KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

祭は続いて悲愴感

前回までおわらの話を書いていましたが、昨日は実家の町内で秋祭りでした。この辺は各町内一斉に秋祭りのシーズンで獅子舞が出ます。毎年今頃になると神社で練習が始まり、毎晩笛の音が響いて鈴虫の鳴き声と競演するかの如く、秋の訪れを感じさせます。

厳密に言えば実家の町内の祭ではなく隣の町内の祭なのですが、うちの町内は少子高齢化で遂に単体で祭を行えるような水準ではなくなってしまいました(T△T)そのため隣の町内に吸収合併された形で夏祭り、秋祭り、正月のイベントが行われるようになりました。

ところでうちの獅子舞は単に獅子が舞っているだけではなく、その獅子を退治するというストーリーがあります。最初は村の若い者が獅子を退治にいきますが、獅子に致命的なダメージを与える事ができません。まだ幼い子供も鈴で獅子を惑わせにいきますが、獅子は大人しくなりません。

そこで天狗に獅子退治をお願いします。天狗はまず渦巻きが描かれた笠をクルクル回して獅子の目を回します。弱ったところで両端に火の付いた棒をグルグル回して獅子を牽制します。

↓火で牽制中

最後はいよいよ槍でとどめを刺そうという事になるのですが、獅子だって黙っていません。獅子の反撃に天狗は手を滑らせて槍を獅子の前に落としてしまいます。それを何度か拾いに向かうのですが、獅子に両足を噛まれ天狗は負傷。それで怒った天狗は刀を抜いて獅子に斬りかかります。何度か斬りかかると獅子は動かなくなります。

遠巻きに警戒している天狗はしばらく様子を見ていますが、獅子は動きません。やっつけたと思い獅子の頭に座って鼻を高くし、自分の功績を誇示します。しかし獅子は突然動き出しまた天狗に襲いかかってきます。そんなすったもんだの挙げ句、最後は天狗が槍でとどめを刺して獅子殺し完成というわけです。

↓天狗VS獅子

何となく天狗の間抜けさと、獅子の復活が民族的に民の感じる漠然とした生活の中の不安を連想させるような感じがして興味深くあります。子供の頃は踊りと笛太鼓の賑やかさが楽しかったのですが、今はそういう見方からまたひと味違った楽しみ方ができます。

しかしこれら一連の流れが終わるまで小一時間かかります(・・;)それを「おわら」同様に祝い事のある家毎に行い、夜通しやっています。それを大量の見物客と一緒に見ていると足が疲れて大変( ̄Д ̄;;やっている方も大変でしょうが、見ている方も大変です。

実は出すお祝いの量に応じて、上記ストーリーを段階毎に実演するシステムとなっています。なのでお祝いの量が少なかったら獅子は倒されずに終わります(;^_^A本当は今年結婚した私の家にも呼べば良かったんですけど、獅子殺しに至るまでの祝いの相場10万円と、その都度出すお酒をケチって見送りました(;^_^A

こういうイベントがあると地元の友人と顔を合わせる事が度々あります。去年は中学校卒業以来顔を合わせていなかった友達と久しぶりに会いましたが、今年は見つかりませんでした。まあ年に一回こういうきっかけも一つ必要ですね。

ところでお隣石川県では祭に絡んで悲惨な事件がありました。

↓ヤフーニュースより
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/murder/?1221359280

私も昨晩の祭で大量の見物客に混ざり、身動き一つできない状態で小一時間立たされっ放しだった時に「あー、ここで車とか突っ込んできたら逃げられんなー」とか思っていましたが、本当にそんな事件があったんですね。容疑者には憤りを感じると共に、そういう事を警戒しながらじゃないと楽しめないようになっている現代の祭が残念でなりません。何か本当に最近こんな事件ばっかりですね。嫌になります。

さて、嫌になる日経平均は金曜反発。前日のNYはリーマンに新たな買収候補が名乗り出て金融不安の後退から大幅高。それを受けた日本株も朝方から買いが先行。ただそのお陰でSQ値は上値で決まってしまい、上値を抑える要因に。幻のSQ値となってしまい、一時マイナス圏に沈む場面も。その後は何とか切り返してプラスでの引けとなりました。

