KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

日経平均10連騰ならず

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日経平均は金曜反落。前日のNYは出てきた景気指標が良かったことでS&Pが高値を更新。それを受けた日経平均も朝方から買いが先行。ただここまで9連騰していた買い疲れ感や週末要因、そして週末のイエレン議長のジャクソンホールでのコメントを控えて利益確定売りが出ました。後場はマイナス転換するとそのまま浮上できず、10営業日ぶりの下落に。出来高は17億株台、売買代金は1.6兆円台と低調でした。


投資判断は「やや売り」。先週投資判断を引き下げてからようやく下落ですが、連騰してきた割には下落幅は小さく。あくまで誤差の範囲というところです。個人的には6月後半から金曜は大きく下げることが多かったので、今回はイベントも控えることで売り仕掛けられやすいと思っていたのですが、ちっともな感じでした。

金曜のNYは高安マチマチ。NASDAQはITバブル以降の高値を更新。注目のイエレン議長の講演は利上げの時期に関する手掛かりが無かったことで、特段市場に大きな影響は与えませんでした。

ただ講演を受けてそれを受けてドル円は一時104円台に突入する流れとなっていますが、ユーロドルはまた年初来安値を更新。加えてECBのドラギ総裁が「緩和的な金融政策スタンスをさらに調整する用意がある」と発言したことで、米欧の金融政策の違いが為替に大きく現れる形になりました。このねじれが日本株を素直に買いに向かせず、先物はほぼ金曜終値近辺でまごまごしています。

IMMシカゴ投機筋による円の売り越し枚数も8.7万枚と前週に比べて拡大しており、売り圧力が円安へと導いた格好。為替に関しては「ドルが対円で87年以来のレンジを突破」という話も出ており、動きが出てきた感じです。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NAOJ8Q6JIJV301.html

個人的にはほぼ数字上の話とはいえ、このタイミングで9連騰となったのには違和感ですし、木曜の中国がPMIを受けてあれだけ弱かったのに買われるのも違和感。ユーロがドルに対して約1年ぶりの安値を付けているのにしっかりしているのも違和感ですし、世界の金利低下の中での株高も違和感。違和感違和感の違和感だらけです。正直何を拠り所にしていいのやら。

その中で唯一正しい動きをしているのがドル円のチャートでしょうか。先日日本の貿易収支が予想よりも赤字が膨らみ円安要因。FOMC議事録の中身から早期利上げが見込まれることでドル高要因。ですからドル円が一気に104円を目指す動きは正しいですし、それに合わせて日本株が上がるのも正しいでしょう。

よく言われるのが外国人から見た日経平均のドル建て価格。円建てでは高値を攻めつつありますが、足元の円安でドル建てでは150ドル前後をうろちょろしており出遅れ感があります。これで見ると6月下旬からの価格帯出来高が150ドル前半に集中しているので、ちょっと戻り待ちの売りが出そうな感じもあります。ただ為替が円安に振れれば、150ドルでウロチョロしていても日経平均は上がっていくことになるのですが。
http://www.marketnewsline.com/market/1010.html

ですから指数的にはチャートも良いですから(MACDも好転していますし、200日線と75日線がゴールデンクロスをして強力な下値支持をしてくれる、ボリンジャーバンドも+2σが拡がってきたなど)、先高感はあります。ただ個人的には繰り返している超長期上値抵抗線(現状大体15500円弱位置。誤差+500円まで?)がチャートを論ずる場合根っこでどうしても引っかかります。

イベント的には来週は特に大きなものもありません。月曜にドイツのIFO景況感指数が出ますが、もうロシアとの制裁合戦で景気が悪くなるのは織り込まれてきていますから、あまり反応が無さそうです。となると次は来月の雇用統計ということになりそうですが、どちらかというとやはりイベント的には来月中旬に目白押しなので、そこまで今のような熱の無い相場が続くのかとも思います。

そんなわけでこのジレンマをなかなか解消できず特に今週はもやもや感をずっと引きずったままなのですが、やっぱり理性的に買い転換はできません。すっかり曲がってしまっていて申し訳ないですが、公式見解としてはもうしばらく待ちである、とします。ちなみに先般まで散々宣伝しましたが本日地元でブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕さんが講演してくださるので、その見解を摺り合わせてきます。


