KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

アメリカ株は高値更新続く

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日経平均は金曜反発。前日のNYは米中部分合意に関し来月初旬に署名というムニューシン財務長官のコメントを受けて3指数揃って最高値更新。フィラデルフィア連銀業況指数が予想を大きく下回るなど経済指標面でのマイナスも特段材料視されませんでした。

それらを受けた日経平均は朝方こそ買いが先行したものの、すぐにマイナス圏に沈む流れ。ただ中国株がしっかりした値動きになったことに合わせて次第に戻り、後場はプラス圏に浮上。しかしその後は引けのFTSEリバランスも控えてじり安となり、日銀のETF買いがあったものの後場の安値で引けました。売買高は13億株台、売買代金は2.4兆円弱でしたが、引けで7000億円ほど出来て実質的には閑散でした。


投資判断は「買い」。金曜のNYはトランプ大統領が習主席と通商、香港、北朝鮮について協議して「前進した」と述べたことで3指数揃って最高値更新。それらを受けた日経平均先物は23800円となっており、月曜の日本株はしっかりしたスタートが予想されます。

足元でTeslaの好調が伝わっています。11月の決算を受けて以降、特に空売りの多い銘柄として知られるTeslaの反撃が目立ちます。
https://exploratory.io/note/kanaugust/hHJ9UvL5KX?fbclid=IwAR2K3qGVKHEV579zULizQKZKcmBGLTi4659NmXqAViCAV-xsILmvx14Vs7w

日米共に10、11月の決算シーズンで目立ったのがEV関連の好調ぶり。日本電産(6594)の永守会長の会見でもEV向けモーターの好調が強調されていましたし、パナソニック(6752)が決算で下方修正も、ガンであったTesla向けの赤字が縮小したことが好材料視されて大幅高となりました。最も足を引っ張った部門が改善した時の株価変化率は大きなものになります。

そういう意味では日本以上に苦境なのはドイツのはずです。VWBMWなどの自動車メーカーはフィアット・クライスラープジョーの合併で欧州にまた強力なライバルが出現し、上述の記事通りならば高級車もドル箱のアメリカで売れなくなってきています。ドイツ銀行は引き続き苦境が続いて7ユーロ割れ寸前の安値圏をウロウロ。そして政局はメルケル首相の指導力低下で与党の支持率が急落しています。

なのにドイツDAXも9月末から7.2%上昇し、12/16には年初来高値を更新。TOPIXは9.1%上昇で、それ程極端に日本株が買われている印象はありません。「日本だけがおかしい」「消費増税もあるのに」などと言うならば、何故ドイツ株がこんなに上がっているのか、マイナス金利の幅も大きいのに・・・と指摘せねばなりません。

また中国株も強含んでいます。香港ハンセン指数もやはり9月末から6.8%の上昇。対中関税に加え香港デモの影響もありリセッション入りとされる香港の厳しさがありながらも、中国株は反転してきています。

ファーウェイやZTEの決算も結局良好でした。そして中国政府は、足元の成長鈍化を阻止するために景気対策や金融緩和など、あらゆる手段を講じるとしています。であればここから中国株に資金が流れ込んでもおかしくなく、まだまだ世界の株式市場は見直し余地があると言えます。

つまり今の市場の価格形成は、多くの投資家が考えているようにおかしいのです。それは私もずっと感じています。ですがおかしいのは今に始まったことでなく、そもそもマイナス金利という異常値が債券の世界で始まった段階で、全ての物差しが狂ったのです。それに合わせた物の見方をしないと、市場がまともに戻るまで投資家は間違った市場に対していつまでも「市場が間違っているんだ。俺は正しい」とぶつくさ文句を垂れるだけの無意味な状況が続くのです。

ですから私も「景気が良くなるとは一言も言っていない。不景気の株高が起こるだけ」と繰り返しています。しかしその不自然な株高も明日にも解消されるかも知れませんし、永遠に解消されないかも知れません。解消の時には大きな変動を伴って「そらみろ、俺が正しかっただろう」と言われる時がいずれ来るでしょう。しかし反省は下落の初動時に済ませれば良いだけの話。折角の適温相場をみすみす見逃す必要は無いでしょう。

そういう懐疑的な人が未だに多いですから過熱感が無く、ジワジワと上がっているところです。実際、日経レバレッジETF(1570)の日証金を見ると、下がったところですかさず空売りが積み上がり、下がりたくても下がれない状況にあると言えます。

TOPIXベースのPERは16.1倍になってきましたが、アベノミクス以後の割高圏では16.5倍などになっていますから、まだ上値余地はあります。信用評価損益率はまだ△11.4%と、個人投資家の多くのポートフォリオは毀損したままでユーフォリア(全面的な多幸感)に程遠い状況です。

ネックは為替です。基本的には引き続き年内110円くらいは目指せると思うのですが、長期的には円高トレンドが続くのだろうと思いますから、以後数年110円に戻れないかも知れません。

ただ誤解が無いように言っておくと、日本企業は昔に比べて随分と円高耐性が出来ていますし、大きなマイナスになるとは考えていません。本当にバブルが来るならば「円高、株高」が同時に発生するものですし、まだ現状バブルと呼べる程日本株が極端に強いわけでもありません。


新興市場も「買い」。金曜は両指数共に堅調。ひたすらIPO銘柄が好調で、時価総額の大きいフリー(4478)やJTOWER(4485)といったところが容赦無く買い上げられる形。その分、他の銘柄がとばっちりの換金売りや年末特有の損出し売りに押されて二極化の様相を呈しています。一応JASDAQの方は年末高アノマリーに向けてしっかりした動きが続いており、IPOの好回転資金が回ってくる日も近いのでしょう。


ポートフォリオ銘柄】
日本ドライケミカル(1909)は続伸。相変わらず日本アビオニクス(6946)や細田工務店(1906)といったところにTOBの話が相次ぎ、業界再編などに対する期待感の高い銘柄に買いが集まっています。来年も引き続き再編や完全子会社化など、色々動きがあるのでしょう。金余りの低成長時代では、M&Aで大きくなっていくしかないですから。


日本KFCHD(9873)は続落。間もなくクリスマスの書き入れ時が控えており、個人的にはその前に株価が下がっていた方がアク抜け感などが出ない分良いような気もします。とりあえず過去25年程のうちの最高値圏にあり、同社の時価総額拡大余地はまだまだ十分あると考えています。ちなみに今日の夕方近くのケンタッキーの前を通ったら、普段見ない行列が出来ていました。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。