KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

鬼の居ぬ間に戻り高値更新

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日経平均は本日反発。朝方から買い先行で始まったものの、先週の高値から上を買うまでの勢いは無く。中国人民元基準値が12年ぶりの安値水準に設定されたこともあり利食い売りに押されましたが、金曜高値を割り込んでチャート上の窓を埋めると、その後は中国株の落ち着きに合わせて日本株も戻りを試す動きに。

後場は一段高となって前場高値を上回りましたが、その水準で足踏み。しかし引け10分前にしびれを切らした買い戻しが出て高値引けとなりました。3月安値からの戻り高値をまた更新。売買高は10億株台、売買代金は1.7兆円台と低調。


投資判断は「やや買い」。金曜の日本株は総じてしっかりしていた、というのが私の印象です。香港株の急落を見ると途中までいつ値を崩してもおかしくない状況でしたが、下値はしっかり底堅く。前引け段階のTOPIXが△0.5%だったし、日銀金融政策決定会合もあったので後場日銀買いが入ってるな・・・と思っていたのですが、そうではなくて、地でしっかりしていた、という結果でした。

やはりこの辺りは繰り返しにもなりますが、既に十分市場の先行きに対する警戒感は株式市場に織り込まれているという見方が正しいと思います。実際、日経ダブルインバース(1357)の信用買い残は差し引きで6,450万口と高水準。これは3月最も日経平均が安かった週の3/19の同1,630万口の4倍の水準なのです。このイメージは18年末から19年5月までの株価の戻りによく似ているように思います。

日経平均が当時の安値を付けた週も18/12/28の同397万口→19/4/19には3,935万口まで10倍化しました。もう逆張りの売り方が投げないと、つまり大体半年くらいの期間(一般的な信用期日)株価が上昇を続けて「もうだめだ」と投げが出ない限りは下がりようが無いという感じです。

先週はレバレッジETF日証金ベースの融資残が減るところか増えているので、相当な逆張りの買い需要が大きいという印象です。もし本当に半年くらいの期間上昇を続けるとすると、夏場の7月や8月頃が意識されます。この辺りは確かに例年弱い夏相場ですし、また1Qの決算数字と未定になっている今期見通しが出やすいタイミングですから、相場反転のきっかけになりやすいと言えます。

また金曜は特に場中にWTI原油が急落していたこともあり、全般的に警戒感が強かったです。ただそれでもアメリカ市場は結果的にほぼ前日終値で終了。VIX指数も低下し、中国との関係悪化も気にされていません。連休を挟むというのにVIX指数も更に低下。つまりオプションで保険をかけなくても大丈夫だろうと見る筋が多かったということになります。というわけで、何事も無かったから日経平均先物も金曜の下げ分を戻して終えた、という感じです。

実際、アメリカの長期金利も低位安定しています。債券を発行しても入札が好調。どんなにコロナ対策でお金を出そうとも、アメリカの財政破綻懸念は誰も気にしていません。アルゼンチンが9回目の債務不履行で破綻しようとも、アルゼンチンという国は無くなりませんしまた復活してくるでしょう。

どうせ世界の中央銀行がバランスシートを拡大している→であれば世界のどこを見ても安全資産なんて存在せず、相対的には力関係も変わらない→そうなってくると、今後格付け機関アメリカの国債を引き下げたとしても、1日2日は話題になって金利上昇に繋がろうとも、その後また安定してくる話でしょう。 投資家が歴史から学んだことは「財政規律に意味が無い」「だからMMT理論が成り立つ」ということなのかも知れません。

今週のスケジュールはあまり大したものがありません。25日(月)はアメリカはメモリアルデーで休場。ここからアメリカは早くも夏休みモードで、例年の「Sell in May」のスタート地点にもなりやすいタイミングです。議会も一週間休会です。

26日(火)は4月機械受注の確報値が出て来ます。これで地域別の機械受注がわかるので、中国やアメリカの製造業の回復度合いが測れます。アメリカで5月消費者信頼感指数の発表があります。

27日(水)は国内で第二次補正予算案の閣議決定が見込まれています。ただ特に株式市場に影響があるような決定は無いように思われます。アメリカでベージュブックの発表があります。

28日(木)は受渡日ベースで6月相場入り。アメリカで1-3月期実質GDPの発表、また新規失業保険申請件数の発表があります。この辺りも大きな影響は無いように思いますが。

29日(金)は引けでMSCIの年4回行われる定期リバランスがあります。下記リンクの銘柄に直接的な影響がある他、その他の採用銘柄にも色々調整はあると思います。アメリカでパウエル議長のカンファレンスがあります。また31日(日)は月末で中国の国家統計局のPMI発表があります。
https://jp.reuters.com/article/msci-japan-stocks-idJPKBN22O3DM

今週の日本株に関しては先週と同じようなパターン、つまり何か材料(ワクチン開発やトランプ大統領の発言など)があれば上がるだろうけれど、下値も固く高値圏もみ合いが続くというようなイメージです。決算は9割方出揃っており、今週でようやく99%出揃うような感じです。

チャート的にはとりあえず75日線をキープ。今週はストキャスティックスが暗転する週なので、単純に下落しやすい週。4月以降よくリンクしている印象があります。ただ暗転したからといって極端に下がることはありません。

長期的にも18年12月、19年4月、7月の高値辺りを結ぶ抵抗線の延長線が19年10月安値の押し目支持などになり、丁度現在の戻り高値水準に位置してきています。ただ個人的にはそこまで抵抗線として意識されないとは思いますが。


新興市場も「やや買い」。本日は両指数共に堅調。勢いのあるマザーズ指数に加え、連騰続く日経JASDAQ平均もしっかり。アメリカ市場がお休みで邪魔をされる心配が無いこと、また東証1部の出来高が薄いことから、値幅取りの資金が新興や小型株に集まりやすい動きになりました。とりあえずマザーズ指数は1000ポイントを目指す流れと言えそうです。


ポートフォリオ銘柄】
MTG(7806)は続伸。マザーズ高も背景に、決算後はずっとボリンジャーバンド+2σを上回る推移を続けています。200日線との乖離率が上場後最小になってきており、いよいよひょっとするのか、という感じ。決算説明会では吉高専務の安定感が光っており、生まれ変わった感じが出ているのかも知れません。

フマキラー(4998)は反発。決算後は出尽くし売りが広がる展開になっていましたが、18年9月以降意識されている1500円の節目を割り込んだところで下値達成感。本日はコロナ禍メリット銘柄が相対的に弱い動きでしたが、同社の強さは再度先行き期待感の高まりに繋げられそうです。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。

なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。