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株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

ファーストリテイリングとソフトバンクGが指数を牽引!

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日経平均は金曜反発。前日のNYは中国の貿易収支が予想よりも弱かったことなどから軟調。ただ引けにかけて下げ幅は縮めました。

それを受けた日経平均も朝方から売りが先行。ただ寄り付き後にSQ値が16741円に決まると、そこから切り返しの動き。そのまま幻のSQにして上がっていくのか・・・と思わせておいて、一旦きちんとSQ値にタッチしに下がりました。その後改めて戻り基調に。連日安くなっていた中国人民元の基準レートが元高設定になったこと、また11時に発表された中国CPIも予想を上回ってしっかり。

後場は10月初めての日銀ETF買いがあって前場高値を超えると、そのまま高値圏での引けに。ただファーストリテイリング(9983)とソフトバンクG(9984)の大幅高が指数を押し上げ、この2銘柄の寄与分を差し引くとマイナスでした。売買高は16億株台。売買代金は2兆円弱とSQにもかかわらず低調。


投資判断は「やや買い」。金曜のNYはJPモルガンやシティGなど金融大手の決算が予想よりも良かったことを受けて堅調。ただミシガン大学の消費者信頼感指数が予想を大きく下回り、またイエレン議長の景気弱気見通しの講演を受けて引けにかけて上値の重い展開になりました。それらを受けて日経平均先物は16900円と小じっかりで、月曜の日本株は堅調なスタートが見込まれます。

日本株に関しては地合はだいぶ良くなってきましたが、まだ積極的なリスクオンの姿勢は取り辛く。以前言ったように、日柄的にはSQを通過してしまえば円高圧力が収まりやすくはなりますから、あとはいよいよ大統領選挙なのですが。

その大統領選挙に関しては、本来民主党の大統領になる方が、上下院議会とのねじれ状態が深まることでアメリカにとっては良くないと言われていました(現状、上下院共に共和党が過半数)。ただ、今の状態を見ると結局トランプ氏が大統領になってもねじれが続くような感じがします。共和党員すら総スカンの状態で、大統領がどうなるかよりも自分の議席が心配になってきた格好。

まあなんだかんだでヒラリーさんに落ち着きそうな流れにはなっていますが、ここからヒラリーさんが勝った場合買われる業態というのを考えてみます。

ここまでの話を聞く限り、ヒラリーさんが勝てばインフラ投資や教育に力を入れ、対して医薬品業界に関しては厳しいと言われています。ですからファイザーなんかは今年ずっと弱い動きが続いていますし、逆にキャタピラーなんかはずっと買われています。

一方、トランプさんが勝ったとしても、インフラ投資に力を入れるとされている他、ロシアとの関係改善が期待されています。ヒラリーさんもロシアとの関係改善を目指して、対中政策の柱にしたいと考えています(だから日本とロシアの接近が許されているという邪推もあります)。そう考えると、選挙前の段階でも、これらに絡んだところは買って良いのかも知れません。

またどちらが勝っても目先は一旦円高に向かうのでは、という見方もあります。トランプさんが勝てばリスク回避のドル売りですし、ヒラリーさんが勝ってもTPP反対など保護主義的な政策が表になっていますから、やはりドル安の動きになりがちです。そもそも大統領1期目はドル安に、2期目はドル高に向きやすい傾向があります。

金曜に発表された投資主体別売買動向では、先週外国人投資家が現物株を2805億円の買い越しと実に6週ぶりの買い転換。加えて先物は3898億円の大幅な買い越しとなっています。

一方、それに対して売り向かっているのが個人投資家。また投信の解約売りやGPIFの信託銀行という構図になっています。やはり上がれば信託が売りで上値を抑えるため、クライマックスシリーズから日本シリーズへと勝ち上がるように、更に一段上のステージに向かうには外国人の助っ人がどうしても必要です。

