KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

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金曜の日経平均は反落。前日のNYはPPIが上昇し、新規失業保険申請件数も予想外に増加したことで3指数揃って軟調オープニングベルをトランプ氏が鳴らしましたが、ダウは6連敗。売買高はやや活況。長期金利は4.33%に上昇。マグニフィセント7は総じて軟調。引け後にAI需要の活況で強気の見通しを示した半導体製造大手ブロードコムが時間外で15%超の急伸。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。寄り前に発表された日銀短観は市場予想を上回り、概ね好調な着地。ただSQ値が39434円と下方向で付き、その水準に吸い寄せられるように毎度の寄り天基調。SQ値に到達も、その後も39250円割れまで売り込まれました。

後場はやや下げ渋り。アドバンテスト(6857)が孤軍奮闘するような形で買われ、日経平均を支えました。引けにかけて39500円まで戻す場面がありましたが、最後は割り込んで終了。売買代金は4.4兆円とメジャーSQにしては低調。REIT指数は小幅続伸。


投資判断は「中立」に。金曜のNYは高安マチマチ。売買高は平均並。ブロードコムが決算を受けて24%超の暴騰となり、NASDAQはプラス。半導体株指数のSOX指数は3.4%の上昇。WTI原油先物は71ドルに上昇。共同通信の記事で「日銀が12月利上げ見送り検討」と報じられ、ドル円は153円台後半まで円安進捗。それらを受けた日経平均先物は39600円となっています。

アメリカの次期商務長官とされるラトニック氏は高関税を指向する強硬派とされており、トランプ氏の意向に沿った人物。一応「アメリカ製品と競合しなければ関税をかけるべきではない」という主張で、何がなんでも関税というわけではないようですが、現実的に競合しない製品はかなり限られます。まあ関税がトランプ氏の得意技ですから、これは仕方ありません。

危なっかしいながらもゴルディロックス的な相場が続いています。毎回繰り返していますがMMFが過去最高水準にあることも下支え。

ただ物色の中身は微妙に変化があります。NVIDIAは決算を受けた後に最高値更新→陰線連続で下落、という展開になっています。一応好決算ではあったので下落トレンド転換とまでは言えないのですが。

ドルインデックスは着実に上昇。2年ぶりの高値水準になっています。特にドル高ユーロ安が進んで、ユーロドルが22年以来の安値圏。パリティ(1ドル=1ユーロ)を目指した動きになりつつあります。ドル高とビットコイン高、ついでに金も高値追いにと共存できている辺りが、トランプトレードの凄まじさと言えるかもしれません。

もう今年のイベントで残るのはFOMCと日銀金融政策決定会合くらい。石破首相に対する期待感は上がらない(むしろ失望が強くなっている印象)。でも崩れない。イメージとしては小型株優位で、今年盛り上がった半導体は売り・・・という程ではないですが、選ばれないとは思います。対中輸出規制強化の懸念もありますしね。

日経平均のEPSも、結局中間決算シーズンを通過して上昇。めでたしめでたし。7-9月期は一応円高に振れた期間でしたが、足元でまた円安方向に向いていることが先行きに対する期待感に繋がっています。
https://nikkei225jp.com/data/per.php

足元不動産株が売られ、特に三井不動産(8801)なんかは年初来安値更新。ただREITは平均利回りが5%になってきており、確かに日本の金利も利上げを見越して少しずつ上がっていますが、さすがにこれ以上の売りは無いのではないでしょうか。損出し売りで上値は重いでしょうけれど。

日本株は12月相場に向け、関西電力(9503)の売出やキオクシアHD(285A)など大型IPOラッシュ。更にサンリオ(8136)やヒューリック(3003)が売出、またアクティビストにプレッシャーをかけられる前に京成電鉄(9009)がオリエンタルランド(4661)売出(ただしオリエンタルランドが自社株買いで対応)など、市場から資金を引き抜こうとする動きが強いです。この辺りも需給を悪くしているのは事実だろうと思います。


新興市場は「中立」。金曜のグロース指数は続伸。売買代金は1512億円と活況。前日に決算を発表したタイミー(215A)がストップ高となり、指数を押し上げました。一方、また決算に過少計上疑惑が生じたMTG(7806)がストップ安。折角ここまで戻り高値を更新していたのに、またやらかしましたね・・・。

日本もアメリカも選挙や決算を終えてボラティリティが落ち着いてくる中、出遅れ感があって値幅がとれる小型株に資金が向かいやすいのだと思われます。以前は半導体株が急速に上がるので「わざわざ小型や新興株を買わなくても」という風潮がありましたが、今は半導体株に以前程の勢いがありません。

実際、外国人投資家が11月以降グロース市場を買っています。あくまでカバー(5253)などの特定銘柄に限っているのかもしれません。一方、個人投資家は現物を散々売り越しています。年末にかけて損出し売りは出るものの、それ以外の要因では既に売りが出尽くした可能性があります。

となると、中小型株という根っこがしっかりしていることで、日本株も安定していると思います。本当はもう少し下がると思っていましたが、小型株が安定していれば、多少大型株が下がっても雰囲気は悪くならないだろうと。掉尾の一振に向けて・・・というのは気が早いですが、年内はあとは特に波乱無く終わるのではないかと思います。


ポートフォリオ銘柄】

SBIインシュアランスG(7326)は反発。200日線をしっかり上回って7月以来の水準に戻してきました。何とか年内売出価格1058円を回復して終われるでしょうか。


ブロードメディア(4347)も反発。アクティビストに支えられてしっかりした展開が続いています。とりあえずこちらも週明けの寄り付きで利食い終了とします。目標株価2000円に接近した場面で売れなかったのが心残りですが、まあ仕方無いですね。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお、上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。