KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

10月の成績発表

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本日は10月の成績発表です。10月は各国の金融政策に対する結果が出揃う中、9月の急落分を回復する流れになりました。そんな中、私のポートフォリオはどうだったでしょうか?早速検証してみましょう。


【買い銘柄】

みずほFG(8411)
229.4円→250.3円(19営業日保有 上昇率9.1%)

10月は地合に合わせて買い戻しの動き。ゆうちょ銀行(7182)のブックも無事終了し、リバランスによる換金売りも止んだ状態に。メガバンクの中では一足先に75日線を回復する動きにはなりました。先月の第一生命(8750)との資産運用会社統合に続き、今月はヒューリック(3003)と共同でシンプレクスの買収を発表。REIT運用会社を手中に収めることになりました。融資以外の事業をどんどん拡大していく方針のようで、収益の安定化が図る方針のようです。


日本プロロジスリート投資法人(3283)
221400円→213300円(19営業日保有 下落率3.7%)

10月はREIT指数が比較的強く推移しましたが、同ファンドに関しては軟調推移。日銀金融政策決定会合においてETF買い付け枠の増額などはありませんでしたが、どうも11月から買い付け枠が一年分スタートするようで(10年11月からスタートしているので、毎年11月から一年間カウント?)、現状維持ということはまた900億円分復活しているようなんですね。この辺り色々な話が交錯していてはっきりしたことはわからないのですが。

どっちにしろ、もし12月末までと考えてもまだ買い付け可能回数が9回残っているともされており、ともあれ買い手としては大丈夫なのだと思います。ドイツ証券などは「不動産市況は最終章」などとピークアウト感を示唆していますが、今年一年間下がってきて今更ピークアウトもへったくれもないでしょう。世界の主要国でどこも金融引き締めが無い中で、現物の不動産に資金が回ってくる流れを引き続き想定します。


CYBERDYNE(7779)
1430円→1499円 19営業日保有 上昇率4.8%)

10月は総じてダダ下がり・・・の状況でしたが、「HAL 医療用下肢タイプの審議を11/10に予定」のIRを受けて急騰。そして金曜も「HAL医療用による治療、ドイツのInEK(病院医療報酬制度協会)に対して公的医療保険適用の申請」とIRを被せてきたことを受けて一段高に。一時1500円を突破して、最後に帳尻を合わせてきました。あとはもう一発アメリカFDAの承認が成立すれば更なる確変相場になりそうですが。

ともかく政府の3兆円補正予算案の話も出てきて、TPPの農業対策や介護離職者0目標に向けた施設の整備が柱になると言われています。であれば介護用ロボットなどの導入も含まれていると容易に想像が付きます。国策銘柄として、ここからの注目度の高まりに期待。


DMS(9782)
645円→730円(19営業日保有 上昇率13.2%)

今月は地味に下値を切り上げる動きが続いていましたが、金曜前場に業績予想の上方修正を発表。既存事業において、新たに増強したロジスティクスセンターを活かした物流サービスを加えた提案型営業が奏功。減益幅の縮小が好感され、一時大幅高となりました。また上半期の計画超過が営業利益で約1.3億円分に対して、通期の上方修正幅は1.5億円に止まり、かなり保守的な印象です。

同社を取り上げている一番の要目は、ラクーン(3031)との協業です。ラクーンが8月下旬から開始した「SD Export」は日本製の商品などを海外の小売店や企業に輸出販売する日本最大級のサイトですが、同社はその物流業務を受託しています。これが同社の先細り感漂ったビジネスモデルを激変させるのではないかと考えています。本当にそれが確信に変わると、ダメな銘柄の復活は一番株価の変化率が高いですから、大きく居場所を変える可能性があります。

金曜の日本証券新聞にも出ていましたが、中国政府が来年から資金の流出抑止策として銀聯カードの海外での利用制限を実施し、それに伴い従来「1日一万人民元(年間の制限なし)」→「年間10万人民元まで」となります。そうなった場合、日本の製品を買うのは自国に居ながらネットで注文する、という手段が浸透してくるのではないかと見られます。

実際、サービス開始から登録店舗数やアイテム数が倍化し、非常に順調な立ち上がりを見せています。下期以降その成長を勘案すると、関与している同社の仕事量も増え、やはり通期見通しは一段の上ブレ期待感があると思われます。

ただ煽るばかりでは公平ではないので一応問題点を挙げると流動性の低さ。金曜も大陽線とはなったものの、実態としては決算発表後の9:43に付けた760円での21500株取引成立が天井の、大きな窓を開けた足という形です。この760円の壁を早期に突破しないと、やれやれ売りが再度上値を抑えてくる可能性はあります。

逆に言えばここを突破できれば更なる一段高が期待できます。来週はいよいよ日本郵政(6178)が上場します。小型株の中で四季報検索などをした場合、取引先に「日本郵便」で引っかかってくるのは同社くらい。関連株としてテーマ物色される可能性もあります。そういうことで短期資金でも集まってくると、盛り上がる→流動性の向上で大相場に、という期待感もあります。

まだ配当利回りは2.1%でPBRは0.5倍。割安感は強く、ラクーンとか日本郵便が同社株を買ってくれないかなというのが私の妄想です。何とか頑張れば東証2部指定替えの期待感というのもあります。


