KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

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日経平均は本日続伸。前日のNYは朝方こそ高く始まったものの、個別企業の決算を受けて引けにかけて売られる流れ。ただNASDAQはバイオ株の買収話によりプラス引けで5000ポイントを再度回復しました。

それを受けた日経平均でしたが、朝方から買いが先行。寄り前に出た3月貿易統計が約3年ぶりに黒字転換すると、為替は円高に振れるもののしっかりした買いが続く流れ。来週の金融政策決定会合における追加緩和期待から引き続き銀行株が買われ、その他金融株や不動産株なども追随してきました。出遅れ株の修正が進むことで、寄り付き後は終始2万円台をキープ。

後場も為替が円高方向に進む中で高値圏をキープし、売り方の買い戻しを誘う相場展開になりました。結果ほぼ高値引けとなり、15年ぶりね終値2万円台に。売買高は28億株弱、売買代金は2.9兆円弱と膨らみましたが、後述のみずほFG(8411)だけで5億株を超えるなど、偏りのみられる地合でもありました。


投資判断は「やや買い」。それにしても日本株の雰囲気は先週末の雰囲気とガラッと変わっている感じです。そんなに中国の預金準備率引き下げが効いたのか・・・というと、ちょっと違うような感じもします。そもそも日本株の場合は先週からTOPIXコア30がガンガン買われ、指数の下落には違和感がありました。それでも「来週は買われる!」と言いきれずに「(今週は)上値の重い展開を想定」と逃げましたが、結果大外れですね。参りました。

これだけ大型株の上値を買う買い方と資金の存在を考えると「外国人買いが入っている」・・・と毒にも薬にもならないようなコメントしか言えないのが辛いところです。ドル建ての日経平均も高値を更新していることからそれは自明です。ただそれが何で入っているのか?ということになると、前回書いたように「消去法的にも日本株が選ばれやすい環境になっているのだと思います。

欧州株はギリシャ不安もあってユーロ安となり買えない、中国株は景気減速感があるのに高過ぎて買えない、アメリカ株も決算発表を控えて買えない。となるとコーポレートガバナンスコードによるROE革命に期待ができる日本株が選ばれるのは、自然なことだと思います。ドル建て日経平均が本日もまた高値を更新しており、持たざるリスクが日本株買いに誘います。ドローンが官邸に突っ込もうがお構いなしの強さがあります。

予想外に株価が上がってきたことで、先般より少し空売り比率が高まってきていたこともあって、売り方の買いも誘う形。日本国内では誰も来週緩和を行うなんて思ってもいませんが、外資を中心に緩和を勝手に期待し、また昨日も浜田内閣官房参与が「日銀は物価目標を達成できないなら追加緩和すべきだ」と発言したことが期待感をまた刺激した模様。

正直、誰も本気で緩和するとは思っていないのでしょうけれど「作られた舞台でも一緒に乗って踊らにゃ損損」とばかりに、与えられたテーマに資金を振り向けた感じです。丁度緩和で盛り上がるセクター(銀行や不動産など)は出遅れ感もあったので、買いやすさも手伝っているのだと思います。

そうなると、空振りとなった来週が怖い・・・と誰しも考えるのでしょうけれど、皆がそう思うなら多分その前に売りが一定量出てきます。30日まで日があるので値動きを見たいところですが、個人的には30日の後は当然瞬間的な売りがドカンと出て、ただその下値は拾われて、すぐ戻すのではないかと見ています。誰も本気で追加緩和があるなんて信じていないでしょうから。

個別では引け後に出た日本電産(6594)やJSR(4185)の決算が市場予想を下回る見通しだったことで、ちょっと冴えない展開が想定されます。先般の安川電機(6506)も案の定売られましたが、露払いがなかなか上手くいかない感じです。

