KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

相場見通しと注目銘柄

今週のお題「今年のうちにやっておきたいこと」
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足下の株価急落は投資のチャンス!
間もなく天与の買い場がやってきます。
今の内から情報を集めて、反転のタイミングに乗り遅れないようにしましょう。

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日経平均は反落。前日のNYは高安マチマチ。ギリシャ問題の不安感が拭えない中で戻り歩調が続く一方、決算の先陣をきるアルミ大手アルコアの決算も控えて動き辛い状況。薄商いの中で取引が終了しました。

それを受けた日経平均は朝方から売りが先行。アルコアの決算は景気低迷により前四半期比では減収減益となったため、時間外で下落。またスロバキア議会でEFSF拡充案が一旦否決されたことや、タイの豪雨被害でサプライチェーンの寸断が意識されたことを背景に、売りが優勢に。

ただ後場はアジア株が堅調に推移したこともあって買い戻しが入り、下げ幅を縮小する流れに。朝方に発表された8月の機械受注も市場予想を大きく上回ったことで、機械株中心に買い戻しが入りました。結局は小幅安で終了したものの、一日の値幅は70円ちょっと、出来高は15億株で売買代金は1兆円に届きませんでした。

投資判断は「中立」に。先週「やや売り」としてから株価は上がっていってしまい、日経平均TOPIX共に25日線も上回ってきたので一旦元に戻しました。ただ個人的には未だ相場の戻りには懐疑的で、こんな出来高が薄いのに、9月以降あんなに超えられなかった25日線を簡単に戻すのは騙しじゃないか、という気持ちが強いです。

ところがそうは言っても元々海外発の危機ですから、海外マーケットに振り回されるのも当然であって、海外マーケットが戻れば国内のテクニカル的な要因なんて何の意味も無いというのも道理です。また、執筆現在の段階で海外の戻りが引き続きしっかりしており、為替の方もドル・ユーロ共に円安方向に反転してきています。

なので、個人的な心情は少し迷いが生じている段階です。敢えてテクニカル的なことを論じれば、日経平均は8/16の戻り高値と9/30の戻り高値を結んで形成される上値抵抗線をクリアしてきましたが、TOPIXの方はまだであり、上値の重い展開が継続するような印象を受けます。上述のように商いが薄い点も微妙です。

また一目均衡表を見ると厚い雲が上部を覆っているので、これら「国内のみの要因」だけで論じれば売り見通し継続が妥当とも思います。

一方で為替が落ち着いてきたことで、直近まで売り込まれていた外需銘柄主導での買い戻しが大いに期待できるところです。その場合は大型株主導ということになりますから、日経平均TOPIXへの寄与度の高い銘柄が買われることになるでしょう。加えてタイのサプライチェーンの問題は、一過性の問題で終わると思います。

私は前回「日本の戻りが本格化するには、為替が円安になること、出来高がもう少し増えることの2つは最低条件として必要」としましたが、とりあえず前者の方はその流れになりつつあります。よって、懐疑的な気持ちが心の中で引っかかりながらも、とりあえず持たざるリスクを回避するためにも投資判断を中立にしておきます。

一応改めて言及しておくと、以前強気に見ていた時に感じていたようにアメリカの財政政策と金融政策の両セットは、十分人知の成せるところで最高のものを出してきており、評価すべきと思っています。

それでもヨーロッパのゴタゴタを「口実」として、売り方が投資家の不安心理に少しだけ火を付ければ、燎原の如く燃え広がる素地が出来ていました。そして10/4のダウ10500ドル割れ、S&Pの1100ポイント割れは、マッチを投げ込む行為でした。ただ、案外雨が降った後で、野原は湿気っていたのかも知れません。

一方でギリシャ問題にカタが付いても、今度は景気減速懸念が鎌首をもたげてくる可能性がありますから、戻り一巡後に警戒が必要な状況に変化は無いと思います。アメリカの決算が丁度始まったばかりであり、業種を代表する銘柄の決算で一喜一憂する展開は続きそうです。


新興市場は「強気の買い」。本日は2指数共に堅調。昨日より算出の始まったマザーズcore指数も好発進で、大型株中心に買いが入った格好。東証1部が薄商いの中で、値動きがまだある新興市場株が選好されたようです。

