KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

アメリカ政府閉鎖は影響せず

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日経平均は金曜反発。前日のNYは政府閉鎖に対する懸念から小幅安。それを受けた日経平均は前日後場の急落の反動もあって買い先行のスタート。ただ引き続き円高が進む中で、利食い売りが上値を抑える格好に。特にファーストリテイリング(9983)、ソフトバンクG(9984)、ファナック(6954)といった指数寄与度の高い銘柄がマイナスだったことが上値を重くしました。

日銀ETF買いが無い中で、後場にはマイナス圏に転じる場面も。ただ引けにかけては買い戻しが入り、何とかプラス圏での引けとなりました。一方、アメリカ長期金利の上昇を受けて金融株がしっかりしていたことから、TOPIXは終日しっかりの展開。売買高は14億株弱、売買代金は2.7兆円弱とそこそこでした。


投資判断は「やや買い」に。金曜のNYは引き続き政府閉鎖の懸念が残るものの、アナリストの格上げを消費関連株が牽引して3指数共にしっかり。NYダウ以外は終値ベースでの最高値更新となりました。それを受けた日経平均先物は23820円となっています。

今年の相場予想を見ると基本的には全員強気。アナリストの予想では上値は26000円というところが最も多数派で、下値は21000円という価格帯だそうです。去年は22000円の価格帯が最多で、集合知の結果上昇したという事実はあります。

ところで最近急速に懸念されてきているのが「アメリカ金利の長短金利差」。よく使われるのは長期は10年債、短期は2年債の金利ですが、その利回り差が縮んできています。金利というのは、一般的には長くお金を貸す方が時間的なリスクを負うことになりますから(長期間貸し付けていたらその間に貸し倒れになるかも知れないし、その間の景気変動のリスクも負うので)、長期金利の方が高いのが普通です。

この長期金利、実は昨年年初2.45%→2.41%とほぼ同水準での着地となりました。その間政策金利は3回利上げがあり、計0.75%%引き上げられたわけですが、むしろ下がる形に。対して、政策金利の影響を色濃く受ける2年債の利回りは1.20%→1.89%と政策金利の引き上げ分上昇しており、長短金利差は着実に縮まっています。

現状、10年債利回りは2.6%台、短期金利は2.0%台ですから、長期金利の方が高い状態ではあります。ところが、これが逆転することがあります。理屈的にはおかしいのですが、過去にも実際そういう事例がありました。具体的には2000年のITバブル崩壊時、2007年のリーマンショックの際がそれに当たります。
https://kosei.co.jp/wordpress/?p=5235

足元では10年債の利回りよりも、2年債利回りの方に勢いがあります。下記のチャートを日足くらいで見比べてもらえれば、その勢いの差は歴然。特に2年債は9月頃からスルスルと上がってきています。確かに10年債も上がってはいるのですが、勢いが違います。
https://jp.investing.com/rates-bonds/u.s.-10-year-bond-yield
https://jp.investing.com/rates-bonds/u.s.-2-year-bond-yield

これはつまり短期的にはアメリカのインフレ率が上がるかも知れないと市場は見ているけれど、長期的にはそれ程上がらない(もしくはデフレ)を予想している、ということになります。アメリカの政策金利はグングン引き上げられていますが、一般的には短期金利に影響を与えやすく、長期金利への影響は薄いと言われます(今の金利政策が10年先も続くかどうかなんてわかりませんし)。ですから、足元の連続利上げの影響は短期金利に色濃く出ています。

このペースで行けば、次の利上げのタイミングである3月頃には長短金利差がマイナスになる可能性があります。言い方を変えればまだ2ヶ月程猶予があると言えるかも知れません。そういう意味合いで今回投資判断を一段階引き上げました。

ただ過去の事例を元にマイナスになる前に(なりそうな段階で)株価が下がり始めることは十分あるでしょうし、逆に株価が先に急落することでリスクオフが台頭し、長短金利差が縮小することもあるでしょう。

一方、これまでマイナスになったからといって直ちに急落したわけでもありませんでしたから、正確なポイントを読み解くのはまた別のファクターが必要なようです。そもそも大体10年周期で長短金利差がマイナスになることがありますが、80年や90年の時は特に何事も無かったので、考え過ぎなのかも知れません。

ただ、金融商品で最も資金が集まっている債券市場が放つサインは騙しが少ないです。国の政策などが最も色濃く反映する市場ですし、そこから出るサインには他の指標よりも深い意味があるはずです。個人的には、来年2月にはFRB議長の交代もありますし、2月頃から市場に対する警戒感を持っていた方が良さそうなタイミングだと思います。


新興市場も「やや買い」に。大型株の強さを映して、新興市場も投資判断を一段階引き上げました。金曜は高安まちまち。マザーズは主力のそーせいG(4565)が最高科学責任者の退任によって大幅安。ただ小型株全般はしっかりしている状況が続いています。引き続き足元円高方向に進む為替を尻目に、影響の薄い新興株が買いやすい展開が続くと見ています。


ポートフォリオ銘柄】
JSB(3480)は反発。一応16日の時点で目標株価5000円に到達したので今年最初の目標達成となっています。毎日コムネット(8908)や共立メンテナンス(9616)といった同業が強いので同社も買われることは想定線でしたが、ようやく実現した形に。肩の荷が下りました。


壽屋(7809)も反発。昨年末の損出し売りが一巡した後はじり高歩調となって、3000円台回復となりました。チャート的には75日線を上回ってきたので、ここから3000円を明確に上回ることができれば、一気に上値余地が拡がる展開になると見ています。足元の円高もメリットの株ですし、もっと評価されて良いと思います。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。