KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

今年もうぇるカメ その3

今週のお題「2011年、夏の予定」
前々回からのカメの産卵話の続きです。

明くる日。私がまた出かけようとして、いつもの日課である産卵場所のチェック。よし、蛇はいない、と。そろそろ木の棒をどかしても良いかな。子亀が出てこれなくなったら困るし。というわけで、一旦私が置いた余計な木の棒をどかすことにしました。

ところが数十歩歩いて、何か心に引っかかるものがあり、もう一度その場所に戻ってみました。すると、そこから10mも離れていない別の場所にあのシマヘビを発見!!(××)しかも頭を地中に突っ込んでいるではありませんか!!( ̄Д ̄;;

どうやら地中に埋まっている何らかを食べているようです。あまりにも夢中で、私が近づいても特に逃げる様子もありません。私は慌てて再度木の棒を設置し直しました( ̄Д ̄;;

ちなみにそこは丁度昨年亀が産卵した場所に一致しており、まさか昨年の卵を食べているわけではないでしょうけれど、とにかくこの辺りは亀がよく産卵しにきては、堀にポチャポチャと飛び込んで帰る音が聞こえますから、色々なところに色々な亀が卵を産み付けているのだと思います。

シマヘビはその一つを見つけて食べているようなのです( ̄Д ̄;;私は何かおぞましい光景を見てしまったな、と思うとともに、今回は既に手遅れであろうことから、残念な気持ちで蛇の食物連鎖を見過ごしました。

それにしても蛇はどうやって亀の卵の場所がわかるのでしょうか?この前のように産んだ場所を見ているというケースもあるかも知れませんが、多分臭いか何かでわかるのでしょうね。そしてどうやって穴を掘るのやら┐( ̄ヘ ̄)┌色々不思議に思うことはありますが、今までこの辺りに直径3cmほどの小さな穴が開いているのは何だろう?と思っていた謎は一つ解決しました。

また、その近くを通ると一つ大きめの卵らしきものが地面から出てしまっていました。これはおそらくもう生まれないのだと思います。こういう厳しい環境の中でようやく生まれてきたとしても、すぐに外敵にさらされて、生き残る亀は更に減ってしまうのです。

堀を見ると、親亀と子亀が仲良く連れ添って泳いでいるのが見えました。この辺りは蛇やカラスなど外敵が多いですが、とりあえず私が見届けたあの亀の産卵場所は守って、何とか一ヶ月後、無事子亀が親亀と泳ぐ姿も見届けたいと思います。(完)

さて、親亀こけたら子もこける日経平均は金曜続伸。前日のNYは新規失業保険申請件数の増加やIEAの石油備蓄放出による原油価格の下落などを受けて、大幅安のスタート。一時6/15の直近安値に急接近する場面がありました。ただIMFとEUがギリシャの緊縮財政計画を承認と伝わると、引けにかけて急速に下げ幅を縮めました。

それを受けた日経平均は為替がやや円安に向いていることもあって、昨晩の先物の大幅安から一転買い先行のスタートに。原油価格の下落が新興国のインフレ懸念を緩和すると評価されてアジア株が堅調に推移すると、日本株もじり高の展開。日経平均は9700円近くまで買われ直近高値を抜いてきましたが、週末の様子見気分から商いは薄く、売買代金も1.1兆円程度でした。

投資判断は「中立」。ただ今までずっと「指数は横ばいで推移する」と言ってきましたが、様々なタイミングを考慮するとようやく少し上ブレる下地が整ってきたと言えそうです。まだ来週の前半はもみ合いが続きそうですが、少しずつ指数は上向き、市場は鬱屈から脱却して明るさが目立ってくると思います。

テクニカル的にはアメリカ市場の方はまだ予断を許しません。ダウ、S&Pは共に5/2の高値から6/21の高値までを結んで作られる上値抵抗線を明確に上抜けてこない限り、このSell in Mayから続く下落トレンドが転換したとは言えません。ちなみに先月末に転換しかかりましたが、すぐに急反落してチャート上の騙しとなりました。

金曜のNYは引き続き欧州の金融不安が払拭しきれずに続落となり、やはりまだトレンドの転換は見えてきません。ダウ、S&P共に直近安値を下回らずに200日線での攻防が続いていますから、来週はここでいかに踏ん張って上昇トレンドに回帰できるかどうかに引き続き注目です。

