KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

相場見通しと注目銘柄

今週のお題「ちょっとしたぜいたく」
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足下の株価急落は投資のチャンス!
間もなく天与の買い場がやってきます。
今の内から情報を集めて、反転のタイミングに乗り遅れないようにしましょう。

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日経平均は反落。前日のNYは建機大手のキャタピラーの好決算や相次ぐM&A報道を受けて景気回復期待が先行し続伸。今まで決算を発表した企業の2/3以上が予想を上回る数字を示していることから、アメリカの景況感には楽観論が先行。あとは欧州だけというような感じになっています。

それを受けた日本株でしたが、昨日既に大きく上がっていたこともあって、高く寄り付くと売りが先行。寄り付き前の外資系証券の注文動向も売り越しで、上値を重くしました。円高水準が維持されていることやタイの洪水が収まらないことなども重石要因。あっさりとマイナス転換に。

後場も日経平均寄与度の高いファナック(6954)の決算開示が遅れると不安感が高まって売られ、実際に1時間遅れで出た決算も予想通りの内容で出尽くし感が台頭すると一段と売られました。一日の値幅は久しぶりに100円を超えたものの、ほぼ安値圏での引けになりました。

投資判断は「中立」。少し動きが出て、出来高は14億株・売買代金は9500億円とここ最近では膨らみましたが、それでもまだまだ。相変わらず投資判断も立てようもなく、引き続き欧州で何らかの結論が出る26日までは、このような流れが続くものと思います。

地合はそれでも良くなってきて、単純に考えるならば26日でギリシャへの債権カットも支援策も決まり、ほっと一息という感じになるのでしょう。ただ8月初旬のアメリカのデフォルト回避後の動きを忘れてはいけません。

回避が決まった後の下げの方が余程にダメージが大きく、VIX指数の急騰に合わせて商品市況も急落。「次はギリシャの債務問題」と論点が変更されて不安が煽られました。皆がちょっと油断した心の隙を上手く付いてきたとも言えましょう。今回もまたどこか思わぬ方向からボッと火の手が上がるかも知れません。

私の想定する次なる買い場は現段階では大体11月の第二週目辺りが日柄的に丁度良いと思っています。その辺りになれば欧州の債務問題一区切り、国内外決算の一巡、為替の円安反転(例年概ね今頃の時期に円高がピーク)、ヘッジファンド解約に伴う売りの出尽くし、SQ前後での需給反転といったイベントをそれぞれ通過します。

テーマ、業績、需給の不安材料が一周することで、年末に向けて比較的堅調な相場が見込めると思います。ちょっとその辺りまでは全面的な買いとはなかなかできないのではないでしょうか。もしそれまでにアメリカのQE3が発動されれば話は別ですが。


新興市場は「強気の買い」。本日は2指数共に堅調。昨日のIPOである3DM(7777)は縁起の良いコード番号とは裏腹に公募価格を43%近く下回る大コケのスタートでした。名前的にはネット関連っぽいですが、実際にはバイオベンチャーでやはり赤字の銘柄。

であれば、ある種当然のように公開価格割れとなったわけですが、その下落率は震災直後に上場したアイディホーム(3274)の37%弱を上回って今年最大となりました。敗因はバイオベンチャーという以外にも、初日に全く助け船を出さない傾向の強い日興證券が主幹事だったこともあるかと思われます(ちなみに前回の主幹事は3年前のトライステージ(2178)でやはり35%強の下落率)。

ただ寄り付き後は堅調な動きが続いており、2日目の本日もセカンダリーは盛り上がりました。得てしてこういった銘柄の方が盛り上がったりもします。公開価格には程遠いですが・・・。今週はまだIPOが3社続きますし、この辺りが新興市場の雰囲気を暖めてくれそうです。

また日経JASDAQ平均の方は5日の安値から2%程しか上がっておらず、4%近く上がっているTOPIXと比べて割安感があります。新興市場銘柄の決算が遅い分、また為替の円高耐性が強い分、東証1部銘柄がしっかりしてきた今、新興市場の方に少し妙味が出てきたのかなと思います。


ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)軟調で年初来安値水準に面合わせ。今度はイタリアの債務問題が意識される中でメガバンクは売られました。またアメリカで企業が続々と好決算を出す中で、金融株だけは蚊帳の外な点も繋がり辛いところ。

