KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

ドル円106円に突入も上値は重く

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日経平均は本日続伸。前日のNYは高値圏で利食い売りが出て軟調NASDAQはしっかりでした。

一方、ドル円が106円台に乗せたことで、日経平均は朝方から買いが先行。ただ、また寄り付き後は上値の重い展開が続きました。後場に再度円安に振れましたが、引き続き上値は重く結局5日連続の陰線に。値下がり銘柄が半分以上を占め、指数寄与度の高いソフトバンク(9984)がアリババ絡みの含み益をはやして大幅上昇した結果40円程の寄与となり、指数を押し上げたに過ぎませんでした。出来高は19億株弱、売買代金は1.7兆円弱と引き続き低調。


投資判断は「やや売り」。為替が1晩で1円以上円安に振れて106円に突入した割には弱い動きでした。既に株式市場は円安=株高の図式が崩れつつあるのかも知れませんが、とりあえず今週はメジャーSQ週であり、その分のポジション調整の売りが出ている面もあります。来週にまた為替の円安に反応し出す場面があるかも知れませんので、まだ現段階では何とも言えないところでもあります。

その為替に関しては、少なくともドル円については日米の景況感の格差から円安ドル高が進捗しやすい環境にあると言えます。昨日の4-6月期GDP速報値の下方修正はショッキングでしたが、事前予想の範囲内ということで市場では特段大きく嫌気はされませんでした。ただ7-9月期も微妙だと言われており、既に「7,8月の天候不順のせい」という言い訳が用意されています。アメリカでも年初「大雪のせい」という言い訳が通ったので、政府もこれで通そうという腹づもり。

いよいよ国内にも何となく嫌な感じが出始めてきましたが、海外は相変わらず油断できません。先般より指摘しているスコットランド独立の話で、賛成派が過半を超えたという報道から、ポンド円が売られて始まり200日線を割ってきました。この辺り、今週いっぱい神経質な展開が続くものと思われます。

また私が弱気派だから気になるニュースが集まってくるのか、今度は香港でのデモが懸念材料として鎌首をもたげつつあります。来月1日に金融街におけるデモが計画されており、もし実行されれば5000億円を超える経済損失とのこと。中国で5000億円は大したことないのかも知れませんが、単なる経済的な損失だけではなく、中国の指導力弱体化が今後経済に与える影響などもこれから議論されることになりそうです。
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/140908/mcb1409080500010-n1.htm

ともあれ明日はSQ前の魔の水曜日。朝方には機械受注が発表されます。高値圏で5つの陰線も気がかりで、引き続き為替相場と合わせて注意が必要と思われます。


新興市場は「中立」。本日は各指数共に軟調東証1部銘柄も小型株はマイナスでしたが、円安の恩恵を受け辛い新興市場もその流れを受けた形です。JASDAQの超小型株は相変わらず派手に値を飛ばしていますが、それ以外はさっぱりという感じでした。特に先んじて上がっていた新興市場には利益確定売りが入りやすいと思われ、目先は東証1部に資金を奪われる展開はやむなしでしょう。


ポートフォリオ銘柄】
売り銘柄のファーストリテイリング(9983)は続落。錦織関連株ではありますが、規模の大きさからほとんど反応はありませんでした。本日はどちらかというと上述のようにソフトバンクが大きく上がったので、リバランスの売りが出た感じになっています。チャート的にも高値で陰線が3つ並びストキャスが暗転。上値の重い展開が続きそうです。


売り銘柄のファナック(6954)は続伸。3日に栃木に新工場を建設と伝わってから、こちらは陽線連発で強い動きが出ています。ただ本日はクレディスイスが工作機械関連株を軒並み格下げ。同社も格下げを受けましたが、気合いで跳ね返した格好になっています。そして本日引け後には工作機械受注が発表され、11ヶ月連続の前年同月比プラス。足元の円安も支援材料になってきています。もし昨年高値を上抜けてくるようなら損切りとします。


WOWOW(4839)は大幅反落。前日は錦織関連株の顕著な銘柄として様々なメディアで取り上げられましたが、本日はその錦織選手が負けてしまったこともあり、一気に熱が冷める展開に。ほぼ行って来いの流れになりました。残念。まあ優勝しても出尽くしの売りとなっていたのでしょうけれど。

ただ昨日は電話やサイトがパンクする程に加入者が殺到したのは事実ですし、宣伝効果としては絶大でした。そのうちの大半はすぐに解約してしまうのかも知れませんが、間違いなく何割かはそのまま残ります。丁度携帯を買った時にオプションを色々付けられて、結局そのまま継続してしまうのと同じパターンで、解約手続きを面倒臭く思う人は着実に増えていくものです。

しかし「通常の10倍の加入者」という話ですが、今回せいぜい2日間急に契約が増えただけなので、影響は限定的でもあります。本日の日経産業新聞でも「解約に対する奇策は無い」と否定的な見解。やはり地道に魅力的なコンテンツを作り上げて訴求していく他ないですね。

それでも今月末の楽天ジャパンテニスオープンや来年1月の全豪オープンが近づくとまた関連株として物色されるかも知れません。チャート的には高値で出来高を伴った大陰線を付けたことで、ここまでの上昇トレンドの終了が意識されますが、高値更新で上値に風穴は開けましたから、日柄調整の後に再度高値を更新してくる流れに期待です。


セブン銀行(8410)は反落。ただ昨日急伸し、本日は1文新値ながら上場来高値を更新してきました。足元でメガバンク以外の地銀株などが買われていますが、同社もその流れに乗った形。

そもそも同社は四季報を見ると浮動株比率が2.9%の銘柄ですから、発行済株式総数が11.9億株のうち市場に流通する株券は3400万株程度ということになりますが、それに比べて本日の出来高が326万株というのはかなりの量です。玉集めをしたい筋の蠢動が感じられ、まだまだこんなところでは終わらないと思います。


【注目銘柄】
ジャムコ(7408)は大幅反発。こちらは2日配信の有料メルマガにおいて参考銘柄として取り上げ。決算を受けて再度上放れの動きが出ましたが、5日にはボーイング次期大型旅客機向けの化粧室を独占受注と伝わり急騰。本日はそのボーイングアイルランドの欧州最大LCC会社ライアンエアーから小型機100機(1兆円超)を受注し、更にもう100機受注する可能性があると伝わり、刺激材料にもなりました。

上場来高値を更新して上値を追っており、足元の出来高の膨らみ具合から見てもまだまだ上伸性があるものと思われ、正にtake offという感じ。1部指定替え期待もありますし、面白い銘柄だと思います。


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。