男が結婚すると決めたからには、やはり向こうのご両親に「娘さんをください」と言わないといけません。ただ以前より何となく既定路線の状態で、何度か向こうのご両親とはお会いしていたので、いきなりのご対面ではないという点では多少気が楽でした。しかしそれでも一応けじめとして、一言お決まりのセリフは言わねばならないでしょう(・・;)
なので会食の場を設けていただき、その席で「結婚を許していただければ・・・」と言いました。するとあっさりお父さんから「はい、どうぞ」と言われました。ほぼ間も置かずに(;^_^Aそんなあっさりしたもんなんかえー(××)いや、個人的には嬉しいんですけどね。それまで食事をしながらどのタイミングで切り出せば良いのか、一応緊張しながらもずっと探っていたのに、何となく拍子抜けしたものでした(;^_^A
そう言えば私が小学6年の頃。姉は私と9歳違い当時丁度二十歳でした。姉は早くに結婚を決めたので、今の旦那さんがうちの父に挨拶に来ました。やはり「娘さんをください」と。
その頃私は漠然と姉が結婚するんだろーなーというのは感じていましたけど、実際そんなに早く話がまとまるとは思っていませんでした。当時私の中では友達と夜に銭湯に行くというのがブームになっていて(銭湯帰りにこっそりゲーセンでゲームするのが楽しみだった)、旦那さんが挨拶に来た時にもそんな状況とはつゆ知らず、私は銭湯に行っていて家にいませんでした。
私が帰宅した時には既に話も終わっていたようで旦那さんも帰っていたのですが、父の様子がどうもおかしい。部屋に入るとタバコの煙が部屋中満たしてモクモク。実は父は全くタバコを吸わない人なのですが、その日初めて父がタバコを吸っている姿を見つけました。あまりにも驚いたので私は父に何も言えず、黙って自分の部屋に行きました。子供ながらに何となく空気を読んで。
その後、母から「姉ちゃんを嫁に欲しいと来たのよ」と聞かされて驚くと同時に、父が動揺していたんだなぁという事に合点がいきました。初めて見た父の一面でした。ちなみにそれ以後も父がタバコを吸っているところなんて見たことがありません。
実は色々事情がありまして、父と姉とは血が繋がっていないんですね。当時私はその事実を知らなかったのですが、それでも10数年姉を育ててきたのですから、当然娘を嫁に出す父親の気持ちで精神的にくるものがあったんだろうと思います。
ですから今回私が「娘さんをください」と言う事は、相当な重さを持った一言だなと思っていたわけです。ですから「はい、どうぞ」と返された時はかなり拍子抜けしたのですが、実はやはり後になって父親には効いてくるものなのでしょうか。結婚式が済んだ後にでも。私に課せられた責任というのは幾重にも重いものであると感じさせられました。
さて、幾重にも重い雰囲気の立ちこめていた日経平均は週末反発。前日のNYは小売り最大手のウォルマートが業績見通しを上方修正した事をきっかけに堅調推移。アメリカの消費減速懸念を払拭する材料となりました。それを受けた日本市場も朝方から買いが先行。SQは13129円で決定し、それが下支えとなった堅調な相場展開でした。為替が102円まで円安となったことも好材料視される格好に。
投資判断は「中立」へ。金曜の反発は最近の下落基調に一定の楔を打ち込む良い場面であったと思います。しかし金曜夜のNYは大幅反落。ワシントンで開かれたG7での結末がアメリカのドル安を懸念するものだったとしても、各国毎インフレ圧力の緩和を目的とした自国通貨高容認スタンスの現況を踏まえると、意外に一致団結した雰囲気ではなかったように見受けられます。為替は再度円高方向に。
それを受けた月曜の日本市場は、金曜高の反動もあって、どうしても大幅安は避けて通れないように見られます。テクニカル的に今回の戻りは後一押しあれば何とか反発ムードへと繋がったのですが、やはりこれから本格化してくる決算直前時期である事を考えると、例年通り「4月ピーク5月底」の動きにならざるを得ない場面であると考えます。目先一ヶ月は今以上に様子見ムードが強まって、流動性の低下及び相場安を覚悟しておいた方が良さそうな状況です。ただ繰り返しになりますが日本株全体的な割安感は相当なもの。決算の良さそうな銘柄を予め仕込んでおいて、決算後の上昇に期待するというスタンスは悪くないと思います。
新興市場は「強気の買い」。金曜は3指数共に反発。しかしこちらも大型株の動きを今まで通り反映していきそうな雰囲気を考慮すると、当面安心する事はできない感じです。特に新興市場の流動性は益々低下傾向にあり、金曜に至っては3市場併せて500億円という低水準。決算が一巡するまでは、せめて現状維持に期待したいところ。