そのメジャーリーグの本拠地であるアメリカ株に関してはダウで18000ドル、S&Pで2120ポイントという節目を瞬間的にも割り込んでしまいました。一方、日本株のチャート的には75日前がBrexitの6/24付近に当たるため、ここから75日線の上昇が強くなる日柄です。その分下値抵抗力が増してくる流れに。来週に関しては比較的しっかりした展開が想定されます。


新興市場も「やや買い」。金曜は高安マチマチ。マザーズは引き続き直近IPO銘柄などは強いですが、それ以外はサッパリという感じで5連敗。個人的に無茶苦茶気になっているオフライン翻訳機「ili」を提供するログバーと資本業務提携を発表したビジョン(9416)が大幅高となった他、個別では色々な材料に反応しやすい地合にはなりました。

ともあれ新興市場の場合、決算を受けて現実を見せられて下落するケースが多いことから、決算発表シーズンがある程度通過するまでは、全体的には手がけ辛いのだと思います。


ポートフォリオ銘柄】
売りポートフォリオ大東建託(1878)は反落。最近はアメリカの利上げを意識して、またそもそも権利落ちも過ぎたことから、高利回り銘柄の下落が目立っている印象です。そういう点では同社もいよいよ良いところなしという感じです。


みずほFG(8411)は続落。9/21の日銀金融政策決定会合による大陽線を下回って以降、需給バランスをすっかり崩してしまってじり安の展開が続いています。こちらも利回りの高さが裏目に。

ただ上述したようにアメリカで金融株の決算を通過してくることで、ようやくアク抜け感が出てきている格好。日本もそれに歩調を合わせる形になると思います。なお、同社などとフィンテック絡みで業務提携に向けた協議などと伝わったタップス(6172)ストップ高。金融業もいつまでも今のビジネスモデルに固執していたら、時代に取り残されてしまいますね。


さて、本日は一銘柄買いポートフォリオに入れたい銘柄があります。それはファーストリテイリング(9983)です。金曜既に大幅高してしまいましたが、まだ間に合うと考えています。

その大幅高のきっかけは木曜の本決算発表。前期は減益でしたが、今期はそれを取り戻すような大幅増益を見込んでいます。これを受けて、アナリストの評価は概ね前向きなものが目立ちました。今年は特に国内は台風や気温の変化などが厳しかったので、元々小売り各社の状況は厳しいものがありました。ちなみに今期見通しの営業利益に関しては、大体アナリストの事前予測通り。

実は今回取り上げる理由として、あまり業績に重きは置いていません。私の勘に近いものがありますが、ここから年末にかけてNT倍率が拡大していくのではないかと。その最たる理由が外国人買いの復活観測で、その場合特に大型の225採用のものから買われやすい→その後他の小型株などに恩恵が拡がっていくというイメージがあります。

最近思うのが、個人の売りが多いので、個人投資家が少ない銘柄の方が上がりやすいということ。実際、上述した投資主体別売買動向を見ても8月最終週辺りから個人の売り越し基調が続いています。つまり値がさで売買単価の大きい銘柄の方が、余計な邪魔が入らないと言いますか、上がりやすいですね。今取り上げているキーエンス(6861)もそんな感じ。

その象徴とも言えるのがこのファーストリテイリング。チャートを見ると7月の前回決算時の急騰で安値25305円→8月高値38250円の半値押し水準31778円を意識した推移が9月下旬から続いています。それで8、9月の高値を結ぶ上値抵抗線を抜けてきたら、また日経平均を歪な形で牽引していくのではないかと思います。

主役も8月からはソフトバンクG(9984)→10月からはファナック(6954)ときて、次はいよいよファーストリテイリングの番になってくるのではないかと。

また例年年末にかけて強含む特性もありますから、決算を通過して当面悪材料が出にくい中、とりあえず年内いっぱいは保有してみるイメージで目標は45000円に。月曜の寄り付きから買いポートフォリオ入れとします。


・・・と、また文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。