KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

かろうじて今年初めてのプラス引け

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日経平均は本日反発。前日のNYは引き続き止まない原油安や予想を下回ったISM非製造業景況指数などを背景に続落。一時は持ち直しの動きも出ましたが、引けにかけて急速に売り直されました。

それを受けた日経平均も朝方から売りが先行。ただ昨日約1年ぶりの下げ幅を見せた反動もあって、寄り付きを安値にその後は買い戻しの動きが出ました。しかし今晩のFOMC議事録公表を控えて、買い戻しの力も限定的。引けではかろうじてプラス圏を維持するのがやっとでした。一方TOPIXは続落。売買高は22億株台、売買代金は2.1兆円台とそこそこでした。


投資判断は「やや買い」。先般より「下落はマイルド」と繰り返してきましたが、全然マイルドじゃないですね。新年早々外しました。すみません。昨年2月以来の下げ幅となり、4営業日で1000円以上の下げは、昨年10月の下げよりも鋭角的です。

昨日の空売り比率は37.8%と過去最高を悠々と更新。売買代金も大きかったところでこの規模ですから、相当な売り圧力が働いたものと見られます。本日も35.6%と相変わらず高水準ですが、よく耐えたという印象はあります。

この動きは昨年よく見かけた「月の上旬売り→下旬買い戻し」のパターンだと思います。去年の5月以降、9月だけを除いて、大体そのような傾向がありました。それで各月、アメリカの雇用統計を受けて底打ちとなっていました。

その背景にはよく言われているように欧州系外資の売り仕掛けがあります。一昨年に空売りの規制が解禁されて以降、奴らが日本市場を我が物顔で蹂躙することが多くなり、空売り比率が30%を越えることは珍しく無くなりましたが、空売り比率35%を越えたところが下落開始の合図になっているケースも多いです。先物以外にも個人が活発に取引する日経レバレッジETF(1570)が価格に及ぼす影響が強く、指数先行の上下動が続きそうです。

チャート的には日経平均MACDが再暗転、アメリカの方ももう一日程下げてから底打ち感が出てくるような流れでしょうか。為替に関しても特にユーロ安が止まりません。75日線や一目均衡表の雲、また12月の安値辺りが16800円弱辺りにありますから、この辺りで止まらないと底が見えなくなってしまうので、攻防が激しくなってきそうです。

ドル建ての日経平均は10月の急落時と同水準レベルまで落ち込んでおり、ここから下値は売り込み辛いとは思うのですが、原油も50ドルを割り込んでも全然反発する気が無さそうなので、この辺りの落ち着きを確認するのが先決かも知れません。新年早々ボラティリティの高い地合が続きそうで、正に「未辛抱」の年です。


新興市場も「やや買い」。本日は高安マチマチ。引き続き直近IPOは派手に値を飛ばすものが多いですが、ミクシィ(2121)などの主力株を売って値動きの良い直近IPOに短期資金が移っている格好です。ゲーム株やバイオ株などは値動きの派手さが生命線ですから、その妙味が無くなると業績云々関係なしに売られる始末。

引き続き新興市場に関しては値動きの良さ、為替の変動の受けにくさなどから買いが集まってくるものと思われます。銘柄選別は当然必要ながらも、大型株に比べて優位性のある展開が続くと見ています。


ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は続落。ギリシャ危機を背景にした世界的な金融株の弱さに加え、本日は大和による投資判断引き下げもありました。また地合も引き続き大型株の弱さが見られ、本日もメガバンクの弱さがTOPIXの足を引っ張りました。今年から相続税の非課税分が引き下げられたことで、傘下のみずほ信託などは相続税対策の取り込みを期待できると思うのですが、そういうテーマ性は埋没している格好です。


ライオン(4912)も続落。原油安メリットでかつ訪日外国人関連株でもあるのですが、権利落ち後は地合にも押されて75日線を割り込む格好に。一目均衡表においても雲を割り込んでしまいましたが、遅行線は雲に接近してきていること、また13年9月以降は600円での横ばい推移が長く、価格帯出来高も多いことから、この辺りが下値支持として機能しそうです。正念場。


昨日寄り付きから買いポートフォリオ入れとなった丸和運輸機関(9090)は大幅続伸。これまでの上場来高値2200円を一時大きく上回り、終値ベースでも上場来高値を付けました。原油価格の下落が陸運業に大きく寄与していること、また配当利回りが未だ3%と高い水準にあることが買い安心感を誘っています。結果、売り手がほとんどおらず、買い板に比して圧倒的に売り板が少ないのも安心感。

また、本日は田淵電機(6624)東証1部指定替えを受けてストップ高比例配分となったように、相変わらず2部銘柄に対する1部昇格期待は高い状況が続いています。同社はまだ上場してから1年経過していないのでもう少し時間がかかりそうですが、先回り買いが入っている面もあると思います。


【注目銘柄】
ムゲンエステート(3299)は大幅反発。こちらは先般も当欄で取り上げましたが、先月28日配信の有料メルマガで買いで取り上げ。年末年始を控えて大型株売り、小型株買いの動きが強まること、また15年は更なる追加緩和期待が高まりそうなことから不動産株が強含みそうとして取り上げました。本日は上場来高値を更新して、終値ベースでも2000円乗せ。

引き続き国債が買われ、ふらっと35の金利が過去最低の中で、住宅ローン減税延長という施策などと合わせて住宅取得というインセンティブは働きやすい環境です。チャート的には基本路線は951円の安値→1800円の倍返し2650円辺りを目指す波動になっていると思います。目標株価はまだまだ上。また目標達成となり次第、取り上げ根拠をこちらで紹介致します。


アルビス(7475)は反発。こちらも先般当欄で取り上げましたが、やはり有料メルマガにて先月12日から参考銘柄として取り上げ。その後は一貫した上昇が続き、昨日久しぶりに下落したのですが、結局本日また切り返してなんだかんだで40%の上昇になってきました。北陸新幹線を見越した北陸関連株、また軽減税率を見越したスーパー株というテーマでのチョイス。

本日も北陸地盤の百貨店大和(8247)が大幅高ですし、年末年始のテレビでも「北陸新幹線」からのクローズアップが目立ちました。またスーパーではエコス(7520)が好決算を受けて急騰。生鮮食品が好調で、この辺りは他のスーパー株でも同じような傾向があります。そしてやはり利回りが高く優待もありますから、出来高が少ない中でもNISA狙いの小口買いが断続的に出てくるタイプです。


セイコーエプソン(6724)も反発。こちらは先月29日配信の有料メルマガで売りで取り上げ。その後はユーロ安を受けて大きく下落し、昨日は売り気配スタートとなりました。同社は昨年の年間上昇率が大型株の中でも上位でしたが、一昨年も4倍化しており、実にこの2年間上がりっ放しです。

当然円安もあって業績も良いので上がっているわけですが、さすがにもういいでしょうという感じです。四季報予想でも来期は相場の踊り場となるみたいですし、そもそも私はプリンタのビジネスモデルがいつまでも通用するとは思えないんですよね。今でも正規品ではないインクが1/10くらいの値段で買えますし。

それを避ける意味合いもあって大容量のインクタンクを売り出し、新興国で売れていますが、その新興国も通貨安が響きます。ウェアラブル端末も現状流行ってないですし、現状の株価水準を肯定できる材料が無いと思っています。


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。