KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

時には畑違いに飛び込んで その2

★☆★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中です!

「損せず焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中!
(注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです)

▼下記URLから成績などご確認後、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html

1ヶ月当たり3,150円〜。

足下の反発局面は投資のチャンス!
天与の買い場を逃さないようにしましょう。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

前回の「松原秀典原画展」話の続きです。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20120224.html

アニメ作成の工程などはあまり詳しくは知らないのですが、最初に四方から見たキャラクターの線画を作成し、そのキャラクターのマスターを作ってしまうようです。

例えば「ああっ女神さま」は漫画が既に藤島康介氏によって描かれているわけですが、それをアニメにするにはそのまま漫画をダイレクトにアニメ化するわけではなく、間に松原氏のような原画制作を挟んで、それで漫画では描かれない「動いた場合のキャラクターのディティール」が決められるようです。ふんふん、なるほどー。

アニメ制作の流れに関しては、詳しくはこちらを参照
http://www.depth-of-field.jp/main/vol006/focus/03_page02.php

それで美術館の構成としては、氏の原画と、それが実際のアニメになったら、というような形で並べて展示してありました。その他、氏が着色まで手がけたイラストがズラリ。

その原画には色々一言メモみたいなことが書いてありました。例えば「水に濡れているから髪の毛が張り付く」とか「服のシワが多い方がやさぐれた感じが出る」とか。へー、ほー、なるほどー、と思いながら見ていました。

中には「もっとアホっぽくした方が良い?」とか「露出は多くエロイ感じ」とか書いてあったり(;^_^Aおいおい、こんなのを美術館に並べて大丈夫なんか?と思いましたが、そこにいつものようにキュレーターの方が居るのに何か違和感を感じて、個人的には面白かったです(^^)

そんな事を考えていると、松原氏が登場される段になり、拍手の中で氏が迎え入れられました。なんだかんだで、いつの間にやら100人以上の人が集まってきていました。(つづく)


さて、なんだかんだで日経平均は反落。金曜のNYは高安マチマチでしたが総じて強い印象。その結果、シカゴ225先物も9700円を突破し、為替が81円台に突入したことで、日経平均も朝方から外需中心に買い物が集まる展開に。

ただ先週などは外国人投資家の買いを背景に後場から強含む動きになったのですが、本日は逆に朝高後に一転売られる動きに。為替が81円を割り込むと、円高が重石になって伸び悩み、ジリジリと売られる展開に。結局マイナス圏に転じ、ほぼ安値圏での引けとなりました。一方TOPIXは続伸。

売買高は25億株弱、売買代金は1.4兆円と先週末よりは少し細りましたが、日経平均の値幅は100円を超えました。

投資判断は「中立」に。前回半段階引き上げたばかりですが、今日の引け後にエルピーダ(6665)が会社更正法を申請。この一件で相場が冷えると見て、急遽戻しました。

本来会社更生法はあくまで一企業の問題であり、例えばアメリカでも航空会社などが破綻しても、特に相場に大きな影響は与えません。別に工場がストップするわけでもありませんから、日本唯一のDRAMメーカーからの商品供給が滞るわけでもありません。

ただ、今回はやや唐突な印象があります。財務体質が悪い、事業環境が最悪、というのは既に周知であり、破綻自体には意外感はありません。それでも最近はアメリカのMicronや台湾の南亜科技との世界シェア3位〜5位による3社合併、また先週木曜にも減資や普通株発行枠の拡大を発表し、増資による生き残り模索が既定路線と見られていました。

除外されると見られていたMSCIからも外されませんでしたし、まして同社をカバレッジする証券各社のアナリストには大体再編期待から強気に見る筋が多く、投資家全体に「油断」があったのは事実でしょう。でなければ、増資必然の大赤字銘柄に対して300円以上の株価が付く説明ができません。

JALの場合は直前に100円を割り込んでいたので、株価的な危険信号が十分に出ていました。ですから今回の一件は青天の霹靂ともいえ、明日の市場にネガティブサプライズを与える材料となりそうです。

実際に日経平均先物は夜間取引で大きく売られており、為替も何故か円高に。全体相場に直接的に与える影響としても、発行株式数の1割が信用買いで買われている信用比率の大きい銘柄ですから、追証発生の投げ売りなどによる売りが他銘柄にも波及する可能性があります。

