KA.Blog

株式市場で気になる銘柄をピックアップして分析、検証していきます。主に中期~長期の投資で成果を上げ、値動きを追っていく予定です。株の他にも日常の話題やコーナーで綴っていき、むさくるしくない(?)ブログにしていきたいと思っています。

ピーエスシー(3649)が売られ、後場からJASDAQが崩れる

今週のお題「この春、○○はじめます!」
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足下の反発局面は投資のチャンス!
天与の買い場を逃さないようにしましょう。


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日経平均は金曜続伸。前日のNYは新規失業保険申請件数が4年ぶりの低水準だったことを受けて堅調。S&Pは4年前のリーマンショックによる急落前の水準を上回って、ようやく一つ「無かったこと」にできました。

それを受けた日経平均は前日高かった主力輸出株の反動安などもあって、朝方は小幅安での推移。ただ下値では引き続き買い意欲が旺盛で、前日終値を挟んで一進一退の動き。引けでは何とか小幅高で引けました。

結果、週足は10週連続陽線となりました。これは1987年以来の四半世紀ぶりの記録になります。

投資判断は「やや買い」。金曜のNYは発表された経済指標が予想を下回ったことを受けて、上値が抑えられ高安マチマチの展開に。それでも高値圏にあるにもかかわらず利益確定売りに繋がらないところが、今の相場の強さを表していると思います。

例えばAppleなんて中国での商標権問題がありながらも上がる、新型iPad発売というイベントを通過しても上がる、という好需給に支えられた「無敵モード」になっている感じがあります。

これが今の世界の株式市場を貫く「金融緩和による流動性相場の強さ」と言えましょう。「いや、そんなことを言ってもギリシャの次はスペインが・・・」とか「日本の財政もまだまだ先が見えない」とかいつまでも言っていると、とりあえず5年に一度くらいの上昇相場に乗ることができません。

チャート的にも日米共にあまりケチをつける部分がありません。特にアメリカはS&Pが1400ポイントを明確に抜ければ、次は心理的節目の1500ポイントまで節がありませんし、おそらくそこは単なる通過点でしょうから07年高値1576ポイントまで1割近く上昇の余地があると言えます。

同様にダウも14000ドルまで節がありません。NASDAQAppleなどの頑張りもあってITバブル後の最高値となっていますから、長期上昇トレンドが続いていると言え、まだ上値余地がありそうです。

一方の日本も日経平均TOPIX共に昨年7月の戻り高値まであと少しとなっているものの、為替の円安がまだまだ続きそうですから(短期的には一服感が出てもおかしくないところですが、長期的には2/14にも書いたような大トレンド転換していると見られる)、上値余地は随分と大きいと思います。

過熱感が強いというのは確かですが、この前も書いたように、逆に過熱感しか売り材料が無い状態とも言えます。そういう場合は引き続き売り買いが対立しながらもジワジワとした買いが続いていくものです。

持ち合い解消の売りというのは今は流行らなくなってきましたが、一応それらが無くなるであろう3月末頃から大口投資家の買いも期待できますし。そうやって消去法的に弱気材料を潰していって初めて「あぁ、素直に買いに付いていって良いんだな」という形になります。

ただ感じとしては指数はまだ短期的にも少し買われる余地があるものの、個別では一段と選別ムードが高まってくる流れになると思います。その兆候が後述のように個人投資家の売りによって新興市場に現れてきており、目先は大型株の方に優位性があるのかなとも思います。


新興市場は「強気の買い」。金曜は高安マチマチ。マザーズの方はグリー(3632)やDeNA(2432)がしっかりしていたこともあって堅調でしたが、JASDAQの方はここまで急騰を続けてきたピーエスシー(3649)が後場突然値を崩しました。

ちなみに同社はわずか2ヶ月で22倍以上になっていますから、どこかで崩落するのは目に見えていました。ただそれでも昨年上場したばかりということもあって、上値の節が無い形でしたから、買いが買いを呼んでバブル化。一つのシンボルストックとなって、JASDAQ市場の好調を牽引していたのは否定できません。

ピーエスシーの下落は明らかに同じような臭いの銘柄に波及しており、例えばマザーズでやはりこのところ派手に値を飛ばしていた日本メディカルネットコミュニケーションズ(3645)の分足で見ると、ストップ高比例配分の買い気配から一変、13時以降に売り気配に変わりストップ安手前まで売り込まれることになりました。

同様に13時以降値を崩した銘柄としてコスモスイニシア(8844)、ウィル(3241)、ジェイエーシーリクルートメント(2124)なども挙げられます。これらは皆ここまで仕手化して、明らかな過熱感をもった銘柄という共通点があります。

結果、一日にしていきなり4割近い損失を受けた投資家もいるのでしょうね。しかもまだ4割で済まない可能性もありますが。

日経JASDAQ平均のチャートは、これらの影響も大きく高値陰線を付けてきました。短期的には売り転換したと見られ、目先はひとまず25日線を目指す動きになりそうです。この指数は一方向に傾きやすい性質を持っていますから、一度トレンドが転換したら長引きます。