投資判断は「買い」。先日想定していた「SQ値が下支えとなる」という予想は外れましたが、外部環境の好転もあって堅調に推移しました。商いがSQによるものを除くと2兆円弱という事で未だ盛り上がってきませんが、一つのイベントを通過した事による安心感から少しずつ「ひそーかーん♪ひそーかーん♪」の時代は脱却しつつあると思われます。明日のNY市場の出来にも因ってきますが、少しずつ株式市場に資金が戻ってくるのではないでしょうか。日本市場は今週も来週も4日しか動きませんが。

新興市場は「強気の買い」。金曜は3指数共に上昇。ただ日経ジャスダック平均はわずかながらも年初来安値更新。未だ下げ止まりの兆しが明確ではありません。売買代金は3市場併せて400億円超えと回復気味。まずは横ばい推移を目標に。

ソフトバンク(9984)は続伸。1700円台を回復してきました。ただ短期リバウンド局面はここで終わり、一旦1650円前後の窓埋めに動く気配があります。良い材料が出ない事には強気に見辛く、しばらくは様子見が正解か。

メディカルシステムネットワーク(4350)は反発。金曜より東証2部との重複上場になりましたが、まだメインはヘラクレス市場という段階。薄商いで目立たないながらも上げ潮相場になっています。今後の流動性の増加に期待。

ダイハツ(7262)は続落。昨今の自動社業界に対する逆風が今まで堅調に推移してきた同社に対しても影響してきました。ユーロバブル崩壊とも捉えられるユーロ安により自動車業界の先行きには厳しい見方も台頭。アナリストの投資判断格下げが出てきています。輸出のほとんど無い同社も自動車業界の動向には無縁でいられません。最近の下落は同社に対してはほとんど「とばっちり」だと思いますが、短期的には需給が逆回転している格好。長期上昇トレンドはかろうじて崩れていませんが、1から出直しという状態になってしまっています。ただこの辺りは再度の投資チャンスと認識すべき。

みずほFG(8411)は反発。前述したリーマンを巡る動きに左右される金融業界ですが、何とか最悪期は脱したと言って良いのではないかと思います。テクニカル的には25日線を超えて各指標共に良好。この45万円台のもみ合いを上放れれば、再度60万円を目指す動きに戻ると思います。先日も言いましたが、これからの戻り相場の中心銘柄になってくるでしょう。

学情(2301)は続落。金曜前引け後に業績の下方修正を発表。各企業共に業績の悪化から採用の見送りが増えてきている模様。売り手市場と言われた就職業界にも変化が見られているようです。うーん、ここまで環境が悪化しているとは思いませんでしたが、確かに昨今の不動産業界のやられ方を見ると致し方ないという感じか。いい加減諦めて火曜の寄り付きで損切りとします。下方修正は最近の下落で随分織り込まれていると思われますが、逆に上がる見込みも当分なさそう。完全にやられましたね。残念です。

日本リテールファンド(8953)は続伸。テクニカル的には25日線を上抜けて、目先強い動きが出ています。東証REIT指数も同じように底打ち感を出しており、不動産銘柄の回復に対する出遅れ感から買われています。もう少しこの流れは持続すると思われます。

以下ポートフォリオの動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→835円 目標6000円

ソネットエンターテイメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→282800円 目標75万円

ソフトバンク(9984) 10月5日より 2400円→1708円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 10月15日より 117000円→108000円 目標20万円

ダイハツ(7262) 3月25日より 1141円→1218円 目標1500円

みずほFG(8411) 4月15日より 433000円→468000円 目標70万円

SEH&I(9478) 5月28日より 13000円→10030円 目標2万円

USEN(4842) 7月15日より 300円→245円 目標400円

学情(2301) 7月20日より 570円→382円

日本リテールファンド(8953)  8月31日より 450000円→504000円 目標55万円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。