今週のお題「この春、○○はじめます!」
母の心臓手術話の続きです。
http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20120312.html
執刀医の説明を受けて同意書にサインをした我々は、とりあえず手術開始の14時半まで2時間以上あったので、それぞれ昼ご飯を食べました。
やがて、母の姉である伯母さんもやってきて、皆で話をしていました。ちなみに伯母も2年前に心筋梗塞でカテーテル手術を受けました。この心臓の疾患は遺伝的な要素が強いらしく、母の3姉妹は皆心臓に持病を抱えていました。なので医者からは私や姉にも「あなた達にもこれらの危険因子があるから、気を付けるように」と釘を刺されました(・・;)
成功率がほぼ100%に近い手術ということで、皆母に「大丈夫だよ(^^)」と言って励ましていました。伯母の心筋梗塞に比べればワンランク下の症状だし、伯母もすぐ回復できたのだから、それに比べれば楽勝だよ、と。
母もリラックスして「看護士さんに45歳になる娘がいる、と言ったら、じゃああなた何歳なの!?って言われた(^^)」と、お得意の自慢話をしていました(-。−;)母はよく外見若く見られるので、御歳71歳になりますが50代に見られると言っては喜んでいます。この類のことを言われると、必ず自慢します(-。−;)
手術の時間があと30分というところに迫ったところで、母はトイレに向かいました。手術を控えて導尿の管を入れられる、というので、何となく恥ずかしいからなるべく先に済ませてしまおう、と。
ただ未遂で終わり、トイレで看護士に捕まると、ベッドに戻されて導尿の処置。「先に出してしまうと管が入りにくくなるのでダメです」と言われ、ガッカリの母。導尿の結果おしっこは少しずつ出て袋に溜まっているのですが「何かずっと尿意がある」と違和感を口にしていました。
そしていよいよ手術の10分程前。看護士さんが「それでは手術室までご案内します」と車いすに乗せて母を手術室まで連れていきました。我々も並んで付いていきました。
すると、母が突然黙って私の右手をガッと掴んで、私の手のひらに何か堅さと柔らかさを併せ持つを置くと、そのまま私の手をぎゅっと握らせました。私は「突然なんだ!?万一の事態を想定して形見でも持たせたのか!?(××)」と思い、その手を広げて確認してみると・・・何とそれは母の入れ歯でした( ̄Д ̄;;
どうやら「手術前に金属類を全部外しておいてください」と言われたのに、入れ歯を外し忘れたことを思い出したようでした(;^_^Aそしてそれが恥ずかしかったので、黙って私に渡した様子。私はそのまま握っているのも気持ち悪かったので、一旦母の病室に走って戻って洗浄剤の中につけ込んでおきました( ̄Д ̄;;
・・・と笑い話的に綴っていられるのはここまで。ここから事態が急展開しました(つづく)