KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

スリップトレード

富山の街の方では幸いにして大雪という程積もっていませんが、週間天気予報では引き続き雪のマークが付いています。今年は暖冬予想から一変、4年前の大雪の再来とも言われていますから警戒が必要です。うちの父も4年前の大雪で転んで頭を打ち、現在も半寝たきりの状態になっていますから、雪が降り始めた地域の皆さんはご注意ください。

滑るのは人だけではありません。車もスタッドレスを履いていてもスリップします。特に今年は私自身もハンドルをとられる事がよくあり、ヒヤヒヤします( ̄Д ̄;;私のように普段からトロトロ走っている場合ですらそうですから、こんな中でビュンビュン飛ばす車ははっきりいって飲酒運転に近い迷惑さがあります。そんな奴の事故に巻き込まれたらたまりません\(*`∧´)/

雪が降り始めた日は会社に通勤するまでの間に大抵2件はスリップ事故をみかけます。半回転して進行方向と逆方向にぶつかっている車もあります( ̄Д ̄;;その度に寒い中かり出される警察も大変です。姉の旦那さんも玉突き事故にあって、軽度のむち打ちになりましたし。

先日も私が直進レーンで信号待ちをしていると、隣の左折レーンで同じく止まっていた車が追突されました(××)いきなりクラクションを鳴らされて「なんだなんだ!?」と思って左を向くと、間もなく女性ドライバーが追突されていました。ブレーキをかけたけどスリップして止まらなかった様子。

大したスピードでなく怪我も無かったようで良かったのですが、追突ばかりは防ぎようがないですからね。それを目撃した後、私も後ろに接近してくる車に怯えながら運転していました( ̄Д ̄;;

また年末にも書きましたけれど、大雪となると雪かきが大変です。特に老人だけの世帯となると死活問題ですらあります。除雪機も数十万円しますから、一般家庭ではなかなか買えませんし、結局メンテナンスも大変です。

また富山県の除雪予算がもうあまり無いという報道もあって不安材料です。うちの実家も70近い母一人ですが、少なくとも平日は私も仕事が忙しくて雪かきに行っている暇はありませんから、母が湿布を貼りながら雪かきの毎日。「身体中痛い(T△T)」と嘆きながら。とにかく天候が安定している事を祈ります。

さて、安定的な日経平均は金曜反発。前日のNYダウはアナリストによる金融株の投資判断引き上げもあって金融株中心に続伸。それを受けた日経平均も円安等を背景に朝方から買いが優勢。SQ算出日とあって比較的高値の10798円でSQ値が決まると、しばらくはそれを挟んでの小動きでしたが、やがて先物売りに押されて値を消す展開に。3連休前や雇用統計を控えた様子見ムードで一時マイナス圏に沈む場面もありましたが、後場はそこから怒濤の切り返し。結局引けではSQ値丁度まで切り返す底堅さを見せつけました。

投資判断は「強気の買い」。前回も述べたように超強気の買いのイメージです。結局アメリカでその夜発表された雇用統計は予想を大きく下回る悪化でしたが、NYダウも意地の切り返しを見せ、高値更新となりました。日米共に株の先高感は根強く、今買わなければいつ買うのかというような状況を具現しています。

ただし短期的な過熱感の台頭は否定できません。テクニカル的には75日線のとの乖離率が7.4%と昨年夏の衆院選の株高時と同程度まで広がって来ました。ただそれは非常に一般的な見方で、三井住友FG(8316)の9000億円近い公募増資・JAL(9205)法的整理・財務大臣辞任・雇用統計の悪化という日米の不安材料を受けても尚上昇し続ける力強さは、過熱感の裏付けとも言えます。目先10%程度の乖離までは許容できるでしょう。

実際に買い圧力も随分と高まってきました。金曜こそSQ算出があったので出来高は大きかったですが、大発会後はきちんと20億株超え、売買代金も1兆4000億円超えを維持しています。「今年は買い」との見方から、今まで様子見を決め込んでいた投資家もいよいよ動き出した感があります。

また来週11日のアルコアを皮切りとしたアメリカ企業の決算にも注目です。特に注目すべきは金融株の決算でしょう。概ね内容の良いものが出てくるはずで、これらを背景にもう少しは上昇基調が継続できるはずです。「もうはまだなり」を信じて、2月終わり頃までは強気で行けると思います。

今年の大きな不安材料は起きそうな順序でいくと「日本国債格付け引き下げ」「参院選民主苦戦」「アメリカ民主苦戦」「中国バブル崩壊」です。これらが足下の爆弾ではありますが、正直それが起こってから対応しても遅くは無いと思います。ですから強気には素直に従っていくべきだろうと考えています。

新興市場は「強気の買い」。金曜は高安マチマチ。東証1部銘柄の堅調を受けて引っ張られている面もあり、一方で東証1部に資金を取られている面もあるという感じ。直近下落となった大型ネット関連株にも落ち着きが見られ始め、市場全体の雰囲気も改善傾向。ライブドアショックから間もなく丸4年となりますが、いい加減大反転しても良い頃合いだとは思います。

ソフトクリエイト(3371)は続落。木曜から恐らく一株主のものであろう投げ売りが目立っています。目立たない、そして業績にはほとんど影響も無さそうな小さな材料ではありますが、コア(2359)との協業によって、不正PC検知・排除システム「L2Blocker」を売り込んで行くという発表がありました。テクニカル的にはMACDが暗転してしまったので、ここからおいそれと上昇はできなさそうなものの、日柄調整は大部分済んでいる事から、大きな下落も特段なさそうです。