ソネットエンタテイメント(3789)は続伸。少しずつ急落分を取り返していく動きとなっています。子会社DeNA(2432)もようやく反発。テクニカル的には25日線と75日線に支えられる格好となっています。目先全体相場が弱くなっていくものと想定すると、先んじて下落していた同社のパフォーマンスは相対的には悪くないものと思われます。丁度1/7安値を起点に3/14安値と結んだ下値支持線と、昨年12/4と2/29高値を結んだ上値抵抗線を挟んだ三角持ち合いを形勢している段階。それで見ると来週は比較的堅調に推移するものと思われます。その後上下どちらに放れていくかは決算の中身次第。
不二製油(2607)は反発。前回のブログでは一旦25日線までの撤退もやむなしとしましたが、意外に5日線を軸に反発力が強い状況となっています。再度1000円突破を目論む展開に。こちらも来週から弱そうな全体相場を考えると、ディフェンシブ性の高い同社には比較的追い風かも知れません。
さて、今日は一銘柄ポートフォリオに売り銘柄として追加したい銘柄があります。富士重工(7270)です。
ダイハツ(7262)を買いポートフォリオ持ちしているのにやや矛盾しているかも知れません。先日トヨタ(7203)を交えた三者連合を発表したばかりですから。しかし今回の三者連合は富士重にとってはやや不利な内容と見ています。
一つは軽自動車からの撤退。確かに富士重の軽自動車は業績の足を引っ張っていたのかも知れませんが、個人的にはこれからの自動車産業は軽自動車で低燃費なものが売れていくと思っています。それをOEM供給としてダイハツから受け入れるとのことで、成長性のある分野を取り上げられてしまったという点の方が痛いと思います。ダイハツにとっては利益拡大のチャンスですが、富士重にしてみればマイナスだと思います。
そして群馬の工場にて小型スポーツカーをトヨタと共同生産するとの事で、社長もトヨタグループのスポーツカー部門を担当する的な発言をしていますが、経営という点から見た場合それはどうなのでしょうか?スポーツカーは一般的に「売って業績に貢献する」というよりはあくまで技術力を示す広告塔として存在価値があるものであり、それに比べれば価格設定も低い小型スポーツカーはまだ売上に貢献するかも知れません。
しかし小型スポーツカーというポジションは燃費的な事も考慮すると中途半端な存在です。それでもスポーツカーに固執するのは若者向けの商品を作りたいというトヨタのためのポジションであって、富士重にとっては技術力を提供するだけの都合の良い提携のような感じがします。
そして株的に一番大きな売り理由は金曜の大幅高です。GS等の投資判断格上げ、またトヨタの取得価格が510円という事もあって人気となっていますが、富士重の持つ自社株を譲り受ける形ですから、この辺りの取得価格は市場の需給にとってハッキリ言って意味のないものです。
テクニカル的にも何とか下髭の長い状態にはなりましたが、下落基調の今ではどちらかといえば大きく開けてしまった窓(410円〜432円)の方を嫌気する場面でしょう。窓埋めに動いた場合、上値にたまったしこりが後々重くのしかかる状態になると思われます。しかも明日は恐らく下げてくるでしょうから、そうなると益々見切り売りが需給を悪化させる要因となりそうです。
長期的に見れば3社にとって有益な提携ではあると思います。しかし目先は富士重が受けるデメリットの方が強調される展開となりそうです。目標株価は350円。明日の寄り付きより売りポートフォリオ入れとします。
以下ポートフォリオの動きです。
買い銘柄
ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→1020円 目標10000円
ソネットエンターテイメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→391000円 目標75万円
オプトロム(7824) 5月25日より 59円→23円 目標80円
ソフトバンク(9984) 10月5日より 2400円→1937円 目標3000円
メディカルシステムネットワーク(4350) 10月15日より 117000円→109000円 目標20万円
不二製油(2607) 2月17日より 968円→987円 目標1100円
新光証券(8606) 3月24日より 325円→308円 目標450円
ダイハツ(7262) 3月25日より 1141円→1117円 目標1250円
※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。