【売り銘柄】

ファーストリテイリング(9983)
48730円→42770円(8営業日保有 下落率13.9%)

本決算を受けて大幅安。底値圏からの売り一巡感を察知して、なかなか良いところで利食いが出来ました。大成功と言って良さそうです。

で、当時はそこまで強気に見れなかったのですが、足元で地合が反転してきたこともあって、今度は一転ドテン買いに転換します。足元で同業他社を見ていると、ライトオン(7445)やしまむら(8227)の月次は既存店が前年同月比二桁上回り好調です。秋物がきちんと売れている格好。

私事ですが今日最寄りのユニクロに行ってきました。すると、駐車場が満車ではみ出してしまう程の人だかり。今までウォッチを兼ねて父の施設に行くついでにちょくちょく覗いてはいたのですが、こんな大盛況なのは初めてで、店内もレジが長蛇の列でした。ここ一年は新聞チラシが出ても土日はさっぱりでしたが、寒くなってきたこともあり、確かに売れているようです。

また、同社は例年本決算後から年末にかけて買われるというアノマリーがあります。過去13年間は全勝。背景にはその間の日本株自体が買われるということもあって、日経平均は9勝4敗。ご存じのように日経平均の指数寄与度がダントツに高い同社は、先物などに合わせて買われる動きが強いです。日銀のETF買いでも最も買われる銘柄です。

個人的にはPERの高さや指数寄与度の高さを何とかしないといけないとは思いますが、足元だいぶ下がってきましたし、とりあえずここ数ヶ月限定ならば問題は無いのではないかと。月曜の寄り付きからは買いポートフォリオ入れし、目標は55000円とします。


日本空港ビルデング(9706)
5450円→6360円(16営業日保有 上昇率14.3%)

インバウンド曲がり角の観点から他の銘柄の売りを処分した後も持ち続けました・・・が、カリヨン証券などという聞いたこと無いようなところに持ち上げられてあえなく白旗。無念でした。DMSのところでも書いたように、来年から中国人の爆買いが控えられるような流れにある中で、同社を選好する理由は無いはずなんですが。恐らくコーセー(4922)など製品を作る側の需要は衰えが小さいでしょうが、日本国内のリアルな店舗は打撃を受けると思います。


クオール(3034)
1730円→1616円(8営業日保有 下落率7.1%)

こちらもファーストリテイリング同様に、売りの地合が変わったとみてさっさと利食いしました。当時は上手くいった・・・と思ったのですが、結果的には29日の中間決算を受けて急落。早まりました。もっと自分を信じるべきでしたね。


以上の結果から、1営業日当たりの騰落率を計算すると
0.39(%/営業日)という結果が出ました。

計算式は各銘柄の保有営業日日数√騰落率を合計し、出された数字を銘柄数の合計で割り、平均値を算出します。つまり全ての銘柄に同額投資したとして、一営業日当たりの平均上昇率を導き出し、そこから一営業日当たりのポートフォリオの平均上昇率を出すわけです。


ちなみにその間
日経平均 10/2終値 17725円→19083円(19営業日 上昇率7.7%)0.39(%/営業日) 
TOPIX  10/2終値 1444  →1558 (19営業日 上昇率7.8%)0.40(%/営業日)

今月はベンチマークと同レベル。が、厳密にはわずかに劣りました。日本空港ビルデングの仕手化が痛かったです。が、CYBERDYNEやDMSが滑り込みで急騰したので救われました。


そしてKA指数の発表です。KA指数とは、ブログで初めて銘柄を紹介した2005年8月23日の寄り付き前を100として、今は何ポイントになったかということです。

KA指数756.4ポイント
無事過去最高値を更新!来月はちゃんとベンチマークを上回って完勝といきたいところです。


さて、11月の見通しですが、投資判断は「買い」に一段階引き上げます。

日銀の追加金融緩和も無事(?)ありませんでした。アメリカの利上げが無い以上日銀も動くわけもなかったですが、案外それでも「追加緩和する」と騒いでいた人の多いこと多いこと。市場関係者のポジショントークがよく耳に入ってきましたが、そういう人達を事後検証してあぶり出さないといけませんね。

その騒いでいた人達のせいで「現状維持」と金曜昼に伝わると、先物は一旦売られましたが「3兆円の補正予算」というニュースがすかさず出て持ち直し、TOPIXの方は8/28の戻り高値を終値ベースでもクリアしてきました。

今週は文化の日の休みもあり、また週末にアメリカ雇用統計が控えることで警戒感も強い一方、個別では決算がドンドン出てくるので、決算プレイが続く「森よりも木」を見る週になると思います。また国内では4日に郵政3社の上場があります。

ちなみに11/4は私の誕生日を祝う(?)上げの特異日で、94年から13連勝中。不思議と4日が休みで5日になるとマイナスになったりするのですが、とにかく11/4は縁起が良く、だからこそ郵政上場の日にしたのではないかという説も。

11月はまた2日新甫。荒れる月になるのかも知れません。それでも11月は恐らく上に荒れる月になると見ています。ここから年末にかけて、ひとまず2万円は奪還してくる流れになるのではないでしょうか。

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。