先週実家に行くと母がキティちゃんのぬいぐるみに何か話しかけていました
ついに母も認知症か？
・・・と思いましたが、よくよく話を聞いてみると「ハローキティ マネしておしゃべりぬいぐるみ」という玩具で、自分がしゃべったことをオウム返ししてくるようなんですね
父が施設に入所しており一人で家に居ると寂しいので、ついつい衝動買いしてしまった、ということ。一瞬切ない話だなぁ・・・と思ったのですが。
しゃべってもしゃべってもキティちゃんは黙り込んだまま
前日に買ったそうで、買った時は問題無く動いていたそうです。ところが翌日から動かない。スイッチも入っています。「もう電池切れたんじゃない？最初から付いている電池はあんまり充電されてないから」などと言いながら新品の電池に交換しましたが、やはりダメ押したり叩いたりしてみましたが、ウンともスンとも言いません
母は「えーっ、3240円もしたのに
」と言いながら諦めきれない様子。ぬいぐるみに向かいながら「こんにちわ」「キティちゃん」「何かしゃべって」「ねぇ」「おい」しまいにゃ「ぶっ殺すぞ
」・・・まさか後期高齢者の母の口からそんな物騒な発言が出るとは
そこでキティちゃんがすかさず「ぶっ殺すぞ」とオウム返し・・・してくれればすべらない話認定だったのですが、現実的にはそこまで上手く運びません
見かねて「何か説明書無いの？」と聞くと「店に並んでいたぬいぐるみをそのまま買ってきたから何も無い」ということ。仕方なくネットで調べて見ると半額の1580円で売っているのを見つけましたうーん、さすがAmazon。その事実を知って母は益々ショック「高い上に一日で壊れるなんて
」
仕方が無いので販売元の会社のHPを調べてフリーダイヤルで母が問い合わせ
すると「スイッチは入ってますか？電池は交換してみられましたか？」というところから始まり「首のところを20回くらい上下してもらえますか？」と色々試しましたがやっぱりダメ
10分くらい話をしましたが、どうもラチがあきません横でそれを聞いていて、段々イライラしてきましたもうさっさと交換の段取りに持っていってくれれば良いのに・・・
で、ようやく交換という話に。向こうが「商品の確認をしたいのですが箱が円筒状になっていますか？」と尋ねてきたので、母が「ちょっと待って」と言いながら部屋の奥から箱を持ってきます。あれ？箱あるんじゃん持ってきたのは四角い箱で、向こうもちょっと不思議そうな感じ。それでも「今から送る住所に送ってください」という流れになりました。
それで母が相互の住所を確認している間に、私がふと箱を裏を見てみると、今電話している会社と箱の会社が違います
商品自体は全く同じ「Made in CHINA」のものなのですが、それを輸入販売している元が違うようなんですね
それに気付いた私はフリーダイヤルの番号を教えてしまった手前、今更「間違いでした」と言えずに母に「早く適当に諦めて電話切ってしまえ」という念を送っていました。当然母に念は届かず、結局最後の最後まで話が進んで電話が終了
電話が終わった後に母にその事実を伝えると「えぇーっ
」。というわけで、私が責任をとって正しい箱に記載されている会社に電話するとそちらの方は「動かなくなったんですが」と伝えると即座に「故障ですね。申し訳ありません。交換対応させていただきます」ということでした。やっぱりそういう話多いんでしょうね
というわけでさすがに申し訳ないので先ほどの間違いの会社にも「間違ってかけちゃいました～
てへぺろ」てな具合で謝罪の電話。正直1580円で新しいのを買い直した方が早いような気もしますが、無事宅急便でキティちゃんを送り出しました。母は「なんでこんなの買っちゃったんだろう・・・」と凹んでいました
