KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

ちょっとタイム!その4

何となくここまでダラダラと繋がっている話のラストです。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20110914.html

前回からの話の続きでもありますが、今でもやはり野菜が高いままで、大根とかもスーパーでは高値で並んでいます。農家の方も原発事故や冷夏で思うように野菜が育たずに困っておられるのでしょうが、何と言っても食べ物のことですから、消費者にとっては切実な問題でもあります。

そう考えると、農家の皆さんの大変さもわかりますが、一方で今議論になっているTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)への参加もやはり必要なんじゃないかと思います。例えば今では外国産のレタスというのはスーパーで見かけません。これは私の拙い推論ですが、その辺にはこういった輸出入の制約が絡んでいるからだと思います。

私は前回も言及したように、国内農家に対しての姿勢は補償の議論ばかりするのではなくて、長期的に食育に対する教育こそが必要なんじゃないかと思います。敢えて厳しいことを言わせて貰えば、国内の農作物だから安全とは言い切れない部分もだってあるでしょう。

JAの指示通り一定量の農薬使用が義務付けられた農作物は、果たして本当に安全なのかどうか。皆が考えて選ばないといけません。JAの指導を守らず無農薬でやっていこうとする農家を排除し、その商品を取り扱わないというJAの体勢こそ、日本の農家の発展を妨げている部分があると思います。

どうも政府、特に民主党の一部では農家、JA=貴重な票田と考えている節があるようでなりません。確かに地方の一票は都会の一票より大きいですから。

無論、生活できなくなる農家の方々への配慮も大事ですが、その40倍ともされる農家以外の消費者のことを本来もっと考えるべきではないでしょうか。消費者から選択肢を奪うべきではないと思います。

一方で農家にはやはり国外への輸出や、若い世代の農業経営指導などの気概を持って頑張って貰いたいとも思います。私の地元も農家が多いですからその大変さはよく分かりますが、農家以外の産業が外国との競争で苦しんでいる中で、農家も残念ながら例外ではないでしょう。それぞれが手を考えて、色々試していかないといけない時代と思います。(最後は真面目に締めくくって完)