NY話のつづきです。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20160515.html
お次はルノワール「シャルパンティエ婦人と子供たち」ルノワールの出世作となった作品ということですまたしても学の無い私はルノワールと聞いて銀座ルノアールしか思い出さないのですが、彼の作品は全般的に楽しそうな雰囲気の絵が多く、人気がありますね
そして有名なゴッホの麦わら帽子をかぶった自画像ですゴッホは何枚も自画像を描いていますが、そのうちの一つ。フロアの真ん中にデンと展示されていました
実はこのゴッホの自画像の裏にもう一枚絵がありますと言うのも当時お金が無くて画材が買えなかったので、気に入らない絵の裏を再利用して描かれたそうなのですと言うわけで、ちゃんとその裏の絵も見られるように展示してあります。実物を見た人だけがわかるようになっています
↓同行者の顔が映り込んで、ほとんど見えないところはご愛敬
そんなこんなで既に2時間近くが経過し、あっという間にガイドさんの引率は終了現地にて解散となりました。後は各々好きなところを自由に見て回るなり帰るなりお昼を食べるなり、ということで。いやー、やっぱり専門家の解説があるのは良いですね初めて見学される方にはお奨めです色々勉強になりました
ガイドさんと別れると、私は一人であちこち気になる作品をランダムに見て回りましたところどころで芸術家の卵と思われる人達が、デッサンの練習として実物を見ながら絵を描いている姿が見かけますこの中から将来本当にメトロポリタン美術館に絵が展示される人が出てくるのかも知れませんね
そんなことを思いながら、更に1時間くらい色々と見て回ったのですが、私は重要なことを改めて思い知らされます。「これ、とてもじゃないけど一日で回りきれないじゃん」ガイドさんに案内してもらったのはいわゆる「ここだけは見ておけ」的なベスト50くらいで、収蔵点数300万点と言われるこの美術の化け物の館はとても攻略できませんさっさと見ても丸3日は要するでしょう
これら世界的な価値がある作品をじっくりと一つ一つ堪能しながら回るなんて、どだい無理な話だ、という絶望的な気持ちにお腹も空いてきましたし、土産物も物色しないといけないので、ものすごく後ろ髪を引かれつつメトロポリタン美術館から出ることにしましたさらば、まだ見ぬ美術品達よまたニューヨークに来た時は寄らないといけませんね(つづく)