やはり依然として高水準の信用買い残が上値を抑え、なかなか買い上がれないようです。引き続き全体相場が上昇に転じるまではもう少し下がると見ています。逆に銀行が上がる程にならないと、相場も持ち直さないのですが。

GCAサヴィアンG(2174)は反落。昨日のNYではオラクルや医療保険会社などによる大型買収報道が相次いで、企業の景気先行き見通しに楽観論が台頭してきたことを証明。それを受けてM&A助言も盛り上がる・・・と思われましたが、上がったのは寄り付きだけでした。

今M&Aという言葉を出すと、市場ではオリンパス(7733)の過大助言報酬問題が連想されてしまうのであまり良いイメージが無いですが、アメリカ市場が落ち着きを取り戻してきたことで、事業環境に対する懸念はやや後退した印象。

足下9万円台半ばで値を保っており、25日線がようやく上昇に転じてきたことで、下値を支えてくれそうな雰囲気が出てきています。今週末の決算に期待。

売りポートフォリオ任天堂(7974)は続落。為替の円高傾向を受けて上値の重い展開が続いています。ただ27日の決算を前に再下方修正は織り込み済みで、どれだけの減額幅になるかが焦点です。

27日に決算を控えていますが、決算を受けて28日の寄り付きが高く始まるなら損切りとします。場合によってはアク抜け感が出る流れになる恐れがあります。


【注目銘柄】
デジタルガレージ(4819)は続伸。こちらは昨日の有料メルマガで取り上げましたが、残念ながら想定した買値にまでは落ちてこずに、そのまま上昇していってしまいました。本日の相場展開の中では強さが一段と目立った格好。

勿体ないので、取り上げ根拠などを公開します。今後の展開の参考にしてください。

「△デジタルガレージ(4819) JASDAQ 売買単位1株
258700円 出来高8884株

10/25買値 252400円以下
11/11までの売値目標 300000円
損切り 244000円割れ

ネット事業のコンサルティング、EC決済サービスの提供、ネットベンチャー投資など、ネットにおける様々なジャンルの事業を手がける。カカクコム(2371)への出資比率は落とし、現在は持ち分に止まる。そのため業態は見かけ上急激に縮小したが、前期は黒字転換に成功。

中でも市場の注目を集めるのはtwitterへの資本出資であり、日本におけるtwitterの広告ビジネスなどを独占。従来はバナー広告のみで赤字続きだったが、公式的にtwitter内で文字広告が始まると伝わったことで、同事業の黒字化が見込まれる公算。その他投資事業も円高を背景に、海外の有望なベンチャーへの投資がしやすい環境となっている。

テクニカル的には75日線を抜けてきたところで、一服した場面を狙いたい。8/9以降は下値を少しずつ切り上げる展開でほぼ横ばい症状。上値は25万円に抑えられる流れが続いてきたが、足下では75日線突破と共に上放れの動きが出始めている。一目均衡表でも6月以来の雲上抜けを果たし、遅行線も無事雲の中に入り込むことができた。

MACDパラボリック新値足などのトレンド系シグナルは上昇継続を示唆しており、買い安心感がある。ボリンジャーバンド+2σを超えたところでの推移が続いているが、今後もバンドを拡大しながらの上昇が見込まれる。

需給的には7月の公募・売出、8月のOAの合計4.5万株が268800円で実施されており、上値を抑える要因として意識される。ただ8/9以降に20万円前半でもみ合ったことで、ある程度短期筋の売りは一巡しているものと思われ、それ程大きな上値の重石にはならないものと見込まれる。また最近市場の出来高が落ち込んでいる中では同社の商いは盛り上がってきており、この程度の商いが行われるのであれば、突破も容易いだろう。

信用買い残も差し引き22000株ほど残っている状況ではあるが、8/9以降大きく膨らんだ様子もない。逆に大証金による新規売り停止措置も8月中旬に解除されてから下押すこともなく、積極的な売りは枯れていると見られる。予想PERは27.0倍、PBRは4.9倍と高いが、予想ROEが21.4%で成長性の高いネット事業を擁している中ではあまり意識されないものと思われる。

目標株価は7月の公募決定後の高値30万円で。11/11の第一四半期決算発表までに上げられるだけ上がっていってもらいたい。買値は本日の上昇で出来た窓を一度は埋めに行く流れになると思われるため、下値で拾うことを心がけたい。損切りは10/13の戻り高値である244000円割れで」

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※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。