結果、相場全体の流れは現段階では「SQまでややきつめの調整」になると見ています。ただきつめと言っても9000円を割り込む程の暴落は想定していません。25日線辺りまでの下落と考えれば良いと思います。

一度反転すると、かさにかかった売り方が仕掛けてきそうなので、その分下げ幅は強くなりますが、一方で買い遅れた筋による買い支えから、下押し圧力はそれ程でも無いと思います。

私個人は今回の一件が景気に与える影響は軽微だと思っています。あくまで売りタイミングを掴み損ねていた株式市場に、売りのきっかけを与えた出来事に過ぎないでしょう。ですから、SQまでの調整以後は、再度過剰流動性を背景にした上昇トレンドに十分回帰できると見ています。

まず今週に関しては、月間ベースではこんなに調子良く上がっているのにドレッシング買いなどはまずあり得ませんが、逆にドレッシング売りも無いでしょう。ですから月末要因は中立と見ています。また下値では引き続き3月期末に向けた権利取りの動きなど、実需買いが集まりやすい地合かと考えます。

ただ、3月に入ると月替わりから国内外で重要指標がまた少しずつ出てきますから、週後半から来週にかけては引き続き警戒すべきタイミングになってくると言えましょう。

一方、市場には色々と悪材料が出始めました。エルピーダの話以外にも、先週末のAIJ問題に続いて、日曜夜のNHKニュースではセラーテムテクノロジー(4330)強制調査のすっぱ抜き。

セラーテムに関しては、昨年1月9日に私が書いたレポートでも、オリンパス(7733)問題で一躍メジャーになったFACTAを参考に、同社のきな臭さについて指摘していました。色々と疑惑が囁かれていたのに、それを放置していた当局は、一体何をしていたのやら。

お陰で日経以外の地元紙の社会面にすら、地域ニュースを押しのけてこれら二つの証券不祥事が大きく取り上げられていました。それにしても株が上がってくると必ずこういう話題が出てくるのも平家の常。売り方の陰謀ですかね。

余談ですが、それ以外に「祈祷師がFX詐欺」というニュースも並んで載っていました。
http://www.47news.jp/CN/201202/CN2012022601001624.html

あまりにバカバカしすぎて過ぎて開いた口が塞がりません。騙した方もよくこんな子供ダマシで騙そうと思ったな、と思いますし、よくもまあこんな子供ダマシに引っかかる人がいるな、と。

訴えた人はどこを詐欺と思ったのでしょうか?配当が支払われないことなのか、神の加護が無かったことなのか。こんなことにまで付き合わないといけない警察の方に私はむしろ同情します。

このブログを読んで色々研究されている方にとっては釈迦に説法ですが、世の中に楽して儲かることなんてありません。皆が必死に儲けようと試行錯誤しているのですから、損することは簡単ですが。

ですから私は今まで株で楽に稼げるなんて一言も言ったことはありませんし、口が裂けても言いません。その代わり、株式投資は努力に応じて利益をもたらしてくれるものだと思っています。

話が逸れましたが、悪材料が目立ち始めたので、一旦は調整やむなしの風潮になってきています。特に懸念しているのは前にも書きました「AIJ問題によって積極的な資産運用やヘッジファンドの資金が細る」こと。

今日から金融庁が263社の投資顧問を一斉調査ということですから、純粋にその間プレーヤーの手が止まることも意識しておく必要がありそうです。それが本日後場からの換金売りに繋がったのではないでしょうか。

ただし、今回の調整は皆が「待ちに待った調整」でもあるので、私は前向きな調整と考えています。目先二週間程はうだうだしそうですが、その後は5月GW辺りまでの株高に繋がると見ています。


新興市場は「強気の買い」。本日は2指数共に堅調。上述のセラーテム問題はあくまで一企業の問題として、他の銘柄に対する悪影響は限定的でした。個人的には東証1部もJASDAQも関係なく、胡散臭い企業は胡散臭いですから、市場単位で評価されるのはちょっと好きではないのですが。

