KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

CESでのファンCEOの発言で半導体高!

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本日の日経平均は大幅反発。前日のNYは高安マチマチ。売買高は活況。長期金利は4.62%で高止まり。それでもマグニフィセント7を中心に買われNASDAQは1%超の上昇に。NVIDIAはファンCEOのハイテク見本市のCESでの講演を前に期待感から買われ、終値ベースでの最高値更新。半導体株指数のSOX指数は2.8%の上昇。WTI原油先物は73ドル台半ばに反落。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。昨日大幅安した反動や、半導体株の上昇でグイグイと買われました。ドル円が158円台半ばまで円安が進み、前引けにかけて断続的な買いが続く形。4万円を超え、昨年末の高値に接近しました。

昼にファンCEOの発言が伝わり、後場は一旦出尽くし感が先行も「トヨタ(7203)へ最新半導体を供給」との内容でトヨタが買われて改めて前場高値に接近。為替が円高方向に振れてもしっかりの展開となっています。売買代金は14時時点で3.5兆円弱と活況。REIT指数は続伸。


投資判断は「中立」に。まず世界の24年のパフォーマンスをまとめると

NASDAQ 32.3%
台湾 28.5%
S&P 25.0%
SOX 19.3%
日経平均 19.2%
ドイツDAX 18.8%
TOPIX 17.7%
香港ハンセン 15.1%
ラッセル2000 13.8%
NYダウ 13.7%
フランス △2.2%
東証グロース △7.5%
韓国 △9.6%

といった格好。年間で見るとよりハッキリするのが、昨年のNASDAQ指数のダントツの強さです。SOX指数と日経平均の上昇率がほぼ一致しているのはさすがにたまたまだと思いますけれど、日経平均半導体指数化しているのは事実で象徴的ではあります。そういう面もあって世界的に株が高い年ではありましたが、日本は相対的にやや強い一年だったと言えます。

24年だけでなく、22年10月の安値からここまでのS&Pの上昇は、時価総額上位10銘柄の上昇で6割が説明が付くとのこと。つまりほぼほぼマグニフィセント7の上昇で説明が付く形になっています。逆に考えると、アメリカ株が強いというより、残りのS&P490の上昇率は、日本やドイツと大差無い(むしろ低い)ということです。

では年間でアメリカの金利はどうだったかというと、3.87%→4.57%に上昇。年間を通じて債券→株へと資金シフトしたと言えそうです。ちなみに、その裏側で中国の長期金利が急落しています。これは中国の財政が良くなった結果ではなく、逆に質への逃避が起こっているからと言えそうです。
https://jp.investing.com/rates-bonds/china-10-year-bond-yield

足元でもアメリカの長期金利4.6%で高止まりが続いており、ある時突然市場が冷静になってハイテク株、特にマグニフィセント7に売りが出てきてもおかしくない環境であることは、常に頭に入れておく必要はあるでしょう。23年年初からNASDAQが底打ち反転したように、年替わりでトレンドが変わる可能性は0ではありませんが、やはり基本はトランプ大統領が就任する1/20までは売り方も何が起こるかわからず怖いはずです。

日経平均のチャート的には8月の暴落以降三角持ち合いを形成してきましたが、今回持ち合い上放れの動きに見えます。ただまだ年末年始の特殊要因(特に個人の25年NISA枠での買い付けにより、松井とマネックスの2社で12/27の日本株は計65億円の買い。前日木曜の24年枠では26億円だったとのこと)で突破したに過ぎないので、これで次の上昇トレンドに入ったと判断するのは尚早です。

個人的にはREITの戻りに期待しています。やはり次の春闘まで利上げが無いという話なので、純粋に逆風が和らいでいます。ここもグロース指数同様に3年連続安ですが、投資口買いなどの動きも出ており、この辺りも存外TOB的な動きが来年出てくるような気がします。

12月第3週の投資主体別売買動向では外国人投資家は現物を4,750億円の売り越し。先物も651億円の売り越しで、先週下落の主因でした。信託銀行(年金)は59億円の買い越しでほぼほぼ均衡。

新興市場は「中立」。本日のグロース指数は反発。ただ半導体株の値動きが良いことで、ややグロース市場は蚊帳の外感が強くなっています。グロース指数は結局昨年3年連続の下落で、マザーズ時代も含めると4年連続。この小型株の改革が今年の東証のターゲットになってくるように思われます。またウェルスナビ(7342)のTOBがありましたが、来年はグロースの中でも特徴的なところはTOBの対象になりそうです。

12月第3週の投資主体別売買動向はグロース市場に関しては外国人投資家は144億円の売り越し。久しぶりにガッツリと売り越してきました。タイミー(215A)やIPOでもユカリア(286A)のように海外配分があったものもあるので、その売却などが響いてきた感じです。買っても買ってもイマイチ上がらないグロース市場に業を煮やしたのかもしれません。


【注目銘柄】

東京エレクトロン(8035)は大幅高。上述のように本日は半導体株が買われ、同社は日経平均の牽引役としても存在感を高めています。ファーストリテイリング(9983)の日経平均寄与度は11.5%まで低下しましたが、1月末にはまた例のウエイトキャップの話が出てきます。この辺りのバタバタで指数が今年もまたおもちゃにされそうですね。


川崎汽船(9107)は大幅反落。昨日は海運株が年始の「開運」とかけなくても、アメリカでの港湾混乱の影響から用船料上昇期待感で買われました。本日はその反動と、半導体株に資金を奪われた形で反落。大発会が今年の高値になってもおかしくないような気はしています。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。