新興市場は「中立」。金曜は各指数共に堅調。新興銘柄の中でも大型株は大したことありませんでしたが、小型株は特にJASDAQで大幅高する銘柄が目立ちました。東証1部の商いが薄い中で短期資金が入り込んできている格好。そして出遅れ感や手垢の付いていない銘柄が選好された感じです。

マザーズ指数の大番頭ミクシィ(2121)に関しては今週は横ばいの動きに止まりました。18日にGSが白旗を揚げて投資判断と目標株価を大きく引き上げてから逆に勢いが萎んだ格好になっています。そもそも今回の大相場の需給的要因がGSによる空売りの大きさという面もあったので、そのGSが諦めたのなら買いの原動力が無いという皮肉な格好になっています。もっとも個人的には両建てしていたでしょうから下手したら稼いでいたのではないかと思いますが。

指数で見れば東証2部指数が07年以来の4000ポイントを目指す動きで強く、日経JASDAQ平均も年初来高値まで指呼の間。新興市場の方が為替のしがらみが少ない分、買いやすい環境が整っていると言えそうです。


ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は反落。木曜は為替の円安を受けてTOPIX買いの資金が流入してきた結果、メガバンク全般的に買われる動きになりました。金曜も朝方こそその勢いが継続したものの、結局は小反落に。シティ銀行が国内の個人向け事業を売却という報道もあって、恐らくメガバンクのどこかが取得することになりそうですが、ともあれ競争の緩和から銀行株全般にプラスと捉えられています。

またそろそろ9月権利取りを意識するような動きが出始める時期になってきましたが、同社は年利3.5%で中間配当も半分の3.5円がしっかり出るので、権利取りの動きが出やすくなってくると思います。未だ未使用枠が多いとされるNISA買い期待も十分できるでしょう。


三井海洋開発(6269)は大幅続伸。前日にUBSが投資判断を格上げしましたが、金曜は引き続いてバークレイズも目標株価を3300円に引き上げ。UBSは「世界的な海洋資源開発が拡大する中で同社の施工能力を評価」、バークレイズは「FPSO(海上浮体式原油生産貯蔵設備)の粗利が改善したことを評価」とのこと。立て続けに高評価が出たので、売り方が買い戻しを余儀なくされた感じ。

結果3月以来の高値水準を付けてきたことで、一段と買いに弾みが付く格好になりました。引き続き原油価格は下落基調にありますが、少なくとも同社が得意とするブラジルや東南アジア地政学リスクに乏しいですから安心感があります。


WOWOW(4839)は続落。前回「一旦は日柄調整」としましたが、その流れになっています。ただテクニカル的にはボリンジャーバンド+σまで調整しましたし、MACD暗転にかかる変化点でもあります。週変わりで流れが変わるパターンもあるので、来週からの反転上昇再開に期待。


【注目銘柄】
日本ヒューム(5262)は続伸。こちらは先般も当欄で取り上げましたが10日配信の有料メルマガにて買いで取り上げ。決算を受けて上放れの動きが出ていますが、引き続き西日本で豪雨被害が出ていることも買い材料に。しかし連日報じられる大変な自然災害になってしまいました。近隣にお住まいの方は本当にお気をつけください。

特に台風でも無いのに大雨が続いており、やはり治水の重要性は増しています。秋の臨時国会でも補正予算の対象になってくるでしょうし、すべきでしょう。チャート的には75日線がようやく上向きになって、一段と下値固めが明確に。750円を上抜けてきたので、上げの第二波動が始まっていると見られます。8月に入って出来高が増加している点も見逃せません。


セブン銀行(8410)も続伸。こちらは今週の有料メルマガにて買いで取り上げ。428円の上場来高値水準を上抜けてから新波動入りの流れになっています。足元では先述のように銀行株が総じて強い流れとなっていますが、同社も一応銀行株のカテゴリー。セブンイレブンが西日本にも拡大することでATM設置台数がドンドン増えていくこと、また海外送金に強いことで訪日外国人にも優しい造りになっていることは強みだと思います。


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。