メディカルシステムネットワーク(4350)は続伸。出来高を伴ってあっさり700円を超えてきました。金曜も下値を買われて長い下髭に。前回述べたように750円までは上昇の手が緩みそうにありません。とにかく需給が良好です。

ダイハツ(7262)は反発。前日に中国での合弁を解消し、経営資源をインドネシア等に集中すると発表。市場では嫌気されるかと思いきや、自動車株全般の戻りと素早い経営判断を素直に評価されているようです。個人的には前々から言っているように、既に競合の多い中国よりもインドネシアでの地位を確固たるものにしておくことが重要だと思っていますから、大正解だと思っています。インドでのスズキ(7269)のポジションを狙うべきです。

ちなみに報道によると、中国の合弁会社で手がけていた自動車ボディーの製造は、年間3万セットの生産能力に対し、2007年5月から9年7月までの間にわずか9540セットしか生産されなかったとのこと。中国という巨大マーケットは世界同時不況の中で各国が参入を伺い、そして飽和状態にあります。参入しただけで売れるというのは幻想に過ぎず、投資家もその辺りをきちんと見極めていく必要がありそうです。

みずほFG(8411)は続伸。前述のようにアメリカ金融株高を受けて金曜も堅調推移が続き、180円回復。ちなみに同社は1/10にロックアップが解除という事で、早ければ来週にも増資が発表されるかも知れません。その際にはやはり1兆円規模の増資となりそうで、市場へのインパクトも大きなものでしょう。しかし今の雰囲気なら何とかかわせそうですから、やるなら早めに発表した方が良いでしょう。

増資を発表すればとにかく信用売りは増えます。それは公募取得狙い組のヘッジによるものですが、その瞬間にほとんど公募による需給悪は織り込んでしまいます。ほんの一瞬の売り圧力をこなせば、短期的にはニュートラルな材料です。

またJALも法的整理で最終調整と報道がされています。増資と日航という大きかった懸念材料が決着付けば、メガバンク揃って後は上がるだけでしょう。ただし増資となれば同社の目標株価はやはり下げなければなりませんね。その辺りはまた正式発表を待って後日検討します。

それにしてもJALはマイレージはしっかりと確保されるという話になっています。昨日の報道でも検証されていましたけど、確かにマイレージは最早ポイントというよりも仮想通貨の意味合いが強く、他社のポイントと交換できますから、負債の付け替えとも言えます。

その辺り理屈ではわかりますけれど、株主や銀行ばかりに負担を強いて、顧客に対するクーポン的な意味合いで発足したはずのマイレージ(年間400億円相当になるとか)を保護するなんて「?」とか思いますが。一方で優待は間違いなく無くなるのでしょうし。まあ私自身は株主でもないですし、マイレージ少しありますけどね。

東芝(6502)も続伸。半導体部門が黒字転換と日経新聞一面で報道された事を受けて、エルピーダ(6665)と共に買い先行の動きに。半導体の回復はここ数年の景気の方向性を占う上で非常に重要なキーワードになってくるでしょう。少なくとも2、3年は好調が続くと見ています。

やはり東芝は色々な材料を内包している株で、様々なテーマに沿って買い易い銘柄でもあります。まだ次なるテレビのキーワードである3Dテレビでは注目されていないようですが、それらも新たな消費を喚起する次世代製品として有力そうです。100万円の液晶テレビを発売している同社のテレビ分野での次なる戦略にも注目したいところです。

近畿日本ツーリスト(9726)は小動き。それでも木曜には大幅に出来高を増やして100万株超え。そして一気に79円という場面もありました。お陰でテクニカル的には随分と状況が好転したのですが、どうもキナ臭さを否定できません。

ひょっとしたらものすごく暴騰するかも知れませんが、あまりに変化率の高いものはちょっとこのブログでは追い切れないので、一旦80円で手仕舞う事にします。今敢えてこの銘柄を買わなくても、他に業績面や値動きで良い銘柄もありますし、JAL問題次第では旅行業界も安穏とはできませんから。少し様子見の時間を取ろうと思います。

以下ポートフォリオの値動きです。

買い銘柄

ソフトクリエイト(3371) 2005年12月2日より 3470円→840円 目標6000円

ソネットエンタテインメント(3789) 2006年1月20日より 390000円→197000円 目標75万円

ソフトバンク(9984) 2007年10月5日より 2400円→2180円 目標3000円

メディカルシステムネットワーク(4350) 2007年10月15日より 585円→715円 目標1000円(200分割考慮)

ダイハツ(7262) 2008年3月25日より 1141円→943円 目標1500円

みずほFG(8411) 2008年4月15日より 433円→180円 目標700円 (1000株単元変更考慮)

SEH&I(9478) 2008年5月28日より 13000円→10100円 目標2万円

東芝(6502) 8月18日より 455円→538円 目標700円

ザッパラス(3770) 12月7日より 157100円→146800円 目標18万円

近畿日本ツーリスト(9726) 12月7日より 75円→78円 目標80円

ナイガイ(8013) 12月20日より 51円→49円 目標70円

コメリ(8218) 1月4日より 2579円→2465円 目標2800円

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。