KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

相場見通しと注目銘柄

★☆★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中です!

「損せず焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中!
(注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです)

▼下記URLから成績などご確認後、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html

1ヶ月当たり3,150円〜。

足下の株価急落は投資のチャンス!
間もなく天与の買い場がやってきます。
今の内から情報を集めて、反転のタイミングに乗り遅れないようにしましょう。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

日経平均は反落。前日のNYは、ドイツの財務相の「債務危機に対する解決策はまだ出ない」というネガティブ発言を受けて、今月最大の下落幅に。VIX指数はそれに反比例する形で上昇。

それを受けた日経平均も朝方から売りが先行。外資系証券の寄り前の注文動向は860万株の比較的大幅な買い越しでしたが、蓋を開けてみれば昨日分の上げ幅を全て帳消しにするような下げに。中国の第三四半期GDPも成長率が9.1%と、前四半期の9.5%に比較して鈍化したことも逆風。

商いは一段と薄くなり、出来高は11億株、売買代金は8000億円台と今年最低を記録。今晩アメリカのアップルやインテルの決算を控えて、反発の材料は見あたらず、一日の上下幅も50円弱でした。

投資判断は「中立」。10月に入ってから弱気発言を繰り返してきて、ようやく少し下げましたが、ずっと「下げる」と言い続けていれば、そりゃ下げるだろうという程度のものです。引き続き外部環境に左右される、とっつきにくい相場環境が続きそうです。

中でも一番気がかりなのは各社の決算数字でしょう。アメリカの方では金融機関の決算が市場予想を下回るものが多く、国内外の金融株に影を落としています。日本の方は為替の円高で多くの外需企業が下ブレを意識されているわけですが、それにしては株価が高止まりしている印象があり、実際に株価に織り込まれているとは言い切れない感じです。

それにしても薄商い過ぎてあまり書くネタが無いのですが、そんな中で市場の話題を独占していると言っても良いのはオリンパス(7733)の社長解任劇。一般的には社長の交代で株価が下落しても一時的なものに終わるケースが多いのですが、今回は裏にキナ臭い話があるようです。

どうも菊川会長の仕掛けた過去の「年間売上高が数億円しかない非上場企業3社を700億円近くで買収したり、過大なのれん代を計上して英国企業を2700億円で買うなど不可解なM&A」を指摘した、2月にグループ会社から大抜擢されたばかりの外国人社長を解任。その際支払ったアドバイザー料が6億ドルと過大だと、コンサル会社との不適切な結びつきが浮かび上がってきました。

真偽のほどは未だ定かではありませんが、少なくとも市場は会社側の見解を疑っています。この辺りが未だに日本に残る閉鎖性を想起させ、外国人投資家の売り越し基調の遠因になっているのかも知れません。

以前ブルドックソース(2804)の買収を仕掛けたスティールも、日本の司法判断によって撤退を余儀なくされ、その結果株式市場でPBRの1倍割れが是正されにくくなりました。では国内投資家の投資を促進する策を講じているかというとそんなことは一切無く、日本は株高を願いながらも株が上がるような施策を採らずにいる不思議な国となっています。

テクニカル的には以前から指摘している上値抵抗線を昨日TOPIXも上回ってきた・・・と思ったら、また本日反落となっています。現在の水準にしこる価格帯出来高や一目均衡表の厚い雲が上部に控えていることを考えると、やはり引き続き上値は重いと見るのが妥当と思われます。


新興市場は「強気の買い」。本日は2指数共に軟調。東証1部銘柄同様、商いが薄い中では低位株や直近IPO、また一部材料が出た銘柄にしか買いが入ってこない状態に。この辺りテクニカル的にも緩やかな下落トレンドが続いており、決算などを通過するまでは様子見の流れが続きそうな印象です。


ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は反落。上述のように独財務相発言を受けて、欧州債務問題に対する過度な楽観論が後退したこと、シティやウエルズファーゴなどが決算発表後に軟化していることなどを背景に、海外市場では金融株が下落。米銀行株指数は約4%の下落となり、国内メガバンクも海外金融株安の流れに連れ安する格好になりました。

引き続き株価は底這いの動きを見せており、反発の兆しも無し。テクニカル的にも上値の重さが続きそうで、引き続き一旦100円割れの流れではないかと見ています。

ロート製薬(4527)は続落。ディフェンシブ株物色の流れが一巡して、今月は軟調推移。業績は着実に伸ばしていっているものの、今は売りが収まるまで待つしかないようです。

ところで、マザーズ市場ではファーマフーズ(2929)がインフルエンザ予防トローチを開発したとの報道でストップ高となっていますが、ニワトリの卵黄からインフルエンザ感染を抑える抗体を抽出したとのこと。

そのファーマフーズから同じく卵黄から取り出し、骨密度低下抑制効果のある「ボーンヘップ」の提供を受けて成長期待飲料「セノビック」を開発しているのが同社。子供に対する期待値の高い中国での販路拡大期待もあって、実は結構攻めの材料も持ち合わせています。業績に対する寄与度は小さいですが、多方面からの切り口を与えてくれます。

売り銘柄の任天堂(7974)は反落。為替の落ち着きも背景に今月は下値切り上げの動きが続いていますが、本日のところは一服となりました。他のゲーム銘柄も安く、この辺り好調なゲームメーカーの中間決算を株価が既に織り込んで、出尽くしの売りを警戒しているような流れになっています。

為替もまた少し円高に振れてきており、外需銘柄の側面が特に強い同社にとっては逆風に。テクニカル的にはやはり一目均衡表の雲が上部に控えており、上値の重い展開が続きそうです。


【注目銘柄】
日産車体(7222)は続伸。こちらは9/8のブログでも指摘したように、旧村上ファンド系のエフィッシモが買い増し。それを受けて一段高の流れとなっています。有料メルマガではその前日7日にエフィッシモ保有銘柄一覧を紹介しましたが、その際トップピックに挙げました。結果上昇率は20%超となり相場に関係のない上昇に。

エフィッシモ側の手法としては、大量に買い占めて親会社、今回の場合は日産自動車(7201)に対して親子上場解消を迫り、結果TOBなどで買い取って貰う算段です。実際に今年も立飛企業(8821)、新立川航空機(5996)がそれでMBOを実施。

同社もPBRが1倍を割り込んでおり、それを裏付けています。ただ本日の値上がりで注目されてしまったこと、また少しずつ解消されているとはいえ異常な信用買い残もありますから、この辺りが一旦はピークかなと思います。こういうのは人知れずに仕込まないといけません。

そんな有料メルマガは下記のURLから確認の上、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/service1.html


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。