KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

海外株下落の中で強弱感対立

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日経平均は本日続落。前日のNYはユーロ圏の景気指標が悪かったことを受けてヨーロッパ株が大幅安だったことから、アメリカ株も売られる形に。

それを受けた日経平均も朝方から売りが先行。昨日のお休みの間も海外マーケットが弱かったことや、ドル円が108.50円まで円高に進んだことを受けて、利益確定売りが先行しました。引き続き指数寄与度の高いソフトバンク(9984)が売られたことも大きく足を引っ張る形に。ただ安倍首相が「GPIFのポートフォリオ見直しをできる限り早く実施」と発言したことで一時月曜終値近辺まで戻す場面もありました。

後場は再度ソフトバンクが売り込まれる流れに合わせて日経平均も下げましたが、週末の権利取りの動きもあって下値抵抗感。引けまで買い戻しの動きが出て、何とか小幅安程度で終えました。売買高は21億株台、売買代金は2.2兆円でやや活況。ただソフトバンクが一社で3000億円を占めました。


投資判断は「やや買い」。前回投資判断を引き上げた直後から下落していますが、まあ日経平均16000円割れくらいまでは十分想定の上のお話。ここまでの上昇が急でしたから、このくらいはあって然るべきでしょう。為替も円売りのショートポジションが貯まっていますから、多少の巻き戻しは当然です。まず昨年5月以来の抵抗線である節目16000円で値固めをして、そこから再度「よっこらしょ」と上がっていくのが普通でしょう。

日経平均の本格上昇はやはりドル建てチャートで150ドルを超えてから。すなわち「単に円安だから上がった」という後ろ向きな(直接的な)理由ではなく、日本株の実力として(それが円安だから業績が上がったという間接的な理由でも構わないので)正当に評価されて初めて全方位的に買いが集まってくるのだと思います。
http://www.marketnewsline.com/apps/market/quotes?r=3m&c=1010&lang=ja

今週は週末が権利落ち日なので、もう少し権利取りの動きが出てきそうです。また月末が近づいてくることで、毎度の買いが出やすいタイミングではあります。アメリカは9月から10月にかけてパフォーマンスが悪いですが(ヘッジファンドの45日ルールや10月期決算の投信が多いとされる。また10月はブラックマンデーが起きたことで平均値を押し下げている)、とりあえず次のFOMC(10/29に結果発表)までは大きく流れは変わらないのではいなかと思います。

ただ本日の日本証券新聞にも出てましたが「9/20~末までは、バブル以降日経平均は6勝18敗」ということでアノマリー的に弱い時期とのこと。この辺りやはりアメリカのヘッジファンドの換金売りやファンドの決算なども絡んでくるのでしょう。ですから、月末までにかけて強弱感が対立しやすい状況ではあると思います。

チャート的には18日の高値水準で寄り付いて窓埋め完了の形になっています。今月はずっと5日線に支持される形で推移してきましたから、押したら買いの投資家も多い様子。個人的にはまだ16000円辺りまでの下値余地は見ておく必要があるとは思うものの、ドル円が極端に円高に振れない限りはやはり押し目買い戦略が有効と思います。

個別では建設株やカジノ関連株が来週からの臨時国会での政策期待や地方再生をテーマと汲んで買われました。LINE年内上場見送り報道や円高を受けて、ここまで人気化した銘柄が売られる中で消去法的・循環的にも個人投資家資金を集めた格好になりました。

LINEの上場先送りに関しては、最近乗っ取り被害の影響などから、この時期のIPOがベストタイミングでないと判断した模様です。国内でもすかいらーく(3197)やリクルートHD(6098)といった大型上場が来月にも相次ぐ中、とりあえずLINEの上場が先送りになったことで、需給の緩みが緩和されることは、短期的には相場にプラスと見ています。

あと海外で気になるアリババ株ですが、上場後は案の定売られる展開に。追加売り出し4800万株が決まったということですから、この追加売出と市場価格の差額(約20ドル分)を丸々儲けられる計算になるので、逆に言えばこれを狙って引き受けの証券会社に株高に持っていかれた、という背景もありそうです(それだけで1000億円近い利益が出る計算)。となると、やはりアリババ株は当面弱い動きを続けるのではないでしょうか。

