KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

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日経平均は本日続伸。前日のNYは高安マチマチ。世界的なコロナ再拡大懸念からヘルスケア株が、また長期金利が1.32%超まで上昇したことで金融株が買われました。一方、WTI原油先物は65ドルまで下落しエネルギー株が軟化。VIX指数は16.7ポイントに上昇。

それらを受けた日経平均は朝方から買いが先行。その後も買いが続き28100円を超える場面がありました。ただ中国株が始まると、一気に値を消す動きに。後場も売りが続いて、一時マイナス圏に転じる場面も。その後は買い戻しが入り、前引け水準程度で引けました。売買代金は2.6兆円台でここ最近の中では膨らみました。


投資判断は「やや買い」。日経平均反発のきっかけとして、アチコチで指摘されているのは、日経平均の今年の高値を付けた2/16からの半年期日という日柄。当時の高値で買った信用買い残が期日通過で無くなることで、需給が好転する・・・というロジックですが、結局日経平均の足を引っ張っているのはファーストリテイリング(9983)とソフトバンクG(9984)によるものです。

そしてその2社に大きく影響を与えるのが中国。前者は販売戦略の柱として、後者は中国株投資により影響を大きく受けます。実際、香港ハンセン指数も上海総合も今年の高値が2/18であり日経平均と近似しており、結局中国市場の影響を受けやすい指数であると言えます。例えば韓国や台湾の代表的な指数は7月に高値を付けているので、アジア株の中でも連動しているのは日経平均くらいです。

また中国ではIT大手テンセントを狙い撃ちするようなゲーム規制の話が出てきました。日経平均の下落に関してはネクソン(3659)なんて微妙な銘柄を225に組み入れた日経新聞社の自業自得な感じがしますが、それに付き合わないといけないパッシブファンドなどは大変ですね。

そう考えると、日経平均に関しては中国がちゃんと復活してくるかどうかにかかってくると言えます。中国政府当局も先週株価がこれだけ下がって来たのでようやく火消し・下支えの動きが出て来た感じですが(直接買い支えの「国家隊」も出動?)、今や香港も完全に牛耳っている中国政府が株価を自由にコントロール「できない」とは思えません。15年のチャイナショック以降、ネット証券では「売る」ボタンが消えるなどの荒技もありました。

中国は、PMIが国家統計局、財新共に好不調の分かれ目となる50は上回ったものの、予想を下回る弱さとなりました。最近出てきている決算を見ると、どの企業においても中国の鈍化(伸びているけれど、これまでに比べると弱い)が目立っていて、欧米が強いから決算が良い(発表済銘柄の大部分が増益)という中身になっています。まあ中国はコロナ後にいち早く復調した国なので、その勢いが先に切れるのも致し方無いとは思うのですが。

ただそう考えると、(当然と言えば当然ですが)コロナ後の回復は、西側諸国も間も無くピークアウト→その後は落ち込みを織り込みに行く過程はどうしても通らないといけないでしょう。問題はその織り込みを最小限で食い止められるかどうか。今のところそういった懸念があるので、未だ各国ともに金融緩和を継続しており、それ故適温相場が続いてるわけですが。

一方、アメリカでは8月に入ったことで、恒例行事とも言える債務上限の復活。目先は何とかやりくりすることで債券のデフォルトは起きない模様ですが、また政争の具にされてギリギリまで延長はしないでしょうけれど、デフォルトとなって世界経済が混乱して喜ぶ政治家にはいないので、最終的には引き上げられるだろうという楽観観測が広がるのも恒例。特に株式市場の混乱材料にはなっていません。

他方、我が国では東京オリンピックが終わり、(当然ながら)既に永田町は次の選挙に照準を絞っており、菅政権は30兆円規模の追加経済対策を検討していると伝わっています。アメリカでも議論されているインフラ投資計画は、コロナで余った予算を投じるとされており、日本も同様の形でお金を回してくるのだろうと思われます。

TOPIXの方はなかなかの強さで一気に7/16以来の高値水準。チャート的には日経平均は25日線に上値を押さえられたままですが、TOPIXの方は25日線や75日線をまとめて上抜いた他、一目均衡表の雲も上抜けMACDも好転してきたので、中期トレンドが転換したような形です。8月に入ってもまだTOPIX優位の展開が続いています。

3月にピークアウトしたNT倍率はずっと下がって来ていますが、上述した中国株との連動性以外にも、需給面やアナウンス効果面ではやはり日銀が買わなくなった点が大きいと言えます。

勿論、これまでもTOPIX型のETFを買っていた日銀ですが、金額ベースとしては日経平均ETFが少なくとも、225銘柄はTOPIXと重複して買われるわけですから、日経平均採用銘柄の方が多く買われる計算になります。また元々ファーストリテイリングなどの浮動株のほとんどが日銀に吸い上げられていましたから、それが消えたことは大きいでしょう。

また、このところ海運や鉄鋼というオールドエコノミー系が特に買われていることもTOPIXを引き上げる原動力になっています。アメリカでAmazonが売られ、GAFAM系が弱いことも超短期的には日経平均を割り負けさせている一因と言えます。

なお先々週末時点の信用倍率は前週比ほぼ変わらずの5.42倍。買い残自体も大きくは動いていません。ここは売買代金が今のように薄いと、ジンワリと重石になりそうですね。


新興市場は「やや買い」。本日は両指数共にしっかり。下落の続いたマザーズ指数は朝方に追証の投げ売りのような売りが出て5月以来の安値を付けたものの、その後は一転切り返しの動き。売られた銘柄の自律反発中心ですが、そのまま引けにかけてグイグイと買い戻しの動きが出ました。投げが一巡したのであれば、ここからの戻りは大きそうですが果たして。


ポートフォリオ銘柄】

MTG(7806)は反発。決算に対する期待感から買いが入りましたが、出てきた決算は3Q単独では前期比も前四半期比も大幅な営業減益に。新商品のマーケティング費が嵩んだ模様です。また、今期見通しも売上だけ上方修正しましたが、利益面は変化無し。4Qは新商品への投資が続くということで赤字見込みとなっています。PTSでは大幅安に。

うーん、夏前が書き入れ時の同社ですから、この3Q決算は投資があるといってももう少し良いと思っていましたが・・・。懸念していた荷造運賃コストはボチボチ上昇で済んだのですが、ちょっと残念な決算でした。ただヤーマン(6630)の利益率を考えると、今新商品を開発すれば来期に期待できますし、商品開発力には定評があるので、安いところは拾っておきたいとは思います。


ブロードメディア(4347)は大幅反発。こちらも新興市場の銘柄ということで、ここまで需給悪化の売りに押されましたが、その分戻る時は商い薄めにスルスルと戻して75日線回復。元々実態は良いですから、明日はそのまま25日線回復に期待します。


・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。


なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。


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株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。