一方、日本の指標もテクニカル的に見ると日経平均の方は75日線を突破して、最後の砦である200日線を攻めに行く流れになっていますが、TOPIXの方は未だ75日線にタッチすらしておらず、温度差があります。

NT倍率は11.6倍と引き続き歴史的な高値圏にあり、本来であれば225採用銘柄売り、その他の銘柄買いの裁定取引が入ってもおかしくないレベルです。しかし為替が少し円安に振れだしつつある中ではむしろ一層輸出株中心の225銘柄に買いが入り、拡大傾向に進むのではないかという気がします。この話題を振っておいて何ですが、ここはNT倍率というものを気にしない方が余計な邪念が入り込まずに、素直に相場の流れを追えると思います。

それにしても今年は既に各地で猛暑日を記録し、暑い夏になりそうですが、何故かあまり話題になっていないように感じるのは「夏が暑ければ消費が拡大する」というお約束のフレーズ。私は非常に単純に考えて、これがお寒い日本の経済情勢の下支えをしてくれるとも思います。今年の夏相場は例年とは異なり、案外ホットな相場展開になると見ています。

既に冷蔵・冷房・節電というテーマ株が上昇していることはご存じの通りですが、次はそこから派生するテーマ、例えば水着のゴールドウィン(8111)や日傘のムーンバット(8115)・・・などと連想してみるのも良いでしょう。ただゴールドウィンは既に上がってきていますけれど。

新興市場は「強気の買い」。金曜は2指数共に堅調。ただ引き続き東証1部銘柄に資金を取られる形で、相対的に弱い動きとなりました。新規にJASDAQに上場したイートアンド(2882)も公募割れと、イマイチな感じ。

正直来週も相対的に東証1部銘柄の方が買われそうな雰囲気です。しかし指数のチャートを見るとマザーズの方は440ポイントで底堅く推移する傾向があり、5月以降ずっとそのラインをキープしていますし、JASDAQの方は案外しっかりと1ヶ月半ぶりの高値を付けて各移動平均線を抜けてきましたから悪くありません。新興市場の出遅れ銘柄も引き続き買いで見ていって良いでしょう。


ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は続伸。引き続き出遅れ銘柄物色の流れから、買われる展開が続いています。ただ欧州の銀行株が売られたということで、月曜はやや売り先行のスタートとなりそうです。

またテクニカル的には75日線と一目均衡表の厚い雲が上値を抑える形になっていて、更に上には200日線や5月戻り高値など節がたくさん控えていますから、敢えて銀行株を買う、という選択肢はもう少し先のようです。

GCAサヴィアンG(2174)は反落。今週は珍しく比較的底堅い週となり、週足では52週線をキープ。一目均衡表では雲上限共に支えられる格好に。ただし商いは細ってきており心許ない感じ。それでも本日の日経では「日本企業、M&A8割増、上期7.5兆円、海外勢買収めだつ、震災で収益源分散」という記事が出ていましたから、お約束通り来週の月曜は上がりそうです。毎回日経のM&Aの文字に反応して上がりますから。

ところでアメリカでの報酬はドルで受け取ることから、実は同社も外需銘柄という見方もでき、円安は支援材料になります。また全く脈略がないと言われるかも知れませんがGABA(2133)とチャート形状が非常に良く似ているため、個人的にはGABAが特に材料も無くチャート的な自律反発で上がってきたのであれば、次は同社の番とも思ったりしています。

日本トリム(6788)は反発。2100円台の高値圏をキープした動きが出ていますが、金曜引け後に自社株買いの発表が。6万株を上限に発行株の約1.4%規模とやや小さめではありますが、上放れのきっかけはできました。まず来週2200円台に立ち位置を変えるのは間違いないでしょう。

また各地で猛暑日を記録したりしていることもあって、ここでまた水というテーマが浮上してくる可能性もあります。同社にとっても暑い夏となりそうです。


【注目銘柄】
コージツ(9905)ストップ高比例配分。好業績を背景に大きく買われましたが、低位株であるということも人気化の理由の一つ。足下ではJASDAQ市場で低位株がまた買われやすい地合になっていました。

好業績の背景にあったのはヘッドランプや非常食などが災害用途用に用いられたということ。商いも薄い銘柄だけに買われ辛さがあったのですが、手垢が付いていない分、テーマ株としての位置付けを高めました。

同時に夏が近づくにつれて本業である登山グッズの売れ行きに対する連想から、また一つのテーマ性を持ち合わせているとも言えます。流動性さえ高まれば、もっと人気化する素地はあると思います。

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。