KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

ビバ!

7/25のブログにも書いたのですが、会社の人に美味しい焼き肉に連れて行ってもらいました。その時のお話です(いつまで7月の話を続けるのやら・・・)。

美味しい焼き肉に舌鼓を打ち、ワイワイ歓談しておりました。その中に会社の女性上司に北海道出身の方がおられまして、北海道の話になりました。

私「丁度去年の今頃北海道行ってきたんですよ(昨年8/22からの「北海道でほっ、感動!」シリーズ参照)」
上司「どこに行ってきたの?」
私「えーと・・・(年のせいでなかなか「美瑛」という固有名詞が出てこない(T△T))・・・あそこですよ、あそこ、美馬牛(びばうし)の隣の・・・」
上司「美馬牛?」
私「美馬牛ってご存知ありません?北海道の真ん中の方の」
上司「それって地名?」
私「地名・・・って言うか駅名なんですかね?私もよくわからないんですが、名前にインパクトがあって、真っ先に思い出すのがそこなんですよ」
上司「えー、そんなトコ北海道にないよ。北海道って例えばニセコとか新冠(ニイカップ)とかアイヌの人達の影響で変わった読み方するのが多いから、美しい馬と牛で「美馬牛」なんて単純なの多分北海道にはないよ。馬と牛でそれっぽいけど」
私「えー、確かにあったんですって。ひょっとしたら夏期限定の駅かも知れないですけど、何かそこにある小学校が丘と映えて有名なトコで・・・」
上司「ないない、絶対ない。じゃあ今北海道に住んでる従姉にメールで聞いてみる」
・・・5分後
上司「メールで返信来たけど、やっぱり聞いた事ないって!」
私「えーっ!?」
段々自信がなくなってきた私。全員一致でメルヘンの世界に行ってきた事にされる私(-。−;)帰り皆で歩いて帰ったのですが、酒が入っていた事もあり、皆で拳を振り上げ「ビバ!牛!」なんて大合唱で連呼しながら帰る始末(-。−;)

そう言われると確かに私も普段から不安に思っている事ですが、風景の確認できる電車ならまだしも、地下鉄や飛行機なんて実際ドコに連れて行かれてるかわからないって思いません?到着した駅や空港にはそりゃ「○○空港」とか書いてありますよ。しかしそれは壮大な罠で、実は全然別の土地やアウターゾーンに連れて行かれている可能性もあります。そうか、私が去年行ったのは実は北海道じゃなかったのか・・・( ̄Д ̄;;

・・・なんてバカな話はなく、部屋に戻ってネット検索してみるとちゃんと「美馬牛」は存在します(昨年9/28のブログにもチラッと登場)。駅も期間限定ではなく恒常的な駅です。ただ美瑛町内の一町内のようでして、確かに道民に知られていなくても仕方ないのかも知れません。にしてもあんなに広範囲なのに単なる一町内とはさすが北海道スケールがでかい(××)

次の日、その証拠を突きつけ、何とか私の沽券と美馬牛の現実的存在は守られました。
私「私は良いですが美馬牛の人に謝ってください\(*`∧´)/」
上司「すみません。美馬牛の皆さんm( _ _ )mペコリ」

↓美瑛・美馬牛紹介HP
http://www17.plala.or.jp/bstore/

さて、スケールのでかい上げっぷりである日経平均は本日大幅反発。昨晩NYでのFOMCにて0.5%の利下げが決定したのはサプライズ。それを受けてNYダウは大幅高。為替も円安に振れて今まで売り込まれていた日本株を反発させるのに充分な材料となりました。

それにしてもFRBは随分と大きく出たなと思います。0.5%の利下げが実際に行われるとは思いませんでした。原油は一時82ドル台をつけ更に高値更新。インフレ懸念よりも目先の景気減速懸念を最優先の課題と認識しているのでしょうが、昨日のイギリス銀行の取り付け騒ぎ日経平均の大きな下げが多少後押ししたのかも知れません。今回の利下げによって本質的な危機が回避されたとは言えませんが、何はともあれアメリカの景気後退懸念に「一つの大きな意志」を示した事は評価すべきだと思います。アメリカのトレンド転換の大きなきっかけとなるでしょう。NYダウはテクニカル的にも6月、8月高値の13700ドルを上抜け、今晩、明日と明確に抜けて安定すれば少なくとも下落トレンドの終焉は示唆しそうです。