ソフトバンクは「売らない」と言っているわけなので、含み益は意味が無い、ということになります。まあアリババ株を担保にしてお金を借りて実質的に売ったことにすることは十分可能ですが、ともあれ含み益を論拠にした株高分は剥落せざるを得ないでしょう。ただ個人的にはソフトバンク株は大体8000円辺りで落ち着くのではないかと見ていますが。含み益をもう材料にしていないのであれば、含み益の減少で売られる筋合いも無いでしょうし。


新興市場も「やや買い」。本日は各指数共に軟調。LINEが年内上場見送りと報じられたことで、LINE関連株やゲーム株に売りが集まる展開に。それを受けてマザーズなどではミクシィ(2121)やアドウェイズ(2489)といったところが売られ、指数を押し下げました。また全般的にここまで個人投資家大好きの銘柄が売られたことで、直近IPO株も元気が無く売り込まれました。

前回も書いたように短期的には弱いかも知れませんが、日経JASDAQ平均や東証2部指数は高値圏にありますし、全般的な回転は効いている感じです。なので、押した場面は拾っていって良いと思います。


ポートフォリオ銘柄】
WOWOW(4839)は続伸。例の錦織騒動から一巡し、少しずつ4400円での下値を確認して戻りを試す流れになっています。なんだかんだで8日に高値を付けて以来の終値ベースでの高値水準に。売り一巡感が出たところで、来月の月次発表に向けて期待感が高まる感じです。なお同社は中間配当などはありませんが一応優待(視聴料3ヶ月無料など)が出ます。


で、今回は一銘柄買いポートフォリオに加えたい銘柄があります。それは酉島製作所(6363)です。

ポンプ国内大手3社の一角ですが、今期は増収で黒字転換の見込みです。今回取り上げた理由で最大のものは、膨大なアジアでの水インフラ整備重要を取り込みにいけるところです。

一口にインフラといっても様々なものがありますが、その中で明らかに日本が先行しているのが「水」。上下水道のインフラの完璧さ、そしてそれを運用するノウハウというソフト面で日本は強みを持っています。先般よりインドやバングラディッシュへのインフラ支援が取りざたされています。国内においても近年の各地の豪雨から、やはりポンプに対する需要が強そうです。

また足元では為替が円安方向に振れていることで、外需に対する競争力が増す流れになっています。加えて受注残高は前年同期比3.6%増加していることから、仕事量は確保できている状態。中期経営計画では再来期までに営業利益率を今期予想1.0%→4.5%にまで引き上げ、収益力の強化を目指す方針です。

テクニカル的には75日までの移動平均線を上回り、上値が軽いところ。5月の急落以後、戻り高値は950円の水準までに止まっていますが、ここを上抜ければ急落前の1200円まで価格帯出来高が薄く、戻りは早そうな印象です。

信用買い残は差し引き8万株弱で5月のピーク以降は改善が続いています。日々の出来高との比較でも返済売りが重石にならない水準。ただ丁度本日で自社株買いが終了したので、明日以降が本当の勝負という感じです。PBRは0.8倍で割安ですし、配当利回りは2.0%で市場平均の1.6%との比較では高いです。

目標は一旦200日線の辺りである1050円に。明日の寄り付きから買いポートフォリオ入れとします。


【注目銘柄】
浜井産業(6131)は大幅高。こちらは昨日配信の有料メルマガにて参考銘柄で以下のように取り上げました。

半導体・HDDなどの研磨機を扱う工作機械関連株ですが、ここ最近はずっと赤字が続いているので継続前提への疑義注記がなされている銘柄です。5月に中国のガラス加工会社からスマートフォンサファイア基板を磨く研磨機を約50億円で360台受注と伝わり、その同社の業容に対する影響度合いの大きさからストップ高まで買われ、その後も人気が持続しています。

このサファイアガラスは最近のスマホのトレンドで、iPhone6への採用は見送られたものの、中国で急速に勢力を伸ばしている小米(シャオミ)のスマホに採用されたりしています。今後、このガラスの採用が増えていくものと見ます。
http://magazine.kakaku.com/mag/pc/id=1772/

チャート的にまた上値追いが始まるような位置に付けており、面白いかなと。個人的には田淵電機(6624)のように、華麗に復活するような臭いを感じています」

まあこの辺りは値動きが激しいので上級者向けですが、ファナック(6954)や富士機械製造(6134)といった大株主に第三者割当増資で資金を行うため、疑義注記の件は無視して良いのかなと思います。逆にこれら最強のバックボーンがあるので、安心感がある銘柄とも言えます。


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。