KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

枯れざくら~昔の防衛大学校物語 全集中の呼吸

明日は富山県砺波市にかつてイモトも乗ったブルーインパルスがやってきます。今日は我が家の上空を何度も飛び回って予行練習していましたが、そんなブルーインパルスを晴れていれば毎年入校式や卒業式などで見ることができる幸せな(?)防衛大学校話の続きです。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20210317.html


そしていよいよ実弾を用いる本番に。基本的には前日の空砲の時と流れは同じです。

実弾射撃は10名ほどで横一列に並び、それぞれに用意された200m先の動かない的に向かって伏せ撃ちで10発の実弾を発射。その命中精度を競うわけです。流行りの「全集中の呼吸」ではないですけれど、一回大きく息を吸ってそのうちの7割を吐き出し、そこで止めると身体の震えなどが一番収まり、安定した弾道になります。
(※繰り返しになりますが、四半期前の記憶なので内容の正確さは保証できません)

引き金には「遊び」の部分があるので、抵抗力を感じるくらいのところまで指を引いてかけておき、あともう少し指に力を入れれば発射・・・という状況で構えます。照準と呼吸が揃ったところで、あとは引き金を引くだけです。

まず本番の射撃試験に入る前に「零点規正射撃」というものを行い、照準にズレがないかどうかを確認します。各小銃毎にクセが存在し、どんなに精密に作られても分解結合を繰り返すことや劣化もあり、どうしてもコンマ何mmのズレが照準に出来ます。そもそも二脚を置く地面が完璧な水平でも無いわけですし、ズレは確実に生じます。

しかしそのコンマ何mmのズレも、200m先まで延長させると、数十cmのズレに繋がるわけですから、修正しないと当たるものも当たらないということになります。そう考えるとゴルゴはやっぱりすごいですね

というわけで、まずその「零点規正射撃」を行うことで、一体どれだけズレているのかを把握します。双眼鏡で弾着(的に空いているであろう穴。空いていなければ近くの土を穿った穴)を確認。そしてどうすれば正確な命中率になるのかを自分で考えて補正し、そして本番に挑むのです。(つづく)