KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

あぁすれちがい・・・

10/22のブログでドラクエのすれちがい通信について書きましたが、あれはかなり凄まじいものです(××)私は正直ここまでとは思っていませんでした。

すれちがい通信とは街ですれ違ったDSを持っている人同士のデータを、いつの間にか無線を通じて交換できるという機能なのですが、結構な距離を離れていても反応します。推定で15m位離れていても可能だと言われていますが、山手線に乗っていたら、基本あっという間に3人の人とすれちがいます(××)それはホームに居る人、乗り込んだ人、隣の車輌に居る人等、皆リュックかカバンの中にドラクエのすれちがい待機中のDSを持っているということで、この「一体この中のダレが!?(-。−;)」と少し「犯人は誰だ?」的なドキドキ感も刺激的です。

例えば帰りの上越新幹線でMAXときの2階に座っていたのですが、到着した駅のホームにいたであろうそこそこ距離の離れている人の電波すら受信したのです。これにはびっくりしました(××)

なわけで実は東京滞在中、一日で50人近くすれちがいました。あのオシャレな街原宿でも試してみたのですが、やはりすごくすれちがいました。皆オシャレな格好をしながらも、懐にはドラクエ9を忍ばせているわけです(;^_^Aというわけで、実はわざわざ秋葉原に行かなくても、東京ではいくらでもすれちがえるのです。

これはDSやPSPに予め搭載されている機能ですが、ドラクエという爆発的にヒットするゲームでないと楽しめません。相手も同じソフトを保有している事が条件だからです。経済学で言う「ネットワーク外部性」というやつで、利用者が増えて初めて利便性が高まるものです。だからこの壮大な実験は、ゲームの将来性に大きな期待を寄せられるものです。

20世紀の終わりにネットの発達という歴史的な情報技術革新がありました。その後携帯電話の発達という第二の情報技術革新がありました。が、これはそれに次ぐ程の技術革新と言っても過言では無いと思います。自分の端末が一つの情報の発信源となって、ネットというグローバルな規模の範囲から、半径10数メートルという非常にローカルな規模のコミュニケーションツールとして楽しめるのです。

ネットとは同じような技術でありながら、実は範囲を限定する事で楽しむという事から、真逆のポジションに位置する技術とも言えます。勇者「ああくん」とすれちがった人は何人おられるでしょうか?(この興奮状態のままもう少しつづく)

さて、すれ違いたくない日経平均は本日続落。前日のNYダウは9月の新築住宅販売戸数が予想外に弱かった事を受けて軟調。それを受けた日経平均も朝方から売りが先行し、あっと言う間の1万円割れ。為替の円高も進行して90円台となると反発力も鈍く、盛り返しかけると売られるの繰り返し。結局は安値圏で引けました。

投資判断は「売り」。ただし今までの一辺倒の売りからは、少し毛色が変わってきた印象を受けます。本日の売りはここ最近では強めの印象で、投げ売りに誘われた投資家も多いと思います。一方で下値では買いも入ったようで、売り買いが交錯した結果、出来高は26億株と久しぶりの高水準に仕上がりました。本日出てくる決算も多かった中、期待と失望の入り交じった一日でした。

前回書いたNT倍率の収縮が、昨日・今日と続いています。買われ過ぎの225銘柄と売られ過ぎの東証1部銘柄というわけでしたが、この修正の動きによって日本株の現在の実力がより正確なものに近づきます。日経平均売り・TOPIX買いのサヤ取りで稼ぐ機関投資家も多いでしょうから、この辺り素直にもうしばらく収縮傾向が続きそうです。

個別銘柄で見ると朝方大きく売られた結果、本日は陽線で終わった銘柄が特に主力株中心に目立ちました。明日は金曜という事もあってすんなり1万円回復とはいかないでしょうが、純粋にドレッシング買いも入ってくるでしょうから堅調推移を予想します。ただ来週は火曜が祝日でお休み、また2日振甫という事もあって2日の取引はかなり荒れ模様になるのではないかと見ています。となると明日の出来高の方は様子見的な感じになると思います。

新興市場は「強気の買い」。本日は3指数共に軟調。特に日経ジャスダック・マザーズ指数の昨日からの下落は、ちょっとテクニカル的には許容し難い雰囲気になってきており、嫌な感じになっています。それでも東証1部銘柄よりも下落は緩やか。個別銘柄毎では決算を受けて、もしくは期待で買われる展開になっており、銘柄選別を誤らなければ一ヶ月で株価5倍銘柄なんてものもあります。

ソネットエンタテインメント(3789)は反発。昨日は決算を受けて期待外れ売りが出たものの、同じく決算を発表した子会社DeNA(2432)はアク抜け感から昨日・今日と大幅高の展開。この辺り同社にとっても追い風です。本日の値動きも朝方売られてから買い戻されて包み陽線となり、5日線をクリアして終了。25日線と75日線のゴールデンクロスも達成間近で、実はここから強い第二上昇波動入りと見ています。乗るなら今。

ソフトバンク(9984)は変わらず。本日引け後に決算を発表。通信事業の好調を背景に四季報予想を上回る好決算でした。事前期待も高かったですが、これは素直に買い材料になるでしょう。本日安値が2060円まであって、前回述べた「2000円までの調整を覚悟すべき」水準は大体到達したと見ています。ここからまた上昇トレンドに乗っていけるでしょう。

みずほFG(8411)は反発。JAL(9205)問題は何とか実質国有化で、銀行の負担をある程度削減できそうなところで妥結な感じ。それを受けて本日は市場軟化の中、銀行株はショートカバーの動きが目立ちました。同社に関しては170円割れという危機を実に4回回避しました。私は正直割り込む事もやむなしと見ていたのですが、存外強い抵抗力を感じます。もしこれで200円辺りまで反発できるようなら、相場の大転換点と見てとれそうです。そのタイミングは年内中にあるでしょう。

東芝(6502)は続落。前回の上方修正発表後は素直に上昇してくるものと見ていたのですが、残念ながら意に反して出尽くし感から売られてしまいました。本日は500円割れの場面もあったものの、そこから切り返し。未だ上昇トレンドは崩れていませんから、短期的にはここから巻き返してくるものと見ています。

ヤクルト(2267)は続伸。地味に年初来高値を更新してきました。引き続き圧倒的な売り長のディフェンシブ銘柄ですから、こういう地合の中では強さを発揮します。目先週足の一目均衡表の雲上限である2460円が上値抑え要因になってくる可能性がありますが、来月発表予定の決算期待で十分に突破可能。

そして次回は9月の成績発表です。今回は結構良いはずです。ご期待ください。

以下ポートフォリオの値動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→816円 目標6000円

ソネットエンタテインメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→196600円 目標75万円

ソフトバンク(9984) 2007年10月5日より 2400円→2100円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 2007年10月15日より 585円→650円 目標1000円(200分割考慮)

ダイハツ(7262) 2008年3月25日より 1141円→929円 目標1500円

みずほFG(8411) 2008年4月15日より 433円→179円 目標700円 (1000株単元変更考慮)

SEH&I(9478) 2008年5月28日より 13000円→12000円 目標2万円

東芝(6502) 8月18日より 455円→511円 目標700円

三井海洋開発(6269) 9月10日より 1933円→1836円 目標2500円

ヤクルト(2267) 10月3日より 2240円→2420円 目標3000円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。