最近の新日本理化(4406)の大崩れもあり、これら仕手株の末路は「あーあ、言わんこっちゃない」という感じです。ただ大地震がいつか来る、と言っておけばそりゃいつか来るのと同じで、いつそれが起こるかを言い当てない限りは高値掴みをしてしまった人に対して勝ち誇るわけにもいかないでしょう。

これらが示すものは東証1部市場の大型株の順調な上昇が、新興市場の魅力を相対的に弱めたということでしょう。また他方では足下の個人投資家の「逆バリ」姿勢からも説明がつきます。

先日発表された投資主体別売買動向では、個人投資家は一段と売り姿勢を鮮明にしています。その流れが強まることで、特に個人投資家比率の高い新興市場株などは売り圧力が高まることになります。

また、3月の権利落ち後は優待狙いの個人投資家の買いも細ることから、更に買い意欲が減衰しそうです。先んじて上がってきていたJASDAQ銘柄は特に売られる傾向が強くなるでしょう。懸念としてはあまりにも急激な下落ですから、最後のババを掴んでしまった人の追証発生に伴う投げ売りです。

普通に考えれば他の銘柄は上がっていますからそれ程懸念すべきではないかも知れませんが、こういった短期ハイリスク嗜好の方は同じような銘柄を買っている傾向が強いですから、負の連鎖がジワジワと出てこないとも限りません。月曜のこれらの銘柄の動きには少し注目しておくべきでしょう。

一方、出遅れ感の強いマザーズ銘柄は元々優待も配当も薄い銘柄が多いですから、権利落ちなどに関わる心配はあまりありません。本来はAppleが強くNASDAQの指数がうなぎ登りなのでネット関連株がもっと買われても良いと思うのですが、今のところはなかなか波及する形にはなっていません。


ポートフォリオ銘柄】
ソネットエンタテインメント(3789)は続落。木曜は突然売られましたが、子会社エムスリー(2413)やDeNAの売りに連動する形。配当利回りも低いので期末権利取りに向けた訴求力が弱い点も難点。

テクニカル的には週足で見て10年10月及び11年12月の安値を結ぶ下値抵抗線のほぼ下限にきていますから、ここで踏みとどまれるかどうかが需要なポイントと思われます。もし275000円を割り込んでくるようなら撤退を考えないといけないでしょう。


GCAサヴィアンG(2174)は続落。水曜は大幅高となったものの、結局は水曜に開けた小窓を埋めに行く動きになりました。相変わらずよーわからんトリッキーな動きを見せ、突然蓋をされたり取り除かれたり、大口に管理された相場展開となっています。

一応チャート的には、長期的な買いトレンド転換と言える13週線と26週線のゴールデンクロスが遅ればせながらも来週にも示現しますから、何とか200日線や52週線を上抜いて完全な反発上昇相場へと発展することに期待します。


シャープ(6753)は反発。今週は話題の新型iPadに同社の液晶ディスプレーが採用されなかったという報道や、社長交代の報道を受けて乱高下。引き続き下落トレンドが継続しているという流れになっています。

未だ堺工場の減損リスクや増資リスクが投資家の懸念を呼んでいるため、とりあえずさっさとそれらを発表してくれた方が株価反転の契機になると思います。もし株式市場との対話を重視する経営者であれば、どんな悪材料も消化しやすい今が発表の絶好のチャンスと考えるはず。片山社長は最後に膿を出し切ってから勇退できるか。


コンドーテック(7438)は大幅続伸。前回「一旦は25日線までの調整はやむなしかも知れませんね。ただ引き続き好需給が続いていますから、上昇トレンドに変化は無い」とした通りの動きとなって、年初来高値を更新してきました。

震災から一年を経過して復興関連株が上昇していた割には、同社の反応が無かったのがやや不自然でしたが、ようやく動き出したという感じ。大陽線となったため、またここからの上昇波動が期待できましょう。

そもそも今回の上昇トレンドの入り口が12/9の大陽線でした。その後の動きはある種「上がるべくして上がっている」形であり、歩みは遅いものの着実な上昇が期待できます。目標株価800円到達はほぼ間違いないでしょう。


任天堂(7974)は続伸。円安を追い風に、またライバルのSNSゲーム株の下落と対比的に、同社の上昇が続いています。何とかポートフォリオ入れしたところが安値になっているので、ほぼ狙い通りと言えましょう。終値ベースで200日線も抜けてきたので、上値はまた軽くなったところです。


【注目銘柄】
今回は久しぶりにガッツリ書いたら文字数が足りなくなってきたのでナシです。ご了承ください。


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お陰様で成績が好調で、連日たくさんのお問い合わせをいただいております。この場を借りてお礼申し上げます。

他社さんの方が成績が良くてどうも地味ですが、当方は着実に利益を重ねていくことで無理なく、焦らない投資法を伝えるのが強みです。まだまだ長期上昇相場は続くものと思われますし、乗り遅れたということはありませんから、これを機に一度お試しいただければと思います。


※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、投資成果を保証するものではありません。