ただこれらの銘柄は元々ROEが比較的高く、元々対策など特に必要ありません。先般から繰り返しているように、今回の決算シーズンはむしろ今期見通しが苦しいだろうと見られる会社にこそ、ROE革命とも言える何らかの対策が出てくる可能性が強いと見ています。というわけで、足元は先物ETFといったデリバティブで作られる指数の上昇だったものが、今後は個別株の底上げにより強含む相場になるものと見ています。

チャート的には特にTOPIXの強さが目立ちます。MACDは好転し、ストキャスも比較的高値圏で再好転してきました。ボリンジャーバンドは+2σを拡大させており、上値余地が拡がっている格好です。日経平均もそれにつられるように強含み、基本はITバブル時の高値20833円を目指す動きになっているものと見ています。


新興市場は「強気の買い」。本日は両指数共に堅調。日経JASDAQ平均は年初来高値を更新し、マザーズも昨日まで雰囲気は悪かったですが、ようやく持ち直してきました。本日IPO日本スキー場開発(6040)は初値が10%程度の上昇とそこそこだったものの、その後ストップ高比例配分と好調な滑り出し。個人投資家のマネーも少しずつ復調気味にある感じです。引き続き新興市場の割安感・出遅れ感に注目。


ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は続伸。上述のように相変わらずメガバンク揃って強い動きで、同社も年初来高値を更新してきました。出来高も5億株を超えて大商いに。銀行株がこれだけ買われると相場の最終局面という嫌な言われ方もしますが、まだ昨年1月の高値をクリアしたわけでもありませんし、引き続き出遅れ感は強いところです。

チャート的にはボリンジャーバンド+2σを超えましたし、ストキャスにも割高感がありますから明日くらいは調整してもバチが当たらないでしょう。ただ7営業日連続陽線の需給の良さから、とにかく回転は効いています。実際信用買い残は09年の単元株変更に伴う大幅分割以来、初めて2億株を割り込んできています。これまでずっとこの信用買い残が重石で長年低迷しましたから、需給面においては歴史的なターニングポイントを迎えつつある印象です。



CYBERDYNE(7779)
は続伸。昨日は新たに藤沢市の業務委託を受託したと発表しましたが、相変わらず反応薄。むしろ地合が強い中で弱い動きが続きました。そして引け後には神奈川県レベルでの職場処遇改善コンサルティング支援事業の業務委託契約締結を正式発表し、規模としては1億円を超えたものの、同時に前期業績の大幅下方修正を発表。相変わらず呪われてますね。今度はこの銘柄でしょうか・・・。

まあ冗談はさておいて、同社に関しては誰も業績なんて気にしていないと思うので、世間一般の銘柄とは扱い方は違うでしょう。また決算シーズンが始まっている昨今、既に投資家の関心は今期見通しに移っています。ただ今期の黒字転換期待が遠のくのはマイナスではありますが。統一地方選挙が終わってから各地方との業務委託が相次いでいますし、下方修正の要因が売上の期ズレもありますから、その分は上乗せが期待できそうです。


昨日より買いポートフォリオ入れとなったエニグモ(3665)は続伸。ただ地合がこれだけ良い中では弱い戻りとなっています。本日も5日線を越えられない体たらくで、板などを見ていると変なアルゴが入っているので嫌な感じですね。

ただとりあえずマザーズの方は復調傾向ですし、筆頭株主ソニー(6758)も引け後に前期予想の上方修正を出してきたことで、ソニー資金繰りも多少は良くなってきたのかなと。売り懸念の後退につながれば、多少は上値が軽くなると思います。呪いはサイバーダインの方にかかっているようなので、暴落はひとまず回避できた・・・のであれば良いですが。


【注目銘柄】
サマンサタバサJP(7829)は大幅高。こちらは昨日配信の有料メルマガで買いで取り上げ。過去最高益更新の好決算や本日の訪日外国人数発表に絡んだインバウンド関連株として注目しました。結果、無事昨年10月以来の高値水準となりました。75日線も上向きましたし、一段高の流れに期待です。


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。