今後も継続的に利下げが行われる可能性があり、さすがに利下げという切り札を持っている国はこういう時に強いです。それに対して日本は既に相変わらずの低金利。今回のサブプラ問題の国内企業への直接的なダメージは少ないので、日本が利下げを考える必要は元々なかったのですが、いつ何時こういう金融不安が襲ってくるかわからないわけですから、そういう時の切り札として政策金利の引き上げは事前に行っておくべきです。ただ今月は世界が協調して利下げするような時期ですから、ここで日本だけ利上げするのはどうかと思いますので、今回の金融政策決定会合での利上げ見送りは一定の評価をしますが。

投資判断は「中立」に。本日の上昇で少なくともテクニカル的には一つ、下方トレンドに大きな楔が打たれた事については認めざるを得ません。大幅安の懸念は遠のいたものと思われます。日足で見たMACDは好転し、ボリンジャーバンドも+σまで上昇を見せました。ここまで来るとおそらく+2σの16500円程度までの上昇は短期的に見込まれそうです。

ただ長期的なトレンドは明確に転換したわけではありません。政局の不安定さを含めた国内要因には大きな変化はなく、為替も一時的にアメリカ買いでドル高にはなっていますが、金利差縮小が徐々に嫌気され、やがて115円前後で落ち着くものと思われます。出来高が膨らまないのも致命的で、これだけ大きく反発した局面でも投資家は日本株の動向に懐疑的になっており、株式市場に戻ってこようとはしていません。これでは外部環境が好転したからといって単純にトレンド転換に繋がるとは言えず、当面は15700円〜16500円の間でのボックス圏推移なのではないかと想定します。

新興市場は「強気の買い」。本日はさすがに3指数共に反発。しかし反発力は大型株に比べて鈍く。戻り待ち売り圧力の大きさを物語っています。やはり一旦は昨日示した下値目処まで後退して、バネを縮めないとこれだけ続いた下落トレンド、なかなかおいそれと変われないようです。

任天堂(7974)は大幅続伸。懸念されていたアメリカの景気後退懸念の後退と円安を好感して寄り前の気配値ベースではストップ高まで。実際には6万円手前での推移ですが、売り方の買い戻しが急がれる格好に。東京ゲームショーも材料視されている部分がありますが、特に目玉がない以上、単なる後付の理由、もしくはきっかけに過ぎません。テクニカル的には2つ目の窓を開けて堅調さが目立ちますが、陰線となったためにとりあえず明日は弱くなるものと思われます。問題はその調整後に5日線に支持されるかどうか。本日の寄付59100円での出来高23万株が今後上値を抑える要因となりそうですが、もし6万円を超えてきたら残念ながら損切りとします。

日産自動車(7201)は反発。円安、アメリカ景気減速懸念の後退を受け底堅い動き。1150円をつけテクニカル的に25日線をいち早く突破。ただこの1150円が急落後に3回トライして突破できなかった壁であり、明日以降の動きに注目。

新光証券(8606)も反発。本日業種別ランキングでは証券が値上がり率上位に。今まで売られていた鬱憤を晴らすかのように大きく跳ねていますが、25日線を手前の正念場。MACDこそ好転しましたが、市場の売買代金も盛り上がっておらず、一時的なものに終わる可能性が高いものと思われます。

楽天(4755)も反発。本日何とか寄付から4万円を超えてきたため損切りとはならず望みを繋ぐ格好となりました。25日線と75日線のゴールデンクロスも示現し、また一目均衡表の雲上限からも4万円がうまく抵抗帯となってくれれば良いのですが。念のため4万円を割り込んだら損切りとするのは継続中です。

以下ポートフォリオの動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→1680円 目標10000円

ソネットエンターテイメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→303000円 目標75万円

USEN(4842) 1月16日後場より 1251円→722円 目標1500円

オプトロム(7824) 5月25日より 59円→40円(15時10分現在) 目標80円

楽天(4755) 9月7日より 42250円→40550円 目標48000円

売り銘柄

任天堂(7974) 8月15日より 51500円→58600円 目標3万円

日産自動車(7201) 8月21日より 1106円→1150円 目標1000円

新日鐵(5401) 8月21日より 775円→794円 目標650円

JT(2914) 9月4日引けより 628000円→621000円 目標59万円

新光証券(8606) 9月5日より 493円→499円 目標450円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。