KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

続落も下げ渋る

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日経平均は金曜続落。前日のNYはコロナ第二波を懸念する売りが出て各指数5%超の暴落に。VIX指数も40ポイント超に急騰し、WTI原油も35.6ドルまで下落となりました。ただ30年債入札が低調だったこともあり、アメリカの長期金利はそれ程変わらず。

それらを受けた日経平均は朝方から売りが先行。連日の600円以上の下落となったものの、21800円割れの場面からはまたいつものパターンで一旦買い戻しの動きに。SQ値22071円を取り返す動きになりましたが、そこからはもう一度改めて売られました。それでも21800円を割り込めないところで、買い戻しが優勢に。

後場は日銀ETF買いもあり、一段と下げ幅を縮める動き。22350円まで戻しましたが、その後はもみ合い。結局167円安で済みました。売買高は19億株台、売買代金は3.3兆円台とメジャーSQの割には低水準でした。


投資判断は「中立」。金曜のNYは前日の過去4番目の下げ幅となった反動もありしっかり。ただ一時マイナスに転じるなど、不安定さはありました。VIX指数も一時44ポイントを超えたものの、最終的には36.1ポイントに低下。ドル円も107円半ばまで回復。それらを受けた日経平均先物は22190円となっており、概ね金曜終値近辺でのスタートが見込まれています。

全国的に梅雨入りとなったイメージを象徴しているかのように相場の雰囲気が一転した株式市場。得意の必殺後講釈で語れば、FOMCという重要イベントを通過してしまい、これで突然の買い材料が出てくることもないので売り方が売り込みやすいタイミングになったということでしょう。またアメリカのコロナ感染者数が200万人を突破し、先般のデモで感染者がまた増加したという懸念が高まったという悪材料もあります。

NASDAQが1万ポイントを超えたという達成感も出て来たのか、6月の上昇分をほぼ一日で無くしました。日本の方は東京アラートが解除されたタイミングというのも毎度の皮肉です。毎回言うように、そういうマイナス材料に「反応するようになった」辺りが雰囲気の悪さを象徴しています。こうなってくるとトランプ大統領落選リスクなどもにわかに嵩にかけて売り材料として出てくる流れです。

ただここまでの上昇比べると株価の下落は限定的とも言えます。アメリカでは空売り残が7年ぶりの高水準ということで、引き続き売り方の巻き戻しが相場を牽引している形。年初のTesla株の急騰のような、完全な需給相場になっています。株価が高いのは良いのですが、あまりに実体経済から離れて高くなり過ぎると、世間からのやっかみも強くなりそうですね(またアメリカでウォール街を占拠せよ、という動きが出たり、日本でも証券増税の話が出そう)。

先週末時点の信用倍率は前週2.29倍→2.12倍と更に改善。需給に関しては引き続き申し分の無い動きが続いています。中でも日経ダブルインバース(1357)の買い残が遂に1.1億口超え。まあこれを見る限り、下がるものも下がらないわなぁという感じでもありますね。

そして裁定残高は売り残が2.3兆円に対して買い残は4600億円となっており、差し引きで1.9兆円という高水準なものの、前週に比べると512億円減少。2週連続で減ってはいるのですが、まあまだ歴史的な高水準であることには変わりありません。やはり需給は良好。

また先週の投資主体別売買動向によると、外国人投資家は現物を2,613億円の買い越し。先物も5,819億円の買い越しとなっており、先週の上昇は外国人が牽引しました。売り向かうは国内勢。

結局、オールドエコノミー系の株が買われるのは上昇の最終局面であるとよく言われますが、それでもまだアメリカ市場が頑強に高値圏を維持しているのは、やはり相場の強さを示します。

よく株価が急落した時には、売りそびれた人の売りが上値を押さえてなかなか上に戻れない、というケースがありますが、今回のように株価が急騰した場合は空売りをしていた人が買い戻しそびれた分があるので、逆になかなか下がらないというケースがあり得ます。

不幸中の幸いは個人投資家などはもうずっと警戒モードで、上値を買っていたのは外国人投資家の買い戻しだけだったので我々は比較的大丈夫ということ。

アメリカ株は「アイランドリバーサル」を示現しました。ということは、私の強力なアノマリー的には「アイランドリバーサルの窓は(いつになるかはわからないけれど)埋める」ので、遅くても3~4ヶ月以内には戻してくると思います。それくらい長期スパンの視点で余裕をもって投資できるのであれば、下値でいつでも拾えるということにもなります。


新興市場も「中立」。金曜は両指数共に軟調。ただマザーズ指数の方は一時プラス転換するなど相対的に強い動きを見せました。テラ(2191)に対するフライデーなどがあっても他のバイオ株に飛び火しないところが今の地合の強さを物語っていますが、週間でマザーズはプラスキープ。個人投資家が主力の新興株の戦闘意欲はある程度高めのまま維持できそうなところです。


ポートフォリオ銘柄】
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284)は反発。朝方は売り気配で始まりましたが、すかさず買い戻されました。元々業績なんて関係無い分配金確定商品ですし、下がる理由が無いのですが、現実的にはポートフォリオ内の他の損失穴埋めのために泣く泣く投げざるを得ない人が出てくるのもわかります。こういうタイミングで拾っていくことが重要ですね。


フマキラー(4998)は大幅高で年初来高値更新。この地合で高値を取ってくるのがさすがですね。前日に急落となりましたが、横浜港でヒアリが発生という材料が出て、朝方こそ売り先行で始まったものの急速に買い上げられました。目標株価2000円はもう実質的に達成という感じですが、何とか来週中に達成してくれませんかね・・。


そんな中、今回は一銘柄買いポートフォリオに入れたい銘柄があります。それははごろもフーズ(2831)です。

まずは基本的には缶詰が売れているということ。新型コロナウィルスによる巣ごもりで保存食需要が高まっているわけですが、今後ほぼ間違い無く第二波も来るであろうことを考えると、まだまだ需要は高いでしょう。パスタなどもやっていますから、保存系食品に強みがあります。ちなみに先日NHKの「ためしてガッテン」の再放送を見ていたら、ツナ缶は賞味期限切れ寸前が美味しいということでした。

それはともかく、もう一つポイントだなと思うのは、ペットに対する消費増が見込めること。アニコムHD(8715)の社長の話によると、今回のような災害時はペットに対する支出が増えるということでした。実際、先般の日経で「3月都区部家計調査によると、ペット関連支出が4.3倍になった」のだとか。同社はペットフードも取り扱っているので、やはり追い風だと思います。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO59240910Y0A510C2L83000/

その他の理由に関してはまた後日。目標株価は3500円に。月曜寄り付きから買いポートフォリオ入れとします。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。