoneの発売が報じられたAppleが先行き不安感を背景に下落したことで、NASDAQは軟調となりました。
それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。為替が円安に振れたことから再度外需株買いに弾みがついた格好になりました。世界的な景気回復期待感からアルミ需要の楽観見通しが伝わったこと、また中国の貿易黒字が拡大したことなど、本日のところは外部環境の好転が追い風に。
一方、ここまでの短期急騰による過熱感もあって、一日の値幅は70円程度で売り買いが激しく対立。売買高は41億株台と震災直後以来の大商いになりました。ただ売買代金は2兆円弱と、出来高ほどは膨らみませんでした。
投資判断は「中立」。今年から投資判断を「中立」に引き下げましたが、一応強弱感が対立する格好で横ばい推移が続いており、概ね今の株価推移をしっかり捉えられたのではないかと思います。体感的には明日のSQ通過後から「やや買い」くらいには引き上げても良さそうな感じにはなっていますが、三連休前ですしとりあえずもう一日だけ様子見の中立としておきます。
前回「(アルコアが)良い決算であれば日本株にも好反応となる」としましたが、本日の値動きもそれを踏襲するものになりました。明日はSQですが、41億株の出来高の前にはあまり影響が無いでしょう。
むしろ業績上方修正を出してきたファーストリテイリング(9983)が、明日の日本株に与える影響に注目すべきです。ただしそれは日経平均指数寄与度の高い同社がどれだけ全体相場に影響を与えるか、ということではなく「日本株与える影響力が、どれだけ小さくなったかを確認すべき」という意味合いです。
同社に関しては、個人的には買われ過ぎと見ています。ただ、非常に需給が良いので問答無用の上げを見せています。これまでは特に先物業者が先物価格を操るために、同社株に売り買いをかまして値を誘導してきた背景があります。ですから、必ずしも今の株価水準に同社の実力が適正に反映されているとは思えません。
そういった売買がこれまで薄商いだった日本株市場に特に多大な影響を与え、NT倍率の格差拡大に大きく寄与してきました。NT倍率は一時ITバブル時の最高値12.36倍に接近する12.19倍までありました。
その反動が今年に入ってきてから出ている形で、足元は後述のように銀行株に対する買いがしっかり。なので本日は日経平均とTOPIXの上昇率に差が出ており、TOPIXの方は終値ベースで高値を更新している一方、日経平均の方は大発会の高値を抜くことはできませんでした。
最近は先物よりも現物株ありきといった「卵が先」的な動きになっています。為替すら株価が上がるから円安になっているように映ります。そういった現物株の強さが明日の値動きでよりはっきりするのではないかと見ています。現に本日は先物の売買枚数が昨日に比べて2/3程度に減少しているのに、現物株の出来高は40億株を超えています。
今は明らかに過剰流動性相場の入り口であり、売買高が50億株を越える日もいよいよ現実味を帯びてきました。05年の小泉郵政解散の時ですら45億株が最高値。それを上回る可能性が出てきたということです。
その背景には民主党政権による円高から解き放たれたこと、その前の閑散相場の反動、そして取引時間の延長や信用取引規制緩和といったテクニカル的な影響も大きいでしょう。
ただし現実的に記録越えにはあまり意味のあるものではありません。当時より株価水準が低いですし、東証1部銘柄の売買単位も100株に集約されてきていますし、東証1部上場銘柄も増えていますし。正確には売買代金を比較すべきです。
当時の売買代金は多い時で3.2兆円という数字がありました。なので、まだ十分株式市場に資金が入り込んできて盛り上がる余地があります。年内に売買代金4兆円が実現するかどうか。少なくとも3兆円を超えるまでは、相場の転換点を心配する必要はなさそうです。
新興市場は「強気の買い」。本日も両指数共に堅調。去年から信用取引規制緩和が新興市場に与える影響は口が酸っぱくなるほど繰り返していますが、本日もいかんなくその効果が発揮された格好に。
マザーズの方はユーグレナ(2931)が「産業技術総合研究所やNEC(6701)などがミドリムシから作るバイオプラスチックを開発」と伝わり更なる追い風でストップ高。その他ナノキャリア(4571)、メディネット(2370)、タカラバイオ(4974)などといったバイオ関連株が軒並みストップ高になるなど、循環物色が旺盛な様子が伝わります。
ただ、日証金などを見ると、急騰銘柄については信用買いが大量に入り込んでいることがわかります。信用取引規制緩和は今は全般的に「株価の出遅れ感の強さに対する水準訂正モード」なわけですから買いに妙味に働いてきますが、当然売りに転じた場合の凄まじさもあります。実際、本日のアイフル(8515)や東電(9501)などにその影響が出ています。
ですから、信用取引がしやすくなったという自由度の高まりは間違いなく投資家にとってプラスなのですが、新たにリスクコントロールをきちんとしなければならないという投資家の課題も出てくるでしょう。
【ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は続伸で一時170円乗せの場面も。選挙結果が出た後から、特に出遅れ感の強さや資金許容度の大きさを背景として銀行株の上昇が顕著。アメリカでは銀行株が未だサブプライムローンの後始末に追われる中で、邦銀の安定感が特に際だっています。