そしていつもの東証2部指数は30連騰でまた記録更新。しかし上昇率はまだその間12%程度ですから、引き続き実態の過熱感は薄い印象です。記録はどこまで伸ばせるか。


ポートフォリオ銘柄】
みずほFG(8411)は続伸。一時140円に達し、あっさり昨年7月の戻り高値をクリアしてきました。

ただ引け後に出たエルピーダの破綻が明日以降メガバンクに重石になってきそうです。同社の社債は450億円、CBが935億円と残っており、金融機関に対する債権放棄要請がまた頭の痛いところ。ちょっと目標達成感もあるため、130円〜140円の間を目先ウロウロすると思います。


本日寄り付きより買いポートフォリオ入れとなったシャープ(6753)も続伸。為替の円安が後押しする形で、2日に開けた窓(565円〜617円)の窓埋めに入り、一時値上がり率ランキング上位に顔を出しました。

ただ上述のように、同社も残念ながら調整は避けられない印象です。それでも水準的には出遅れ感が強いですから、調整幅は他の銘柄に比べてマシでしょう。


【注目銘柄】
古河電工(5801)は続伸。こちらは前回も当欄で取り上げましたが、16日に有料メルマガで取り上げ以後、一度もマイナスに転じることなくじわりじわりと上昇を続け、前回のシステナ(2317)同様に無事目標株価240円に到達となりました。

昨日のメルマガでもフォローにて「最低でも240円、できれば245円辺りを狙っていけそう」としましたが、高値246円でしたからほぼドンピシャでした。以下に16日に配信した際の取り上げ根拠を記します。

「△古河電工(5801) 東証1部 売買単位1000株
212円 出来高29727000株

2/17買値 215円以下
3/2までの売値目標 240円

【評価】
業績       × (ただし決算通過後にアク抜け感)
テクニカル  ○
需給      ○
同業他社比 ×
その他ポイント 不祥事からのアク抜け感

電線大手。昨年9月、自動車用ワイヤーハーネスに関わるカルテルを他のメーカーと共に組んでいたということで、日米欧で同時捜査が行われた。結果、アメリカで逮捕者が出る事態にまで発展し、約150億円にものぼる巨額な罰金を支払うことに。それを受けて株価はジリジリと軟化していった。

1/19に日本の公正取引委員会による課徴金の額も明らかになると、悪材料出尽くしのアク抜け感から電線各社は一斉高。そこからは地合の好転も手伝って、じり高歩調が続いている。7日に出した決算では、タイ洪水の影響による本業の悪化や、それに伴うコスト増などのあおりを受けて下方修正。期末配当は無配となった。

それを受けて株価は翌日こそ売り気配スタートとなったものの、200円割れ水準から切り返し陽線を示現。以後200円前半で推移してきたが、昨日上放れの動きが出て、11/4以来の高値を付けてきた。本日は反動安となって一服の動きが出たことから、この押し目を拾っていきたい。両日共に出来高が膨らんで、上昇エネルギーが強く出ている雰囲気。

テクニカル的にはMACDが明日にも再好転の流れ。パラボリック新値足は既に好転しており、一目均衡表も三役好転の形。ボリンジャーバンドは+2σに接して押し返された格好にはなっているものの、出来高が膨らんでいることから+2σを拡大しながら上昇していく流れになりそう。

需給面では06年から長期下落トレンドが続いてることで上値にはしこりが多い印象ながらも、1月下旬の出来高や今週の出来高の多さは約2年半ぶりの高水準であり、短期的な需給バランスは改善している印象。信用買い残は差し引き520万株ほどあるものの、それでも11/4の週の水準まで改善。ここからの過剰流動性相場への発展を期待できれば、十分こなせるレベルと思われる。

目標株価は200日線の水準に。損切りは買値から4%程度の水準を下回るか、25日線割れの200円割れで」


その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html

お陰様で連日たくさんのお問い合わせをいただいております。他社さんに比べて派手さは無いですが、着実に利益を重ねていくことで無理なく、焦らない投資法を伝えるのが強みです。既存会員様の評判も上々で、直近1ヶ月の更新率が100%と奇跡的な数字になっています。

まだまだ長期上昇相場は続くものと思われますし、乗り遅れたということはありませんから、これを機に一度お試しいただければと思います。

※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。