このまま為替の円安水準が明日以降も持続するようならば、東証1部の外需銘柄中心の戻りになることが想定されるので、一時的にも内需株の多い新興市場は相対的に魅力が減退するでしょう。このまま東証1部が安定した推移を続けることができれば、来週辺りから新興市場に本格的な買いが入り込んでくるものと思います。


ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は続伸。フランス・ベルギーの銀行大手デクシアの一部国有化で、世界的に金融株に安心感が広がり上昇。昨日からその流れによって、買い戻しの動きが続いています。本日発表の信用買い残は引き続き大きく、日々の商いもそれほど膨らんでいないことから、まだ同社の下落トレンド反転は確認し辛いですが、全体相場の戻りに歩調を合わせる形で、まずは底値圏からの脱出に期待です。

GCAサヴィアンG(2174)は続伸。朝方買い気配スタートで始まり、一時10万円を突破して7%超の大幅高となりましたが、買い一巡後は一気に売り戻され、かろうじてプラスを維持する程度で終了しました。

昨日同業の日本M&Aセンター(2127)が中間期の大幅な上方修正を出して買い気配スタート。それにおつきあいする形で、同社も買いが集まりました。同時にアメリカ買収ファンド大手のペインキャピタルが、野村HD傘下の投資会社から「すかいらーく」を2600億円で買収すると伝わり、海外から日本への買収案件も活発化すると捉えられ、事業環境の改善が意識された模様。

また昨日からのマザーズcore指数算出がスタートし、好発進となったことから構成銘柄にも買いが波及した格好ですが、こちらは残念ながらまだETFが上場したわけでもなく、直接的な買い需要は見込めていません。この辺り東証が「投げっ放し」で、いい加減さを露呈しているようですが、とりあえずETF組成・上場は後々の楽しみとして期待しておきましょう。

ただ、同社の悪いクセは一気に盛り上がって買いが長続きしないことです。空売りのできる銘柄であれば売り方の買い戻しで相場の上下もマイルドになるのですが、それができないので需給バランスを崩して墜ちていきます。今日も出来高を大きく膨らませて陰線となったことは、先々の不安要因に繋がりそうです。

なので、この銘柄に関しては今朝有料メルマガでは「デイトレ」と言及しておきました。個人的にはとりあえず本日は上ヒゲの長い陽線くらいにはしてくれるだろうと思っていたのですが、前場段階で全エネルギーを使い果たしてしまったようです。

一方で希望の光は優秀なバディの日本M&Aセンターです。こちらも高値陰線とはなりましたが、それでも震災後の高値を上回ったことで、横ばいからの上放れを期待できる流れになりました。丁度一年前の相場の映しを見ているようで、このまま来年頭にかけて上昇トレンドを描く期待が持てます。

昨年はそれにご相伴させていただいて、同社も急騰する場面がありました。今年もその夢を見せてくれそうです。

売りポートフォリオ任天堂(7974)は反落。テクニカル的に25日線に上値を抑えられたこと、また本日はグリー(3632)やDeNA(2432)といった銘柄を始めとして、金融危機後も値を保っていたゲーム関連株に売りが目立ったことから売られる格好になりました。

今晩の為替が円安反転していることで、為替感応度の大きい同社にとっては明日の買い要因にも繋がりそうですが、一方で他のゲーム株は相対的に弱い動きが継続しそうですから、あまり大きな反騰にはならないものと思います。もうしばらく値動きを見極めたい場面。


【注目銘柄】
コシダカHD(2157)は続伸。こちらは先週末に発表した決算を見て、休日の間に有料メルマガにて買いで取り上げました。

そして予定通り買われているのですが、一つだけ誤算だったのは何故か昨日売り気配スタートとなったこと。むしろ買い気配スタートと見ていた私にとっては全く意味不明だったのですが、お陰で需給は一気に改善。その後はスルスルと買い方に勢い付かせています。良い買い場を提供してくれました。

おそらく単純に来期業績見通しの最終減益の数字だけを見て判断した投資家が多かったようですが、残念ながら株式市場はそんな単純なものではありません。ご自身の大切な資産を投じるならば、少なくとも決算書にきちんと目を通すべきでしょう。

それで、この銘柄に関しては当然目標株価はもっと上にとっているので、また目標が達成され次第こちらに掲載致します。ご期待ください。


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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。