今度は倶利伽羅峠(くりからとうげ)の毎年恒例「八重桜祭り」です例年4月下旬から5月初旬に開催されます。ここは標高277mの小高い山なのでちょっと桜の時期が下界よりも遅め。なのでタイムラグで桜を楽しむことができます
この倶利伽羅峠は高岡の南西に位置する小矢部市の石川県との県境にあり、かつて源平の合戦が行われたという土地ですその名もズバリ「倶利伽羅峠の戦い」ですが、平安時代末期に源(木曾)義仲と平維盛が決戦そこで保有する軍勢も半数以下と劣勢だった源氏が起死回生の策として打ち出したのが「火牛の計」
大量の牛の角に松明を括り付け、牛たちが熱さから逃れようと勢いよく走り出しますそれを敵陣に向けて放ち、敵が混乱したところを全軍突入して勝利したというお話週刊モーニングで連載中のかわぐちかいじ氏の漫画「ジパング 深蒼海流」でも出てきましたね
今では動物愛護の観点からものすごいバッシングを受けそうな計略ですただ実はこれは中国の故事に沿った造り話の可能性があり、実際に行われたかどうかはハッキリしないそうです。
そんな倶利伽羅峠は峠の山道らしく、辿り着くまで非常にくねくねしています実は私、今回初めて行ったので、あまり道を知らなかったのでナビの示す通り進んだのですが、非常に心細くよくわからない道を行きます
そこは車一台がやっと通れるような細い道途中崖があり、ガードレールも無いので、こんなところ車が通る設定なのか、とハンドル操作を誤ると冗談抜きで真っ逆さまに落ちていくようなところでしたこ、怖い・・・ブルブル
無論、正しいルートを選択すれば、こんな危険な思いをしなくても問題なく到着できます常に最短距離を示そうとする最新テクノロジーの限界を知った日でもありました(つづく)