同社の場合は更に値頃感や配当利回りの高さなどから個人投資家の回転売買も吸収できるポジションにあります。今まで長く上値を抑えてきた超重量級の信用買い残が、ようやく今回の過剰流動性相場で「はける」ことができそうです。そうなった場合、今までの鬱憤を晴らすような大相場が来ることは疑いようもありません。
ソフトクリエイトHD(3371)は反発で年初来高値更新。また終値ベースでは東証上場来の高値を付けてきました。時期的にもチャート的にも買われやすい形になっており、今のポートフォリオ銘柄の中では一番安定感のあるマニアック株です。
さて、今回は一銘柄買いポートフォリオに入れたい銘柄があります。NTTドコモ(9437)です。
私はITバブル崩壊以来「一生この銘柄を買うことは無いんだろうな」と思っていたのですが、約12年の時を経て、ようやくこの銘柄に手を出して良いのではないかと思っています。
本日発表の12年携帯電話純増数では、ドコモが5年ぶり3位に転落。国内最大の巨人もiPhoneという小さなモンスターに抗った結果、他社の追随を許す形になってきました。
ただ、このニュースで行き着くところまで来たのではないかと思います。悪いニュースが出れば出るほど、ドコモでのiPhone登場が現実味を帯びてきます(実際に出すかどうかは別として)。
年末のニュースなどを見ると、何をとち狂ったかサムスンと共同でOSを開発し、それをもってiOS、Android、またはWindowsフォンに対抗する第三極を目指す模様。サムスンのシェアの大きさからWindowsフォンくらいは越えられそうですが、それ以外は無理な話と個人的には思います。
その首脳陣の勘違い迷走ぶりが外から見ていて歯がゆいですが、株として見るとこれらの悪材料に反応しなくなってきたところに強さが垣間見られます。配当利回りは4.7%と高く、また時価総額の大きさから海外マネーを一手に吸収できる最後の砦。出遅れ投資家(特に外国人)の買いが集まってくるのではないかと思います。
ユーザー数に関しては若者は他社に移るかもしれませんが、高齢者のドコモ率はらくらくスマホなどのラインナップを見ても高く、少子高齢化の我が国の人口構成的にはドコモは依然多くの顧客を囲い込んでいます。高齢者は特に機種変更が苦手ですから、会社が変わって料金プランなどが変わってしまうことを恐れます。うちの親も同様で、現状維持バイアスが強いです。
であれば、収益基盤は意外にしっかりしていと見られます。NTT(9432)という巨大グループの一員ですから安定感があります。
株価は07年の戻り高値229000円から半値にあたる111900円を昨年11月に付けてから反発局面にあります。今年に入って126000円を安値に窓埋め拒否の形。売り一巡感が確認されれば、直上に控える200日線を上抜いて中期上昇トレンド転換するものと見られます。一方、下値は25日線や上昇に転じたボリンジャーバンド−2σなどが支持してくれそうです。
PERやPBRはKDDI(9433)に比べて割安ですし、ソフトバンク(9984)も今後投資負担が大きく出るであろうことから、相対的に安定感があります。
目標株価は14万円に。明日の寄り付きから買いポートフォリオ入れとします。
【注目銘柄】
フジ・メディアHD(4676)は続伸。こちらは昨年最後の買い銘柄として有料メルマガにて取り上げ。その後昨年4月、8月高値を結んで作られる上値抵抗線をなかなか越えられずにまごまごしていましたが、本日ようやく明確に上放れてきました。
取り上げ根拠は色々あるのですが文字数の関係上本日は一つだけ。それは今流行りの不動産関連株として。昨年末から金融緩和を背景に不動産株が急騰。特に東京都競馬(9672)やよみうりランド(9671)といった含み資産関連株が買われました。
それ自体は本来業績に何の意味も無いはずですが、そこが株式投資の面白いところで、次々とこじつけた理由で買われる銘柄が目立ちました。
それよりもむしろマシなのが同社を含めた放送局。同社はサンケイビルをTOBで完全子会社化して不動産株としての一面も持ち合わせています。東京放送(9401)も今や放送事業よりも赤坂サカスを軸にした不動産賃貸収入の方が業績を支えています。
本日は外資系レポートで、こういった含み資産銘柄として放送局が取り上げられたこともあって上放れの動きになりました。機先を制して先回り買いしていた者こそ利益を挙げられるのだと思います。
田淵電機(6624)は続伸。こちらは新年一発目の有料メルマガにて買いで取り上げ。信用取引規制緩和で買われる大証低位株として人気化すると見ました。そこまで大盛り上がりでもありませんでしたが、地味に11.9%の上昇となっています。本日12月の戻り高値も抜いてきたので、更なる上伸に期待です。
日本エスコン(8892)は反落。こちらは前回も当欄で取り上げましたが、先月25日の有料メルマガで取り上げ。上げ下げを繰り返してしっかりと上値追いが続いており、上昇率は遂に52.9%を突破。今の時流に乗っていると言えます。
その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html
※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。